1. 今、このままがいい
《ネタバレ》 えぇぇぇ~って感じ。 オチが結構、衝撃でした・・・ 観た方は、結末を語らぬように・・・みたいな。 もうちょい妹の父親が何故そうなったのか辺りを掘り下げて描かれていたら、もっとドラマに厚みが出たんじゃないかと。 オチを知ってから観返すと、明るいけどズボラで大雑把に見えた姉が、実は妹に対して寛容で懐の深い姉さんだったんだなと思える。 本当に寂しかったのは姉の方だったろうに・・・ まぁ~大切な人は、気付かないけどすぐ傍にいて見守っているもんですよってことですかね。 [インターネット(字幕)] 6点(2012-03-11 03:46:41) |
2. 八月のクリスマス(1998)
《ネタバレ》 余計な説明もなくドラマチックな展開がある訳でもなく淡々と話が進んでいくのだが、何故か不思議と引き込まれる。 笑顔に隠された、実にピュアな“オジサン”の切ない物語でした。 状況は違えど、思春期の頃とかに想いを寄せていても告白出来ないで終わった淡い恋心みたいな感じ。 自分の運命を受け入れつつ笑顔でいられる力強い姿と、最後の写真になるであろう自分の写真を撮るシーンにぐっときました。 [インターネット(字幕)] 7点(2012-03-08 15:08:08) |
3. JSA
《ネタバレ》 じゃれ合っている4人が微笑ましい。 唾の吐き合いや影が境界線を越えてるなんてとこは、小学生の頃に机の中央に線を引いて此処からこっちに入っちゃダメと隣の子とやり合うみたいで・・・ でも現実は、そんな甘い38度線ではないんですよね。 嘗ての東西ドイツみたいに壁がある訳でもないのに、壁以上に隔たりがある。 同じ民族なのに何とかならんものかね~なんて考えさせられる映画でした。 個人的には、中監委の女性はいらないと思いました。 この映画に華を添える必要は全くないし、男の友情物語でしょ。 [インターネット(字幕)] 5点(2012-01-31 15:04:26)(良:1票) |
4. シュリ
《ネタバレ》 序盤とラストでは全く別物ではと思わせる映画。 それだけアクションと恋愛を上手く織り交ぜて良く纏めていると思う。 南北問題も頭では解っているつもり?でも、映画のセリフで『北は餓死しているのに、南は酔って嘔吐している』なんて言わせてしまうあたり感心してしまいました。 ただアクションは確かに派手だけどリアリティはない(あれだけドンパチして、まだ生きているのかよ・・・と) でもラストが好きなんですよ・・・ ヒロインの妹に会いに行って『姉さんは箸の使い方が下手で・・・』なんてところは中盤に伏線があってジーンと。 このラストシーンで映画自体が全て良いような錯覚に囚われてしまいました。 [インターネット(字幕)] 6点(2012-01-29 13:05:18)(良:1票) |
5. 息もできない
《ネタバレ》 スゴい映画を観てしまったな・・・という印象。 方法は間違えているけど、暴力は彼(サンフン)にとって生きている証し・・・もっと言えば愛情の裏返しだったのではなかろうか・・・と。 だから、殺してやると意気込んで父の所に行った際、自ら命を絶とうとしてグッタリしている父の姿を見た時、何してくれてんだよ、死んだら俺の気持ちのぶつけよう、持って行きようがないだろ・・・てな感じで、背負って病院へ行くという逆の行為へ。 漢江で少女(ヨニ)の膝枕で泣くシーンは、自然と涙してしまいました。 途中『人を殴る野郎は、自分は殴られないと思っている・・・でも痛い目に遭う日がくる、そのサイテーの日が今日で、殴るのもサイテーの奴だ』と言って女を殴っていた男に対して言うセリフがあるが、サンフン自身にその言葉が降りかかってくるのは、甥っ子の学芸会に行く日に訪れるという最大の因果・・・ 終盤、皆が笑顔で焼肉を食べているシーンが暴力ばかりだった此までとの対比で物凄く平和で暖かみを感じました。 悲しいかな、その輪の中にサンフンは居なかったのだけれど・・・ そしてラスト、街中で暴れる弟にサンフンを見てしまうヨニ・・・ その時のヨニの何とも言えない表情が深く印象に残りました。 [インターネット(字幕)] 8点(2012-01-06 14:29:03) |
6. 猟奇的な彼女
《ネタバレ》 偶然ではなく必然・・・とよく言うけど、 それは終盤、老人が語る『運命というのは努力した人に、偶然という橋を架けてくれる』という言葉あってのものだなと。 序盤ドタバタで、どう収拾つけるのだろうと思って観ていたのですが・・・ スンマセン、ラスト号泣してしまいました。 年とると涙もろくなって・・・ もっと早く観ていればと思える良作でした。 [インターネット(字幕)] 9点(2011-02-23 03:55:59) |