2. 私の頭の中の消しゴム
やはりその後を描かなければ本当の愛の物語にならないだろうという事は皆さん書いているが、確かにその通りだと思う。しかし本当にその部分に重点を置くのならば、それはもういっそドキュメンタリータッチの物語にした方が良いと思う。それはそれで美しい主役2人が目立ってしまうだろうが。愛の形は沢山あるが、これはいかにもラブストーリーって言うか恋愛のテイストで行こうって事なんだろうと思う。しかし製作者がそのことを考えていないのならば残念だ。単にアルツハイマーと言う病の、人格を失ってゆくという特性に目をつけただけであれば(それを知るすべは無いが)舐めてるとしかいいようがない。分かっているのならば余計にそういう部分を多く描いて欲しかった。内容に関しては、恋愛映画として観た。ストーリーも良いと思う。個人的にはスジンの上司を殴るシーンは特に抵抗が無かったし、手紙を読むシーンは泣きそうになった。ソン・イェジンは可愛いし、ウソンはカッコイイね。何より他の登場人物をおいて二人の幸せな世界を作り出していた雰囲気が好きで、そして崩れ去ろうとする様が何より悲しい。 [地上波(吹替)] 6点(2007-01-17 18:07:19) |