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1.  レクイエム(2009) 《ネタバレ》 
これは掘り出し物。「復讐」と「赦し」という難しい問題を、決してありがちな美談としてまとめるのでも、サスペンタフルな復讐劇としてまとめるのでもなく、人間の深いところをきちんと描こうとしている。  ■兄を目の前で殺されたジョー。彼はずっと母親から「あなたは止められたはずなのに」と責められ続けてきた。一方、若気の至りで殺人を犯したアリスターも、見ていたジョーを忘れることが出来ず、罪に苛まれてきた。  ■TVっぽい和解劇は失敗に終わり、ジョーは復讐の方向へと動く。アリスターも殺されるであろうことは理解していた上で出向く。結局は格闘の末にある種の「怒り」はどこかに消え、ジョーは娘たちのために生きることで過去への「終わり」を告げる。  ■結局ジョーは「赦した」のではなく、ただ「終わった」つまり過ぎ去ったものとして忘れ去ることにしたというのは、いろいろと示唆的だし同時に現実的な気がした。人はいつまでも過去に生きることは出来ない。過去に縛られるのは現在に意味を見いだせていないからだ。ジョーは「現在」として「娘たち」を見出し、過去と決別する。過去は「忘れ去る(乗り越える)」ことによってしか克服できない、そのためには「今」を生きるしかない、そう言っているように思う。
[DVD(字幕)] 9点(2011-03-26 00:38:04)(良:2票)
2.  ブラディ・サンデー 《ネタバレ》 
■淡々と、しかしきちんと事件までに道のりをデモ隊・軍両方の立場から描いていく。偶然が絡み合い、悲劇が起こる。手ぶれカメラが臨場感を高め、実際に虐殺の現場にいるような感覚を引き起こす。  ■ただ、後日談で軍のことしか書いていなかったが、IRA側があの後どういう行動に出たのかはテロップでいいから流してほしかったなぁ。公平を期すという意味でも。  ■あと、この映画で流された「真実」が、どういう人の情報に基づいて作られているのかも気になった。おそらく(本篇にあった通りで)イギリス軍の公式発表とは異なるものなのだろうが、これが歴史家の定説ならいいけど、実際のところ何が起きたのかがわからない状況だったらこれを安易に信ずるのは、イギリス軍の発表を安易に信ずるのと同様に危ないのかもなぁ、と思ったり。
[DVD(字幕)] 5点(2010-02-23 23:40:45)
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