1. ガメラ 大怪獣空中決戦
誤解と反論覚悟で言うが,この「ガメラ」シリーズは,邦画史に残るべき傑作である。子どものころ,父親にさんざんねだって連れていってもらった「ガメラ対ギャオス」にも当時えらく興奮した記憶があるが,最近見たら,空自のF104Jがギャオスの超音波光線(無茶苦茶な言葉だが)を浴びて綺麗に2つになったなど,さすがに特撮は時代がかっていたが,さすがに30年後の本作は凄い。飛行するガメラに対してスクランブルに上がったF15Jのかっこよさ!これは絶対に戦争映画だ,と思った。邦画で,これ程までにメカニカルな素材で興奮させる映画が果たして他にどれ程有ろうか。 9点(2001-10-26 20:06:58) |
2. ガメラ2 レギオン襲来
大森一樹の「ゴジラ」にえらい失望させられたので,どうせこんな映画,と思って見たらえれー面白かった。30数年前の戦争映画を見たときのような妙な興奮があった。然るに,ガメラは人類の味方というよりそれらを含んだ地球環境全体の味方なんだな。うん。 9点(2001-08-18 21:20:16) |
3. 帰ってきたドラえもん
12/31以降にReviewが集中していますね。かく言う私も大晦日に録画して,年が明けた本日,久々に子どもと見ました。「なつかしのアニメ名場面集」とかでも何度となく放送されていて,確かに題名からしてネタもバレバレだし再構成ものなんですけど,やはりこれは「のび太の鉄人兵団」と並ぶシリーズ中の傑作ですね。↓皆さん仰るように,のび太とドラえもんの絆を改めて認識しますし,倒れつつも頑張るのび太の姿に対して,不覚にもぐっときたりもする。ただ,蛇足ながらTVも映画も25周年,ということでしたが,30年程前の昭和48(1973)年,日曜7時から2,3ヵ月「ドラえもん」が放送されたものの,今では全く考えられないことに見事にはずしてしまい,そのまま打ち切りになった,という事実があります。以上失礼しました・・。 8点(2004-01-03 19:34:27) |
4. 風の谷のナウシカ
84年作品というから「ラピュタ」の2年前,「カリオストロの城」の5年後。宮崎監督の長編劇場オリジナルとしては初めての作品では?導入の混沌とした描写がよくわからんぞ,と思っているうちにいつの間にか,作中に引っ張り込まれていた感じ。恐るべし宮崎マジック,と当時感じた。以降私にとってジブリの作品は,特別な存在となっていったのだが,残念なことに,近年は?という作品も多くなってきた。 8点(2001-12-31 20:45:42) |
5. ガメラ3 邪神<イリス>覚醒
新ガメラシリーズを賛美してきた私にとって,この3作目は,評価の難しい作品となった。バラバラに砕け散っていく新しい京都駅のシーンなど,息を飲むような緊迫感とリアリティに溢れた映像だったし,ストーリーも悪くないと思った。では何か゜・・・?1と2で覚えた,昔の戦争映画を見たときのようなあの興奮が感じられなかったのは何故なのだろう。次作に期待・・・。 7点(2001-11-01 22:59:41) |
6. ガメラ対大悪獣ギロン
私も子どもの頃,大映の「ガメラ」,東宝の「ゴジラ」の夏休みや冬休みの公開を楽しみにしていて見たクチですが,今思うに,本作の60年代後半あたりになってしまうと,ガメラもゴジラもただの正義の(否人類の)味方になってしまったような気がして,今となってはそれが不満です。おそらく「ウルトラマン」シリーズの影響もあったのでしょうが,それ以上に子ども向けを意識しすぎたような気がしてなりません。その点,新しい「平成ガメラ」シリーズは,ガメラ自体がそこまで成り下がっていないので,個人的にお薦めです(但し3は今ふたつ)。それから,↓確かに「大悪獣」というネーミングと,どう見ても頭部が出刃包丁のギロンのデザイン,確かに陳腐を通り越しています。 5点(2003-02-09 15:36:28) |
7. 影武者
うーん,色彩的な美しさを見事,と評する人たちは当時から私の周りに多かったけれども,彼等は皆口々に,「何と言っても黒澤だから」と言っていたっけ。世界の黒澤の名が,ブランド・バリューと化していったのもこのあたりから,と思っている。どうも,私には視覚のみに偏重してしまったような印象が拭いきれず,これが黒澤??,と首を傾げた作品となった。それにしても「春の祭典」はともかく,いくら武田騎馬隊だからといって「軽騎兵」はないだろう。音楽担当者のセンスを疑ってしまった。 5点(2002-12-22 20:26:20) |
8. がんばれ!!タブチくん!! あゝツッパリ人生
《ネタバレ》 私は何と封切り見ました(笑)。同時上映は何と「レイズ・ザ・タイタニック」。お互いどうでも良い存在だったのでしょうね,それにしても,あまりに扱いが低いと思いませんか・・・。さて,野球四コマ漫画の草分け的な存在であるいしいひさいち御大の「タブチくん」がブレイクしたのが78年でしたから,3年の間に3本も劇場用アニメーションが作られたんですね。思えば,前年の江川問題や西武ライオンズ誕生,ロッテの川崎球場移転から,同年の長嶋監督解任劇と王選手の引退等,今考えるとプロ野球大激震の年だったのですね。そうした背景が,いしい御大の人気に繋がったのかもしれません。一番笑ったのは,タブチくんが西武の監督にヒロオカさんがなるかもしれない,という噂を聞き,ヒロオカさんの顔真似をするシーンでしょうか(2年後現実になったのはたまげた)。あと,80年ということもあって,ミヤザキヨシコちゃんが出でいたのもご愛敬。個人的には,やはりキャラではナカハタ,ヤスダにネモト監督がが好きでしたね。「オオヤくん,オオヤくん,魔球考えたんだ」と宴会芸でやって顰蹙を買った私です・・。ま,個人的にはいしい御大の映像作品でしたら,翌年TVでやっていた「おじゃまんが山田くん」が好きですね。今朝日新聞連載中の「ののちゃん」(と言うか「となりの山田くん」)もいまふたつなんで・・・。 3点(2003-12-31 21:35:29) |
9. 課長 島耕作
俊ちゃんが・・・。私も弘兼氏の作品は好きなので見たのですが,島耕作との共通点は,好き者だってことだけかな・・・・・。 2点(2002-02-15 20:33:03) |