41. 初恋のアルバム~人魚姫のいた島~
《ネタバレ》 このロマンチックな設定からかなり期待したんですが・・・結局、一番ドラマがあったのは主人公と若き母の初対面の部分であり、これではほとんど出オチに近いです。チョン・ドヨン演じるキャラに、両方を通じてあまり魅力が感じられなかったのも問題。なので、結末も予定調和に見えてしまいます。 [DVD(字幕)] 3点(2011-02-08 03:01:51) |
42. アメノナカノ青空
ありがちなパターンをつなぎあわせてそのまま作っちゃったという感じ。母親の関係で何とか工夫しようとした形跡は窺えますが、あまり機能していません。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-02-08 02:52:16) |
43. 夏物語(2006)
《ネタバレ》 普通に考えたら、取調中の裏切りの場面が最大の山場で、そのまま永遠の別れになったというのが常套手段なのだが、その後にわざわざもう1回くっつけて、駅でのシーンを持ってきているのが、強引で良いような気もするけど、やっぱり無理があると思う。欲張らずにどっちか1つに絞るべきでしたね。前半は、電気も来ていない田舎の風景はなかなか眼を奪いましたが、感情的な描写が不足していて、ただくっついただけになりかかっていたのが残念でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-01-01 21:45:14) |
44. 陽が西から昇ったら
《ネタバレ》 手紙のやりとりの中でいろんな感情が動いていく切ないラブロマンスかと思っていたのに、肝心の手紙の中身はほぼ関係ないじゃん!しかもほとんどは、何で入ってくるのか分からない野球とか審判関係のシーンばかりです。もちろん、この2人がどこでどうなったことによって最後に結びつくのかは全然分かりません。これはハズレの部類でした。 [DVD(字幕)] 2点(2010-01-16 23:27:06) |
45. 初雪の恋 ヴァージン・スノー
《ネタバレ》 序盤のところは、韓国のラブロマンスと日本のラブロマンスの違いが見事なくらい悪い方に作用しています。何であの2人がうまくいくのか、まったく説明も説得力もないですね。中盤以降も展開に何の工夫もありません。目標もポイントもなくずるずると最後まで続けているだけです。 [地上波(邦画)] 2点(2009-12-31 00:39:16) |
46. My Son あふれる想い
筋立てはともかく、画質が終始暗くて汚いのが気になった。心理描写は中盤まで凡庸なのだが、女友達への紹介のシーンと、駅のシーンに+1点。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-10-22 04:12:57) |
47. ピアノを弾く大統領
展開が最初から全部見えてしまうのは別にいいのだが、肝心の2人の会話のお粗末さは何とかならなかったのか。プロが書いた脚本とはとても思えません。どこかから引っ張ってきたやりとりを2段階くらい劣化させてつぎはぎさせた感じ。珍しく表情が綺麗に撮れているチェ・ジウのアップショットに3点。 [DVD(字幕)] 3点(2009-03-27 03:00:44) |
48. 誰にでも秘密がある
《ネタバレ》 最初見たときはつまらないと思っていたのですが、再見したらなぜか面白かった。ビョンホンのやることなすことが都合よくホイホイ決まっていくのが楽しい(まあ、それもラストの伏線なのですが)。三女がギャルっぽくて魅力なしなのはマイナスですが、チェ・ジウ姐さんの真面目っぽい雰囲気はいい感じですし、長女の人妻の色香と戸惑いもなかなか。あと、弟はまだしも弟の彼女はいらなかったんじゃないかと思いますが、ラストの一言をどうしても入れたかったんですかね。ただそれでも、弟パートはもう少し短くできたと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2008-04-02 00:26:58) |
49. 親切なクムジャさん
内容以前に、時系列も描写視点もぶれまくる乱雑な構成についていけませんでした。あんな表面上のテクニックだけに走ったような作り方をしていたら、復讐者の悲哀や孤独なんてまったく表現できないでしょうに。イ・ヨンエのごてごてメイクも、結局はインパクトを狙っただけで特段の効果はありませんでした。 [DVD(字幕)] 3点(2008-03-28 03:37:15) |
50. バンジージャンプする
《ネタバレ》 ビョンホンとウンジュが出ているという付加価値がなかったら、どうしようもなくなっちゃっていたのではないでしょうか。前半は平々凡々な内容でまったく食い足りないし、肝心の後半は、担任している男子高校生が彼女の生まれ変わりという超強引な設定をしているのであれば、もっと前半とのリンク率を高めるなり対象男子の描写を深めるなりして、観衆にとっても生まれ変わり説を確信させる程度の強力な工夫をしないとダメです。あと、邦題もやる気が感じられません。 [DVD(字幕)] 3点(2008-01-05 02:52:38) |
51. ホワイト・バレンタイン
冒頭の文通にしろ鳩のやりとりにしろ、そのエピソードがそのまんま映像化されているだけであって、なぜそうなっているのかも描写されてなければ、前後にもまったくつながっていない。つまり、魅力的な設定や魅力的なシーンをいろいろ考えついてそのまま並べただけであって、その中で登場人物が「動いていない」のです。それでは、作品として楽しむことはできません。タイトルの意味も、大分無理矢理ですね。 [DVD(字幕)] 5点(2007-07-30 01:03:30) |
52. スカーレットレター(2004)
《ネタバレ》 殺人事件と刑事の私生活とが、それぞれ謎を秘めながらじわじわ進んでいく雰囲気はなかなか良かったが、いつまで経っても両者が絡んでこないのは参った。トランクのシーンも必要性もなく引っ張りすぎで、ただ単にインパクトを与えたいだけの演出だったのではないかという印象が拭えない。イ・ウンジュの"Only When I Sleep"に+1点。本来、コアーズが可愛らしく歌うよりも、こういう気怠い歌い方の方が合う曲だったんですね。 [DVD(字幕)] 6点(2007-02-13 01:28:17) |
53. ホワイトクリスマス 恋しくて、逢いたくて
《ネタバレ》 終わってみればごく単純で、どうということもない話なのだが、変に手を拡げずに丁寧にコンパクトにまとめようとしているところに好感が持てる。加えて、回想系とか同一シーンの多角視点系には弱いので、そこでも点が甘くなってしまうのです。導入部が省略しすぎでちょっと分かりにくいのと、この邦題が難点。クリスマスはほとんど関係ないでしょ。 [DVD(字幕)] 7点(2006-12-24 04:19:40) |
54. 我が心のオルガン
年上の同僚女教師に憧れて、他方おませな小学生から憧れられる、なんて、いろいろひねれそうで面白そうな設定なのですが、関係の変化に何の工夫もないばかりか、後半の力技、というか滅茶苦茶な、というか考えるのを放棄したようないい加減な収束には唖然。邦題もほとんど中身と関係ありません。 [DVD(字幕)] 3点(2006-11-19 01:54:35) |
55. 春の日は過ぎゆく
《ネタバレ》 紹介文には「離婚歴があるがゆえのヒロインの心の揺れ」みたいなことが書いてあったような気がしたのですが、そんなものは最後までかけらも出てくることはなく、単に男女の出会いと交際と別れを淡々と描いた作品でした。それはそれでよいのですが、この内容ならば120分近くもいらなかったはず。90分台でまとめられると思います。台詞を極力削り取ったホ・ジノならではの世界は相変わらず良い。 [DVD(字幕)] 6点(2006-07-08 02:53:41) |
56. 火山高
学園アクションというジャンル(?)は、日本人はコミックで十分目が肥えています。こんなレベルの代物を見せてはいけません。というか、そもそも、まず、真面目に作れ。 [DVD(字幕)] 1点(2006-06-07 03:44:09) |
57. デイジー
《ネタバレ》 あらすじを聞いた時点でも、何がしたい作品なのかよく分からなかったが、見た後でも結局分からなかった。視点がまったく定まらない上にしつこすぎるナレーション、意思疎通の不足が見えすぎる呼吸の合わない演技、凝ったつもりでの不必要な設定(cf.ヒロインが喋れなくなるという展開)など、はっきりした欠点が多すぎる。チョン・ジヒョンもどうみてもミスキャスト。辛うじて、映像の色彩感覚の美しさに+1点。 [映画館(字幕)] 4点(2006-06-03 20:26:59) |
58. 連理の枝(2006)
《ネタバレ》 闘病系悲恋ものという分野について、誰もが思いつくような要素を最大公約数的にまとめただけのようなごく普通の作品。目新しさは当然皆無だし、それを超えるほどの登場人物のキャラクターや個性というものも感じられない。例の「秘密」も、話をひねるために無理矢理持ってきたような感じで、かえって逆効果。それにしても、チェ・ジウは若い頃の梶芽衣子にそっくり(篠ひろ子でも可)。 [映画館(字幕)] 5点(2006-04-24 02:23:16) |
59. 永遠の片想い
《ネタバレ》 邦題と設定だけでつかみはOKですが、それに加えてソン・イェジンとイ・ウンジュの麗しの微笑みが満載なのですから、悪くなるわけがありません。筋立ても適度に凝っていていい感じです(ところどころ都合良すぎなのは目をつぶって)。ただし、妹のサイドストーリーはどうみても不要だったと思うし、郵便配達人の不法侵入なんてのも、もう少し工夫のしようはあったと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2006-02-18 01:15:13) |
60. パイラン
《ネタバレ》 田舎の海辺の町の寒々とした光景がよく似合っている、切ないラブロマンスの秀作。ゴミ溜めのような(物質的にも精神的にも)生活を送っていた下っ端ヤクザが、顔も見ていない、すでに生きてもいない相手との関係を通じて段々と変わっていく過程が良い。チェ・ミンシクの演技は、挫折と敗北を繰り返してきた駄目人間を全身のオーラで表現していて、なかなか見事。また、写真、歯ブラシ、戸籍謄本といった小道具もなかなか効果的に機能している。難点としては、前半のチンピラ生活の描写がやたら長いことで、あれは15分もあれば表現可能だと思う。また、ヒロインが主人公に会いに行く場面はちょっと唐突(かえって、顔を合わせないことによって発生する切なさを減殺している)。 [DVD(字幕)] 8点(2006-01-29 03:20:20) |