1. レッド・ドラゴン(2002)
大どんでん返しとはこの事だろうか。結構楽しめました。 レクター博士の能力を改めて実感させられるのが本作品。やはり博士は素晴らしいです。 内容も良かったですし、テンポも良かったです。最後の辺りはハラハラさせられますが、しかし何だかんだで『羊たちの沈黙』の緊張感は超えられてはいない。 ただ、本作品は非常に分かり易いですし、ハンニバル・レクターシリーズの中でも犯人に焦点をかなり当てているのが特徴的です。ともかく純粋に楽しめると思います。 因みにグロテスクな表現は本作品ではハンニバル・レクターシリーズの中でも控え目な方でしょうか。 [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2014-04-21 23:47:51) |
2. モンスター(2003)
シャーリーズ・セロンの体当たりとも言える素晴らしい演技は、正に殺人犯アイリーンそのもの。何回観ても、凄いとしか思えません。 殺人者のしての彼女の心情の変化、シルビーとの奇妙な共同生活。そして、彼女自身を作り上げた過去と現在。全てを上手く表現した内容だと思います。何よりも無駄が無い。 観る価値は非常に高いです。純粋にお勧めします。 [DVD(字幕)] 10点(2014-04-06 10:28:11) |
3. 太陽に恋して
題名の通り「太陽」がテーマの本作品。 登場人物たちが本当に滅茶苦茶で、無謀なことに何度も挑戦しながらも、 何とか目的地イスタンブールへ…。 それまでの過程についつい突っ込みを入れたくなる程、 本当に滑稽で楽しい作品です。世界観に入り込んでしまいます。 [DVD(字幕)] 9点(2014-04-05 22:12:17) |
4. アメリ
主人公の心理描写が良い。 この映画の場合、その描写が不思議と綺麗で独特なので面白い。 パリやフランスの文化を織り交ぜ表現しているのだろうか。観ていて楽しくなる。 妄想で世界を創り上げるアメリの世界観を、 豊富に表現しているこの映画は必見です。音楽も素晴らしい。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-04-03 23:24:41) |
5. グッバイ、レーニン!
ドイツ映画に馴染みの無い人にはお勧め。 ベルリンの壁の崩壊、そこから続々と西ドイツに入国するトラバント… そんなたった数ヶ月の激動の期間であっと言う間に変化した東ドイツ。 止める事のできない変化の中で、必死に母親の為にとっくに崩壊した東ドイツを装い、 誤魔化す主人公たちは観ていてとても面白いです。 [DVD(字幕)] 9点(2014-04-03 23:18:44) |
6. シカゴ(2002)
傑作映画の一つ。何よりも物語のテンポや内容が本当に素晴らしい。 皮肉を込めた「笑い」をダンスや歌などで表現しながら、 時には「死」「忘却」「裏切り」に対する登場人物たちの恐怖や 怒りといった表情も色々な形で見事に表現していると思う。 それらの心理的な描写は、最後に至るまで続くので、観ている側を全く飽きさせない。 また、各シーンで観られる舞台装置も本当に見事だ。 ミュージカル作品、そして、数ある映画作品の中でも特に観て欲しい作品の一つである。 [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2014-04-03 18:33:28) |