1. ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男
《ネタバレ》 北欧映画らしい丁寧で落ちついた硬派な作り。 まるでドキュメンタリーを思わせるが、下の方も言っているように実際のシーンを使ったほうが良かったと思う。テニスの試合のシーンではどうしてもプレーに素人っぽさが出てしまっているため迫力に欠ける。かといってプロ並みの選手を出すのは似ていないとダメなので、いっそのこと本物の試合シーンを使ってほしかった。 個人的にはマッケンロー時代より前は見ておらず、ボルグへの思い入れもなかったので、悪童マッケンローファンとしては悪態をつくことでどんどん集中力を増していくイケイケの展開を期待していたのだが、実際にはボルグの内面の葛藤が大きく描かれるため霞んでしまっているのが残念。ボルグの妻も魅力的には見えなかったし(すぐに離婚しているのでこれでいいのかもしれないが)。 ボルグの悪態封印も、どうやってそれを身につけていったのかが詳しく描かれていない点もマイナス。しかし全体的にはよく作られていると思う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-07 18:08:01) |