1. 幸せになるためのイタリア語講座
《ネタバレ》 ふむふむ、「幸せになるためのイタリア語講座」とな?! 日本の配給会社は毎度毎度、小洒落た邦題をひねり出すもんだな~と感心するばかり。個人的にはこういう群像劇、どちらかといえばあまり好きなほうではありません。なのであまり期待せずに観たところ、なぜか意外に悪くなかったです。観終って自分でも「あれ、なんでだろう?」と不思議な気分になってしまった作品です。登場人物全てが善人ではなく、口の悪い元サッカー選手のハル・フィンみたいなああいうキャラも出てきたからかもしれません。ただ、彼みたいなキャラは嫌いだし観ててウンザリしますけどね。旅先で燃え上がるのは勝手だけれど、あんな路上でイタすのかよ(そんな裏通りってわけでもなく人が通りそうな・・・)って部分はいただけなかったです。なんなんでしょうねあのカップル。途中で仲違いしたかと思いきや突然何事もなかったかのように復活しましたが、ただお互いにああいうことをしたいだけの間柄なんでしょうか?解せなかったです。一方、ホテルのフロント係ヨーゲンと黒髪のジュリアの恋模様は見ていて心温まるし微笑ましかったです。最後はお決まりのスタッフロールではなく、スタッフの名を列ねた紙を重ねていく手法は洒落てました。 [地上波(字幕)] 6点(2007-09-02 05:57:23) |