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プロフィール
コメント数 119
性別 女性
自己紹介 好きな映画は愛のある映画。走る映画。たとえ1ヶ所でも好きなシーンがあれば、つい許してしまう大甘のレビュアー。

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1.  告白(2010) 《ネタバレ》 
うるさいくらいにほぼ絶え間なく流れる音楽に-1点。それでもそれがあまりにドンピシャなことに結局+1点。原作読後は、それぞれの告白があまりにも一方通行であることに、人間は所詮解りあえない、という虚無感に襲われたけれど、映画では森口先生の最後の「なんてね」の時のなんとも表現しようのない表情で少し救いができたように感じた。このラストの印象の違いは原作者と監督の人生観の違いなのかな(どちらがいいというわけではなく)。最初の数分間は、告白の絡み合いとズレをどんな風に表現するのだろうと原作と比較ばかりしていたので、勿体ない事をしてしまった。映画として純粋に見ていたら、もう少し評価は違っていたかもしれない。真っ白な部屋を塵ひとつなく磨き上げて、瀟洒なティーカップに紅茶をなみなみと注ぎ、「あ」と思いついたように果物ナイフ(これは監督の意見なのですね。母親としてものすごく納得)を手にして階段を上る木村佳乃から立ち上るオーラに身震いがした。
[映画館(邦画)] 7点(2010-07-28 15:50:28)
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