1. 単騎、千里を走る。
誠に申し訳ないが、かなり消化不良の感じが強いです。高倉健さんのファンの為の映画という解釈をされる方もいらっしゃったが、だとしたら健さんの映画をあまり見て来なかった私はつまらないと感じて然るべきだったのでしょうか。「八甲田山」や「鉄道員」「ブラックレイン」などは見てますが、それ以上の作品を見てなかった人は楽しめない映画では疑問に感じます。健さんの不器用さを売りとはいえ、あまりにも間延びしすぎた脚本や話運び。なにか感じるものがあればよかったのだが、残念ながら最後までそれは感じませんでした。退屈な映画でした。 [DVD(邦画)] 5点(2006-10-25 18:30:35) |
2. PROMISE プロミス
支離滅裂な内容ですねー。でも、点数は確かに低くつけてしまいましたが、これがなかなか面白い部分もありまして、変り種の映画を求めている人には案外お勧めかもしれません。ちなみに様々な箇所で日本のTVゲームやアニメの影響を感じ取れる設定があった様に思います。かなり気になるのが子役たちの、なんというか、作られ過ぎた演技が鼻につきます。徹底的な英才教育的に訓練されている演技がどうもよくない。画一的なんです。これが無かったらもう少し好意的に評価できたかもと思います。 [DVD(字幕)] 4点(2006-08-10 01:38:01) |
3. 2046
久しぶりに失敗作らしい失敗作を拝見しました。キャスト目当てでもない限りは、観る価値はほとんどないでしょう。ストーリーがつまらなくて、鑑賞後は本当に疲れました。 [DVD(字幕)] 2点(2006-05-22 01:09:17) |
4. LOVERS
やっぱりこの監督の作品は「映画」というより、どうしても「PV映画」になっちゃいますね。内容うんぬんよりも、とにかくきれいな映像と、研ぎ澄まされた中華風アクションをいかに凄く見せるかに重点が置かれていると感じます。気になる点は、その素晴らしい中国の美しい自然の数々なのですが、別に映像に手を加えなくても充分にきれいなのに、変に色彩に手を加えるので不自然な風景になってしまっている。文化の違いなのかもしれないが、日本人の私としては映像に手を加えない中国の美しい自然の映像を見たかった。少々残念に感じる。ちなみに先に内容は無いかのように書きましたが、過去のグリーン~や、ヒーローに比べるとまだ分かりやすいストーリーになっていて、複雑な3人の男女間の感情が切なくて、けっこう良かったと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-02 02:18:47) |
5. MUSA-武士-
日本ではこういう映画を作るのは、つくづく難しいと感じてしまった映画。中国でロケしてるようですが、背景が完全に自然で、中世を舞台にした作品作りにおいて致命的な、近代的人工物が全く無い環境で映画作りができる。この差は非常に大きいと感じました。うーん、うらやましい。役者の演技も魂がこもっていて素晴らしかった。セットや小物も非常に凝っていてよかったと思います。あえて苦言を呈すれば、朝鮮(高麗)、漢族、モンゴル軍の区別が非常に分かり難い。言葉もかなりごちゃ混ぜにしていたので、物語の背景の読み取りが非常に難しかった。そうなるとやはり戦のシーンで乱戦になるとどっちがどっちだか判らなくなってしまう事が多かった。あと脚本がもう少し良ければ、かなりの大作として評価されていただろう事を思うと、やはり惜しい。 6点(2004-09-04 03:24:13)(良:1票) |
6. HERO(2002)
今回ではっきりしました。私はやっぱり基本的に、「ワイヤーアクション」が入ると醒めるタイプのようです。ワイヤーアクションそのものは、全否定こそしませんが、こればかりは好みの問題のようです。だからマトリックスも私としてはいまいちだったのでしょうね(ただしマトリックスはワイヤーアクションの設定が許せる世界観になってるのでまだマシなのだが)。なので、グリーンディスティニーの時もそうでしたが、ただでさえ醒めやすいワイヤーアクション剣舞を繰り返し見せられると、それだけで私は疲れてしまいました。既に述べた方もいますが、もうそろそろワイヤーアクションに頼った映画は発想を変えないといけない時期に来ていると思います。最近見た、正統派アクションのラストサムライを観た後では、剣技一つとっても本物感や重厚感に決定的に違いがあると思います。さて、アクション中心に感想を述べましたが、PVばりの綺麗な映像や独特の世界観や美術は中々いいと思いました。物語や演出に不満も多いですが、「天下」を述べるあたりのくだりは私も良かったと感じました。なにはともあれ、1回観れば私的にはもうお腹いっぱいなので、2回目は観る事はなさそうな映画でした。 4点(2004-01-31 01:04:22) |
7. グリーン・デスティニー
なぜ飛べる?なぜ柳の上に止まれる?なぜそんなにカンカン剣を唸らせながら戦っている?そんなの戦いか?と、ま~普通はこんな突っ込みなんかしないのですが(笑)、突っ込まざるを得ないほどによく飛びまくる映画でしたね。これは古代SF中華映画だったんだという認識がないと、頭が混乱しますぜ。せめて、「なぜ飛べるか」の意味付けか、説明がないと凄く変な感じです。 4点(2003-06-06 03:59:27) |
8. 始皇帝暗殺
意気込みはよかったと思うのですが、もう少しストーリーを丁寧に作ってればよかったと思います。映像はなかなかよかったんじゃないかと。全体的に中途半端さが目立ってしまい、ちょっと勿体無い映画ですね。せっかく壮大な設定なんですが・・・ 5点(2003-06-06 01:38:10) |
9. ラストエンペラー
歴史モノ映画大好きの私ですが、これはがっかりした。当時の時代背景や政治状況はある程度把握していても、皇帝溥儀の苦悩が何か凄くわかりにくくしてあって、感情移入ができない。とにかく「間」が長くて、かなり辟易した。芸術作品としては認めますが、この映画は「名作」の部類には入りません。ちなみに坂本龍一氏の大ファンである私もアカデミー賞を取ってくれた事には当時は興奮して、本当に嬉しかったです。エコ贔屓的なコメントになってしまいましたが、実際これくらいにしか感じなかった映画です。 5点(2002-12-18 21:32:50) |