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かっぱ堰さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1299
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

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【製作国 : パナマ共和国 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  エスコバル 楽園の掟 《ネタバレ》 
南米コロンビアで麻薬王といわれたパブロ・エスコバルに関する映画である。さすがに現地では撮れなかったのか撮影場所は隣国パナマだった。税制優遇のインセンティブがあったとエンドクレジットに書いてあったが風俗や景観も似ているかと思われる。 映画の内容としては面白くなくもない。前半では平穏な導入部から徐々に不安が増していき、全体の半分に当たる転換点から危機感が一挙に高まって、後半のスリリングな展開を経て終幕に至る流れを作っている。娯楽映画としてはそれなりだった。  娯楽以外の面では、特に何かにいいたいことがあったかわからない。物語としてはカナダ人が主人公だろうが、その範囲内で麻薬王の人物像を描写しようとした感じもあって重点がはっきりしない。 麻薬王に関しては、いわばファミリーのような身内とそれ以外の境界をはっきりさせて内部の結束を高めていたようだが、状況によってその境界が大きく変わって来るので安心できないらしい。民衆の味方のように見せていてもその民衆を簡単に犠牲にしていたのは、要は自分本位で守る範囲を決めていただけということか。 また、麻薬王が神の存在を信じていたからにはキリスト教世界の住人なのは間違いないとしても、神からの見返りが少ないことに不満を感じて決別を宣言したらしい。いわば神さえも取引相手や抗争相手の扱いなのが不遜だという意味かも知れないが、それが実際の麻薬王に即した描写なのかはわからず、そうですかで終わりである。 カナダ人のドラマに関しては、最後にオチがついているが特に面白くない。最初に来た時の思いがちゃんと説明されていないようで、最後だけ適当に格好つけたようでもある。そもそも行く先々で若い女性に手を出す性癖が禍を招くのではないかということもあるわけだが、麻薬王の姪が可愛い人だったということは認める。  その他雑記として、カナダ人が派遣されたイトゥアンゴItuangoは山岳地域の標高千六百メートル程度の尾根上にある町で、市街地人口としては七千人くらいのようである。映画では、お宝の隠し場所へ向かう途中で町を遠望する場面があったが実際こういうイメージらしい。本物の町の様子をGoogleストリートビューで見ると(2013年10月)、小銃で武装した兵隊(国家警察?)が街角で警戒しているのが写っていてヤバさを感じさせる。コカの栽培が増えているとか車に爆弾がしかけられたとかで危険視されていた場所とのことだった。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-08-03 09:12:44)
2.  チャンス! メイドの逆襲 《ネタバレ》 
中米パナマのブラック・コメディである。汚い虫関係が嫌いな人や犬好きの人は見ない方がいい。 物語としては富裕層に虐げられた家政婦2人が反乱を起こす話になっている。復讐劇として期待するとすっきりしない終わり方だが、とりあえずの現状打破により、反乱を起こした側にも起こされた側にもそれなりの解放感があったということか(よくわからない)。 現地の実情として富裕層と貧困層の格差は大きいだろうが、それぞれにいいことも悪いことも起きるので、貧困層でもいいことが全くないわけではない。ただし一攫千金というより好機をつかんで生かすことが大事であって、そのために政治的自由や教育面での機会平等が確保された社会であってもらいたい、ということならわからなくはなかった。  以下その他雑記 ・撮影場所は主に首都パナマ市らしい。DVDと携帯電話があるので劇中年代は製作時点そのままと思われる。今どき白黒テレビかと思ったのは家政婦用(厨房に設置)であって、他は貧民街も含めて全部カラーのようだった。 ・原語ポスターでは「LOS TRAPOS SUCIOS SE LAVAN EN CASA」と副題のように書いてあるが、これは「汚いぼろは家で洗う=内輪の恥は人目にさらすな」という意味であり、日本でいう「家政婦は見た」的な性質もあったらしい。 ・夫の実父は貧困層から軍人として成りあがったが、米軍のパナマ侵攻(1989~90)の結果として軍隊が解散させられて失職したらしい。現在のパナマは隣国コスタリカと並んで軍隊のない国ということになっているが、政治面では軍事独裁から民政に移行したので夫も選挙に出られたということだ。 ・パキータという人物は隣国コロンビアからの出稼ぎらしい(演者もコロンビア人)。息子がゲリラ兵にされるというのが、当時まだ活動中だった「コロンビア革命軍」のせいだったとすれば、給料をもらうために大げさな話を作ったわけでもない。なお終盤に出ていたダリエンDARIENという地名は、現在はコロンビア方面から来る不法移民が通過していく国境地域として有名である。 ・「キャンディ」の末路はダニと同じだったという皮肉のようで、個人的には失笑させられた(うわーやりやがったーという感じ)。ちゃんとみんなで埋葬もしていたので心ない映画でもない。エンディングの最後には「この映画の製作中、動物は一切傷つけられませんでした。ダニを除いて。」(Ningún animal fue lastimado durante la realización de esta Pelicula, excepto las garrapatas.)と書いてあったので一応良心的だ。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-08-03 09:12:42)
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