1. オールド・ボーイ(2003)
プロット的にはやや難点ありでしょうか。大筋としての発想の奇抜さには賛辞を贈りたいですが、細かなところで説明不足だったり論理的齟齬が生じていたりします。もう少し練られていればもっと秀作になり得た作品なのに、勿体無いなぁという気がします。でもまあ通して観ての印象は、悪くは無かったです。ただ、前半はいささかエキセントリックな作風を狙いすぎた感があって、取っ付きにくいかもしれません。ストーリー半ばからようやく話の筋が見えてきますが、勘の良い人なら同時に結末も見えてしまうかもしれません。私自身も、どの辺りかで「もしかしてそういうこと?」と薄々感づきました。 [DVD(字幕)] 7点(2005-06-11 02:30:31) |