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オオカミさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1070
性別 男性
ホームページ http://vvolf.exblog.jp/5301623
年齢 22歳
自己紹介     <2016年03月03日21時58分JST版>68

1) レビューに関して:
☆ 4点以下は評価対象外、平均点は7と考えてます。
☆ 未見の映画については、基本的に余計な情報を入れないために他の御方のレビューを拝見せずレビューを書くため意見の重複などもあると思いますが、本人はオリジナルレビューのつもりでおります。

2) 観る・観ない映画のジャンル:
好きなのは、戦争映画、アクション、歴史もの、コメディ、SF、ファンタジー、動物もの、ホラー、アニメなどなど。最近の邦画実写もの、芸術色の強い(といわれる)ものなどはあまり観ません。

3) ひとこと:(2016-03-03)
星戦争は好いぞ!

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1.  おろしや国酔夢譚
邦画の場合、どうしても予算の都合などで、特撮や海外ロケ、衣装代などに制限が出てしまうので、江戸時代の風俗やロシアの宮廷などにちゃちさが出てしまうのはしょうがないんでしょうね。その分、ドラマ性があればまだ好いのですが、感動を与えるかどうかとなると、ちょっと物足りないというのが実感です。人肉を食べるというシーンはCMでも散々やっていたので、さすがに緊張感がありますが、光太夫がサンクトペテルブルクまで行ってエカテリーナ女帝に面会し、日本に帰国するまでのストーリーがどうしても薄っぺらになってしまうのは仕方ないことでしょう。だって、何十年ものできごとを、たったの数時間であらわそうとするのに無理がありますよね。でも、この映画の題材になった光太夫のように、当時は海外に漂流した漁民が、その後の日本と外国との関係に大きな影響を与えたという歴史的事実は興味深いものがありますね。語学辞書の編纂など、何も知らないところからはじめるわけですから、その努力には頭が下がります。光太夫のように有名な歴史上の人物なら映画になるのでしょうが、個人的には、薩摩の漁民だったゴンザとソウザの話の方がもっと興味深いものがありますね。ゴンザのデスマスクだかなんだかが今もロシアにありますね。世界最初の「露日辞典」の作者になったソウザですが、その翻訳される日本語が薩摩弁というのも大変興味深いです。光太夫に興味を持った方は、ぜひソウザのエピソードも調べてください。楽しめますよ。
6点(2004-03-12 22:28:33)
2.  イースト/ウエスト 遥かなる祖国
この映画を観るまで、第二次世界大戦後のソ連に移住した人々がどういう生活をしていたかなんて、まったく考えもしませんでした。主人公アレクセイは戦争中フランスに亡命していたのですが、妻マリーを伴い、夢と希望を持ってソ連に帰国します。船で到着した早々、彼らは現実に直面します。裏切り者の処刑が目の前で行われていたのです。やがて夫は共産党の医者として要職に就きますが、妻は今までとまったく違う生活にとまどい、ひとりの青年と不倫関係になってしまいます。夫も近所の女性と不倫関係になり、家庭崩壊の様相を呈するようになります。ところが、アレクセイは密かに、妻と子供をソ連から亡命させることを考えていたのです。今のままでは彼らは不幸なままだ。自分が仕事に打ち込む余り、ひとりぼっちの妻はああいうことになってしまった。そう考えていたからです。カトリーヌ・ドヌーヴ演じる大物女優が、ある日慰問を兼ねてソ連を訪れます。アレクセイは密かに彼女に亡命の手助けを頼み、長年の準備期間を経て、ある日彼ら家族はソ連からの脱出を試みるのですが、あろうことか、アレクセイは故国に残ることを決意し、妻と子だけをドヌーヴに託すことにします。サイドストーリーとして、マリーと不倫関係にあった青年サーシャの水泳選手としての活躍と、泳いで亡命するという話があります。映画初出演のセルゲイ・ボドロフ・Jrが何事にも一生懸命な青年を演じています。大女優として貫禄の演技のドヌーヴ、美しい人妻マリー役のサンドリーヌ・ボネール、寡黙ながら家族の幸せを願い、自分を犠牲にするアレクセイ役のオレグ・メンシコフなど、それぞれがなかなかはまり役だと思います。自分のせいで、ソ連に連れてきた家族が不幸になってしまった事に対するアレクセイの後悔の気持ちが痛いほどわかります。不倫という難点はありますが、実は家族愛、夫婦愛がテーマになった佳作だと思います。
8点(2003-11-20 04:41:47)(良:1票)
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