1. 九十歳。何がめでたい
年齢的なしんどさを感じさせない原作者にそれを演じるヒロイン。 エンドロールの実写真が嘘っぽさを取っ払った痛快な人生を引き立ててくれます。 とかく悲観的になりがちな人生の終盤もそれほど捨てたもんじゃないと勘違いさせてくれるような映画でした。 [映画館(邦画)] 8点(2024-07-03 09:31:08) |
2. キネマの神様
《ネタバレ》 二人で一役の「ゴウ」に「淑子」に「テラシン」、洋次郎→稔侍がギャップなく一番自然でした。 心に刺さるのは原作の方が優っていましたが、「歩」のセリフにグッときたり東村山音頭にウッとなったり、卒寿を迎えられた偉大な監督には人生100年時代の昨今更なる新作を期待しちゃいます。 いい味が出ているジュリーには申し訳ないですがやっぱり志村けんバージョンが観たかったのと、個人的には思わず感情移入してしまう寺島しのぶが一番光っていました。 [映画館(邦画)] 7点(2021-09-28 16:11:26) |
3. 記憶にございません!
記憶なくして性格豹変という設定がいかにも安直ですが、作品自体は記憶に残ると思います。 [地上波(邦画)] 5点(2021-01-10 21:36:20) |
4. 今日も嫌がらせ弁当
映画の中身は普通だけどムカついて作り続ける弁当の中味は素晴らしい! 無類の愛は凄い! [地上波(邦画)] 5点(2020-08-10 14:13:02) |
5. キネマの天地
蒲田行進曲にキャストの顔ぶれ、それだけで楽しい映画です。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-12-24 21:30:10) |
6. 君の膵臓をたべたい(2017)
《ネタバレ》 12年後の「僕」ですか、原作にはなかったんですが、この二人の「僕」のキャスティング、特にツラが原作を読んだ時のイメージにイマイチ合いません。映像から受ける印象の方が勝ってしまうので、現実感の乏しさは原作以上でしたが、ヒロインの死期が迫っている切なさはしっかりと伝わってきます。「僕」が耐えに耐えてヒロインの母親の前で号泣するシーンには思わず涙ですが、最後の結婚式場でのヒロインの親友だった女性とのやり取りは随分野暮ったいものでした。 [地上波(邦画)] 7点(2018-08-21 23:32:21) |
7. 岸辺の旅
フランス的視点が乏しいのか持って回ったようなお話に居心地の悪さがつきまといます。陳腐な設定も細部がアバウトで、見終わった後に思わず「だから?」とか「それで?」とか言いたくなるような映画です。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2018-05-12 23:08:55) |
8. 君の名は。(2016)
機内で飲みながら見たので途中で寝てしまい3回目でやっと完全観賞。大きなスクリーンで見るべき映画だとは思いますが、わざとらしい演出の割には結構心に響きます。 [ビデオ(邦画)] 7点(2017-02-23 20:26:26) |
9. 奇跡のリンゴ
《ネタバレ》 津軽弁がヘタな人がいたけど津軽魂は伝わってくる。家族の生活を犠牲にする身勝手な主人公を支えてくれる貧乏を苦にしない嫁はんが羨ましい。義父と三人の娘も嘘みたいに素晴らしい。10年経っても成果が出ず自ら命を断とうとする主人公、大分脚色されているのだろうけど、結局運と家族に恵まれたってことか。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-08-04 22:46:18) |
10. 銀の匙 Silver Spoon
父親から見放された主人公が、全寮制の農業高校で自分の居場所を得ながら成長していく物語で、カルチャーショックの過程がコミカルに描かれていてとてもいい感じでした。しかしながら、原作もTVも見ていませんが、中盤から結末に至る感動物語は、登場人物のキャラクター描写が表面的なのかイマイチ入り込めません。一見ダメ男にしか見えない主人公に潜んでいるはずの人を引き付けるような魅力は伝わってこないし、後半の取ってつけたようないい話にも違和感しか残りません。後半がちょっと残念でした。 [地上波(邦画)] 6点(2016-02-18 23:01:25) |
11. 巨人と玩具
オープニングのヘンテコな音楽から始まるキャラメル戦争、ショボいけどハングリーでエネルギッシュな日本がとても生々しい。もっとゆるっとした時代なんだろうけどセリフも動きも早いので今よりせわしなく感じてしまう。覚醒剤や土人の歌に踊り、オリジナリティ尊重ですね。業種や広告媒体を変えればリメイクもイケそうですが。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-01-18 22:42:52) |
12. 桐島、部活やめるってよ
予備知識なしの鑑賞。(最初の金曜日)タイトル通り学園ドラマね、(金②)ん?繰り返し?(金③)なるほど、そういうこと、(金④)映画部の二人がダサ過ぎて可哀相、(土)いないと負けちゃうわけね、桐島ってどんな奴?(日)シャイな監督、立ってないで一緒に座りなさいよ、(月)早く桐島出せ!(火)挫折して優しく強くなれるやつはいい奴だ、(火②)やっぱり出てこないよな。・・・確かに青臭くて多感な時期が懐かしくなりました。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-12-04 00:08:37) |
13. 金環蝕(1975)
登場人物が腹黒男と空っぽ女に簡素化されてしまっているので実話ベースなのにちっとも生々しくない。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-10-14 23:28:49) |
14. 君よ憤怒の河を渉れ
《ネタバレ》 片腕の男を追う「逃亡者」を見ているような感覚。出だしの濡れ衣からの逮捕、熊から救った娘との恋物語、ど素人のセスナ操縦、馬群の新宿暴走、精神病院での嘘っぽい駆け引き等々、全編不自然さで統一したような基調に唖然。予想外のクールな結末と主人公の最後の言葉「法律だけで裁いてはいけない罪と法律では裁けない悪がある」にプラス2点。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-09-08 18:21:53) |
15. キタキツネ物語 35周年リニューアル版
オリジナル版は未観賞。狐を擬人化した描写は子供には受けるかもしれない。小さい頃なら少しは感情移入できたように思うが、殆どが編集映像のようにしか見えない中身に興醒め。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-08-14 22:53:25) |
16. 奇跡(2011)
現実感が希薄で劇中の「かるかん」の味のようなぼんやりした映画。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-08-08 09:48:34) |
17. 寄生獣
予備知識なしの鑑賞ですが、ストーリーが魅力的で原作や続編が気になります。特別な先入観もないので登場人物やミギ―の声にも違和感なしです。キャスト陣のリアルな演技が非現実的な物語を身近なものに感じさせてくれます。 [地上波(邦画)] 7点(2015-04-25 22:36:59)(良:1票) |
18. キツツキと雨
映画監督というのはこんなに弱気でコミュニケーションがとれない人でも務まるものなんですか。可笑しさの中にも不自然さが気になります。監督自らの経験のデフォルメ表現と思って観ていましたがやっぱり気になります。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-04-05 00:31:34) |
19. 祇園囃子
二十歳の若尾文子の可愛さが印象的です。戦後間もない時代の作品ですが、一見すると時とともに大きく変ってきたように見える人々の価値観も、本音の部分では今も大して変わってないのが伝わってきます。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-02-19 18:10:32) |
20. 切られ与三郎
20代だった3女優の可憐さや艶っぽさと彼女たちにモテまくる不死身の雷蔵が印象的です。富士真奈美や中村玉緒らの古い時代劇特有のセリフ回しも何本か観てくると慣れてきますが、告白シーンや悲しい場面なのに可笑しさが込み上げてくるのはその所為もあるようです。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-02-14 09:53:07) |