1. 哭声/コクソン
あけすけなグロ表現が愉快な作品なのだろうが、演者の熱演にかかっている比重が高すぎ。 何度も繰り返される忙しないゾンビ演技は単調で、役者の自意識とがんばりばかりが鼻について白けてしまう。 物語も初めから終わりまで行き当たりばったりの展開で論理性も求心力もなく、ダリオ・アルジェントの駄作を観るようだ。 こんな作品でも作り手の自己陶酔感が強く漂うのは韓国映画ならでは。 もっと自然でさりげない演出ができないものか。 [映画館(字幕)] 1点(2019-08-03 13:22:48) |