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ESPERANZAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2254
性別 男性
年齢 77歳
自己紹介 団塊の世代 映画鑑賞歴50年以上 見た映画はおよそ3000本?

1960年~1985年頃はよく映画を見に行きました。その後2000年頃までは忙しくほとんど映画を見なかったのですが、DVD登場とともにまた見るようになりました。最近はメモと記憶を頼りに昔見た映画のDVDを探して懐かしんでいます。

ESPERANZAとはスペイン語で、「希望」の意味です。夢や希望、感動を与えてくれる映画は好きですが、むごたらしい映画や命を粗末にする映画は嫌いです。

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21.  古都(1963) 《ネタバレ》 
古くは小林千登勢、そして沢口靖子、新しいところでは上戸彩主演のTVドラマ「古都」を見ながら、肝心の原作を読まず、オリジナル映画すらも見ていなかった。 女性は化粧で化ける、女優は演技で化けると言うが、岩下志麻は呉服問屋の娘千重子と杉の山で働く苗子の二役を見事に演じていたと思う。もともと双子なのだから、TVドラマも映画もすべて一人二役である。しかし育った環境が違うのだから似すぎても困るし、周りの人たちが見間違えるのだから違いすぎても困る、実に微妙なところである。 その違いを化粧や服装で表していたと思うが、映画の岩下志麻はそれらの上にオーラとも言うべき、独特な雰囲気で違いを表していたように思う。 映画はさらに二人の違いだけでなく、呉服問屋と織り職人という身分の違いも容赦なく表現している。問屋の主人が尼寺にこもって、娘のために斬新な帯の図案を考え職人に示す。そのときそこで職人の息子秀男を殴るシーンにはびっくりさせらた。(たしか百恵主演の市川映画では、秀男の父がなぐったと思う) その身分の違いが、秀男がお嬢さんをあきらめ、双子の妹苗子に結婚を申し込むのかと・・・。 京都の街や岩下志麻の美しさが称えられるだけではなく、身分の違いを痛いほど感じさせられる映画であった。
[DVD(邦画)] 7点(2011-05-19 09:06:17)
22.  五番町夕霧楼(1980)
佐久間良子の「五番町夕霧楼」よりも先に、しかも映画館で見た。そのせいか、この松坂慶子の夕子の方が印象が強い。艶っぽいというか情熱的というか、その方面では佐久間良子の貞淑な奥様タイプとは差がつくのではなかろうか。 私の手元にこの映画のパンフがあり、原作者水上勉の映画に対する思いも書いてある。それによると、シナリオは映画だからと言葉を濁しているが、松坂慶子が主演ならばと後押ししているように書いている。
[映画館(邦画)] 7点(2011-05-09 22:48:37)
23.  五番町夕霧楼(1963) 《ネタバレ》 
映画館で見たのは松坂慶子主演であったが、その後でオリジナルの佐久間良子のビデオを探し鑑賞した。時代が違うこの二つの映画を比較するのは難しいことかもしれないが、松坂版に較べて佐久間良子の夕霧楼はやや平坦。木暮実千代を初めとする脇役らが皆善人過ぎて、悲壮感が伝わって来にくい。だから極端に言えば、「どうして放火したの?」「なぜ死ぬの?」と疑問が残ってくる。 しかし、故郷の百日紅の花の美しさ、悲しさをかき立てる音楽は素晴らしいと思う。
[ビデオ(邦画)] 6点(2011-05-09 22:19:28)
24.  皇帝のいない八月
骨太な社会派作品を数多く世に送り出した山本薩夫監督の映画だけあってさすがである。これは単なるアクション・サスペンスではない。戦後警察予備隊として発足し、憲法論議を醸し出した「自衛隊」の存在の是非を問う映画でもある。 今日自衛隊はその地位を確立したと思われるが、この映画が生まれた70年代後半は安保闘争や大学紛争の跡が見られた頃でもあった。 そしてちょうどその頃起こったのが「三島事件」と呼ばれるものであった。右翼の小説家三島由紀夫は、自衛隊の決起とクーデターを呼びかけ失敗した。そして割腹自殺を遂げたのである。この映画がその三島事件をヒントに作られたのは言うまでもない。 「自衛隊」というものは本当に日本の国を守るために存在するのだろうか。日米安保を背景に大きくなった「自衛隊」はもはや軍隊ではないだろうか。この三島事件と重なるのは戦前の5.15事件や2.26事件である。その頃の日本はそれらの事件を経て急速に大東亜戦争へと突き進んでいったのではなかったか。これらの諸事件を思い起こしながら映画を見ないと、単におもしろかった、格好良かったの低次元のレベルになってしまう。 戦争は惨たらしいもの、あってはならないものである。戦争を知らない世代がほとんどとなった今だからこそ、この映画の価値があるというもの。自衛隊を右翼のテロリストや腐敗した政治家が握れば再び戦争となるだろう。 今日の竹島や尖閣の領土問題などで紛糾する時代だからこそ、世界に平和を呼びかける日本の存在があるというもの。 前置きがずいぶん長くなってしまったが、この映画の渡瀬恒彦、吉永小百合、山本圭らは見事にその役柄を演じている。実に見応えのある映画だと思う。 
[映画館(邦画)] 8点(2011-04-28 00:53:12)
25.  この子の七つのお祝いに 《ネタバレ》 
怖いそして悲しい映画と言えば、この映画の右に出る映画があるだろうか。「私とあなたを捨てたお父さんは悪い人、きっと復讐してね」と毎晩毎晩言って聞かせ、七歳の誕生日に自殺してしまった母親。またその言葉を信じ復讐一筋に生きた女。 この二人を演じた岸田今日子と岩下志麻、まさに狂気の世界である。「この子の七つのお祝いに」と言う童謡が、私のトラウマに変ってしまった・・・。 松本清張の「鬼畜」にも似た見応えのある映画、岩下志麻さんという女優さんは美しくもあり、演技力抜群の素晴らしい人だと思う。
[映画館(邦画)] 7点(2011-03-18 10:39:10)(良:1票)
26.  恍惚の人
私の死んだ父よりも年若い森繁久彌が、私の父よりもずっと年上の痴呆老人を演じた映画。おもしろい映画とか良い映画の範疇ではなく、身につまされる映画であった。怖い、見たくないというのが実感、しかし見なければならないというような、いわば使命感みたいなものでみた。 森繁久彌の演技は、演技にはとうてい思えない。また高峰秀子の献身的な嫁、原作の小説はもっともっと切実なものであろう。今の私では到底読むことができない・・・。 老人ホームや介護問題などが少しずつ現実となっていった時代、この映画をどう評価してよいのかわからない。 なにぶんにも、見てからずいぶん年数が経っているので、再度見てみないと点数はつけられないのかもかもしれないが、とりあえずの点数ということで7点。
[映画館(邦画)] 7点(2011-03-16 09:01:06)
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