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1.  息もできない 《ネタバレ》 
ヤン・イクチュン演ずるサンフンが実に素晴らしい・・口から出る言葉は汚い罵り、すぐ殴るしょーもない奴なのに愛すべき一面を垣間見せる顔つきと態度で感情移入しまくりでした。ヒロインのヨニ役のキム・コッピは幼さが残る女の子なのに乱暴なサンフンと堂々とやり合う度胸を持ち合わせていながら、精神的脆さも見え隠れするような絶妙な見せ方に魅了されます。他のキャラクターも適役として言いようがないハマりっぷりでした。映画全体としては暴力シーンが多いのに、基本は静かで地味ともいえる感じに見えますが物語の巧みな展開とキャラクター造形で他の映画にはない独特の魅力を確立していると思います。舞台となる坂の町は平面の町にはない独特の広がりと奥行きを見せて、それだけで味わい深さを感じます。そんな町に生活するサンフンとヨニはお互いの素性や過去を知らないまま交流を続け、家族問題に苛まれるとサンフンはヨニを呼び出して、ヨニも応じ家族のシーンではお互いに見せない穏やかなひと時が淡々と映し出される所は一見、微笑ましいですがヨニの家族の問題はヨニの弟がサンフンの仕事に絡む展開になり深刻化されているので、関係を何も知らないヨニとサンフンの姿に何と言えない切なさがあります。しかし物語を経てサンフンはヨニにすがり号泣しヨニも号泣し、お互いに心を許した事でサンフンに前向きな変化を見て物語は希望的なものに収束するかと思いきや・・サンフンの今までの暴力が取り返しの付かない連鎖に巻き込まれていた事を見せるあの瞬間はすべてを打ち砕き、どうしようもない気持ちにさせられました。しかしサンフンが寝そべる姿のショットが実に美しいのが参りました。そしてそれぞれの家族が何とか悲劇を乗り越え立ち直るかに見せた瞬間のラストシーン・・ヨニは自分の忌まわしき最悪の過去を新たに目撃しその中に弟がいてヨニは呆然と見つめる・・しかもその姿にサンフンの姿が重なり、すべてを悟ってしまった、あのラストシーンは確実に何かに蝕まれ、どんよりしているのに美しさも兼ねていて『うわぁ・・どうすりゃいいのよこの光景?』と困惑してしまい、どう感じたらいいのか分からなくなるくらい衝撃でした。終わっても頭の中では勝手にラストシーンと様々な画面が繰り返され脳内再上映状態になり、しばらくこの映画から離れません。その現象が私にとって『傑作』という証拠です。
[映画館(字幕)] 10点(2010-05-02 22:09:44)(良:3票)
2.  母なる証明 《ネタバレ》 
ポン・ジュノ監督ですから一筋縄所ではなかったですね。 冒頭から陰鬱なイヤ~な雰囲気が充満していて、『ポン・ジュノ映画を観ているな』と実感がすぐ湧きました。 母親が歩くシーン、息子が立っているシーン、さりげないシーン一つ取っても独特の空気感が醸し出されて魅了されます。 息子の無実を晴らすために執念の独自捜査を続ける姿は、凄まじい迫力。 後半になればなるほど、母親の顔はもはやホラーの域に達し恐い・・ 歯止めの効かない暴走装置と化したよう・・。 そして、事件の結末を過ぎた後、あのラストシーンの夕焼けの光で照らされる 狂気ともいえる母親のダンスは救いの無い迷宮に入り込んだやりきれなさが残り、 ズシーンと重くのしかかります・・エンディングクレジットが流れる間、色々頭の中でシーンが巡ってきて混沌とした気持ちになりますが、それすらも心地よさも感じる余韻でした。『疲れたけど・・もう一度、観たい』という結論になります。 もちろんサスペンス映画としても見応えは十分でそちらの方向でも面白く見ました。 どこかの国の映画みたいに的外れな美談でまとめず、容赦なく人間の膿をえぐり出したような、映画に全面的に支持したくなります。  
[映画館(字幕)] 9点(2009-11-08 16:44:18)
3.  グッド・バッド・ウィアード 《ネタバレ》 
確かに『続・夕陽のガンマン』(原題『THE GOOD THE BAD AND THE UGLY』)っぽい設定と展開ですが本作はより明解に作り上げた痛快アクション大作。オープニングから大陸感バリバリの列車大アクションに魅了されました。クライマックスの全員集合の砂漠大爆走アクションは『やりすぎ!見せすぎ!』と言いたくなるほどお腹一杯になりました(細かいギャグも忘れないのも好感)。そしてラストの主要三人の決闘は完全に『続・夕陽のガンマン』・・かっこよくない訳がございません。とことん客を楽しませるという奉仕に徹していると言いたくなります。キャラクターもそれぞれが魅力的でとてもよかったと思います。ライフル使いの寡黙な賞金稼ぎチョン・ウソン。冷酷で繊細さも垣間見える馬賊のボスという悪役を魅力的に演じたイ・ビョンホン。そして事実上の主役のソン・ガンホはギャグ・シーンはすべて彼が持っていき、愉快なタフガイを演じてそれぞれが最高と言いたいです・・・が・・・本作で一番、残念に思ったのは、この魅力的なキャラクター達が本作で上手く絡み合っているように見えなかった事です。結局、このキャラをどういう視点で見ていいか、物語での立場が分かりづらく終盤までそれを引きずってしまったせいでアクション・シーンも、あと半歩入り込めなかった部分がありました。そしてラストで暴かれるソン・ガンホのある秘密に関しては、それまでの伏線の見せ方が断片的過ぎてドンデン返しというほどのインパクトは感じられず、あってもなくても同じに見えました。変に凝らずにかつての仲間同士とか、簡単にした方がこの物語には合ってるのでは?色々、書きましたが韓国のアクション映画もハリウッド映画に対抗出来るほどの力量を十分に証明できてしまった作品だと思います。最終的には『面白い映画』という結論です。
[映画館(字幕)] 7点(2009-08-29 19:33:40)(良:2票)
4.  レッドクリフ Part I 《ネタバレ》 
各武将達の大見得バンバン切りまくり、有り得ない戦闘シーン続出、大仰な演出、迫り来る大合戦に向けての執拗なもったいぶらせ、トドメはクライマックス前にバサッと切って後編に乞ご期待!カーッいけずなジョン・ウー様。最高です。 トニー・レオンの冷静で温かみのある周瑜が素晴らしい。 金城武の不敵な微笑みを浮かべ何を考えているか分からない孔明も負けてはおらず 各役者陣の熱演で2時間半全く飽きずに没頭出来ました!とは言いながら恐らく コアな三国志ファンには食い足りないでしょうし、中盤の周瑜と小喬のラブシーン等は 蛇足でしたし、他に言いたい所もあるにはあるのですが 本編の熱さに比べれば些細なレベルです。 もう過剰なまでの大仰な仕上がりの本編ですが私はかなり好感を持てました。 前編だけで9点付けたい気分ですが完結していないので取り敢えず8点にします。 後編は来年四月・・待てないわ・・。 ジョン・ウー様、後編も面白いのお願いします。
[映画館(字幕)] 8点(2008-11-15 16:12:43)
5.  オールド・ボーイ(2003) 《ネタバレ》 
原作は少ししかまだ読んでいないので比較は出来ないですが この映画の登場人物の全身漲るドロドロの負のパワーといいましょうか終始、すごい毒気を覆われたようでクタクタになりました。 展開も殆どダレる事無くテンポ良く進みますが油断すると付いて行けなくなるくらいでした。 ラスト近くですべての真相が判明する下りのデスの狂ったような動揺ぶりは観てる方も頭がゴチャゴチャになるくらい凄まじく揺さぶられました。 エンディングは原作者の土屋氏が言われた通り全くハッピーエンドには見えず。 これからも緩やかに苦しみが続くのだろういう予感が伝わりました。 そして毎回、思う事ですが韓国の役者はなんて顔がいいのだろうか・・主役のチェ・ミンシクの彫りの深くギラッとした凄まじい眼光にあの壮絶な演技が加わってしまい、もう日本のにわか役者どもでは太刀打ち不可能です。敵役のユ・ジテの冷酷と狂気が静かに伝わり、笑顔も恐ろしかったです。ミド役のカン・ヘジョンは可愛らしい上、体当たりの熱演で全く主役と同等の存在感を保ち見事でした。仮に日本でオールドボーイが作られたら三流Vシネにウブ毛が生えたような出来にしかならなかったのでは?・・はぁ・・ 
8点(2004-11-07 15:24:08)
6.  シルミド/SILMIDO 《ネタバレ》 
冒頭から任務に向かうシーンまではとてもテンポも良くグイグイ引き込まれていきましたが、任務中止で島で待機してる所からテンポが悪くなり冗長に感じました。上からの部隊抹殺命令を知って684部隊が蜂起する所は何かあっけなく思えました。中盤のダラダラの部分は省いてもっと蜂起に至るまでの部隊員のそれぞれの葛藤、苦悩をもっと丁寧に描けば激しい銃撃戦やラストの自爆がより悲壮感が強まりもっと私の胸に迫っていたかもしれません。あと後半で特に見られた大仰な演出と音楽の連続で逆に一歩引いてしまいました。色々と惜しい一作ですが俳優さん達の迫真の熱演に+1点。
7点(2004-06-27 13:08:11)
7.  殺人の追憶
韓国映画は初鑑賞なので韓国の文化とか街並み、当時の社会の状況とかそれだけでも新鮮でしたが肝心の本編も最後まで画面に釘漬け状態で本当に久々の「面白い」サスペンス観られて大満足!役者達の演技はもちろんですがそれぞれの顔立ちも絶品です。思い付きと思い込み(?)で犯人を追うソン・ガンホの濃い刑事役はくどくもなくむしろ痛快さえ感じるキャラです。それと対照的な冷静に事件を推理する刑事のキム・サンギョンのソ刑事が後半につれ感情を剥き出しにしていつの間にかキャラ位置がソン・ガンホと入れ替わっているあたりも面白かったです。無毛症の銭湯の調査とか霊媒師に依頼したりとクスッと笑えるシーンもいくつか用意されたり畳み掛けるように出てくる事件の新事実(憶測もアリ)、何人かの容疑者のエピソードで全くダレる事ありません。エンデイングもしっかり後を引く演出が用意されていて秀逸。これを観終わってまず思った一言「日本もこれくらい面白いサスペンス映画を作れよぉ」
9点(2004-05-02 14:09:58)(良:2票)
8.  殺し屋1
どうも三池演出は肌に合わないのか映画版はイマイチついていけないです。ラストのオチも私には理解不能でした・・グロテスクなイチの惨殺、舌詰め、拷問等の残酷シーンもあそこまでくると平気で見れてしまいましたむしろ女の乳首をナイフでスパッと切るシーンとかが一番痛々しく感じました
5点(2003-08-17 11:55:17)
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