1. シュリ
この監督さんはハリウッドのアクション映画が好きなんだなあ、というのが最初の感想でした。人の成長は模倣することから始まるわけですからパクったっていいじゃない。みなぎるパワーを感じます。ただねえ、主演のハン・ソッキュがこういう役をやるにはあまりにも地味なのだ!華がないしあの体格で警察の特殊部隊みたいな役は無理がある。らしく見えないもん。他にいなかったのかしら。この人、韓国ではスーパースターらしいけどそこがよくわかんないわ。こういった映画は主演俳優の魅力が重要だと思うし、ストーリーや展開に少々無理があってもスターの魅力で見せてしまい「もう~あの人がかっこいいから許す!」となることがよくあるものです。私としては北の隊長みたいな人。あの俳優の方が魅力的でした。 いろんなシーンで熱帯魚の水槽が効果的に使われてましたね。人物描写のエピソードなどまだまだ垢抜けないし、所々こそばゆくなるようなワザとらしさは否めないし、色気も足りない。濡れ場が足りないということではなくて、感覚的に俳優にも作品にもセックス・アピールが足りないということです。これからどんどん洗練されていくのでしょうけどね。ここまで言いたい放題書きましたが、個人的には韓国映画はちょっと苦手です。でもこの作品、アクションものとしては日本映画よりずっと見ごたえあるのは確かです。 5点(2003-11-29 22:28:00) |