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鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2598
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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1.  12人の怒れる男(2007) 《ネタバレ》 
まず最初に言っておきたいことは、この作品は、1957年のアメリカ映画の名作「十二人の怒れる男」のリメイクであり、しかし同時に、ロシア映画としてのオリジナルであるということだ。  それは、同じ「素材」を元に映画を作ったとしても、制作される“国”と“時代”が違えば、これほどまでに“異質”な映画となるということを、雄弁に物語る。  安易に評決が出ると思われた或る殺人事件。陪審員として集められた名も無い12人の男たち。それぞれが個性的な人格と、思想を持ち、審理は思わぬ方向へ混沌としていく。 その様自体は、オリジナルに即したものであるが、集められた12人が、あらゆる民族の集合体である現代の“ロシア人”であることで、オリジナルにはない別のタイプの深みへと突き進んでいき、とても興味深かった。  特に関心が引かれたことは、あまり馴染みの無い“ロシア人”自体の気質だった。 基本的には感情を押し殺し、突如として感情を爆発させる様は、ロシアという国に生きる人間の本質的なプライドと、ある意味での“危うさ”を感じた。  僕自身が、もう少し現代のロシア事情に精通していれば、それぞれの独白のエピソードに対しもっと真実味を感じることができただろうと思う。  そのロシアという国の社会性と国民性を全面に押し出したからこそ、辿り着く結末には、オリジナルを観ていたからこ味わえる良い意味での裏切りがあった。  単純に1957年のアメリカ映画に対する面白さを比較するのではなく、現代のロシア社会を描いた一つのオリジナル作品として、堪能するべき上質の映画だ。 
[DVD(字幕)] 8点(2009-02-07 10:00:29)
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