1. さよならくちびる
登場人物はハル、レオ、シマのほぼ三人。 ストーリーもあって無い様なロードムービー。 音楽の魅力で特に退屈する事もなく見終わった。 小松菜奈は不思議な魅力がある女優さん。 [地上波(邦画)] 6点(2022-10-09 23:04:33) |
2. 里見八犬伝(1983)
80年代当時、角川映画らしい勢いがあった作品であっただろう。 千葉、真田、志穂美のJACのアクションもふんだんに入れている。 が、しかし今観るとどうしても古臭い感じがして、物語も大して面白くない。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-07-13 20:34:06) |
3. サンダカン八番娼館 望郷
《ネタバレ》 「からゆきさん」という近代史の裏面をテーマに描き、最後まで中だるみなく、見ごたえがある内容。 晩年の田中絹代の演技力、存在感がすごい。栗原小巻に過去の経験を話すだけのスタイルですが、終始淡々と話し、特に感情を荒げるわけでもないのにその表情、表現力は見る者の心を揺さぶる。最後別れのシーンでせきを切ったように泣きじゃくる姿は、悲しすぎる彼女の人生を思うと切なすぎる。 [インターネット(邦画)] 7点(2022-04-29 18:52:22) |
4. さらば映画の友よ インディアンサマー
映画好きならたまらないツボをついた青春映画。過去に見逃していた隠れた名作。 川谷拓三が準主役で映画をこよなく愛するオッサンを演じいい味を出している!役になりきって映画のセリフを喋るシーンが多いが「雨に唄えば」のダンスシーンは特に秀逸。彼自身ほんとに映画を愛しているのが伝わってくる。 脇を固める役者も渋いところを揃えており、デビュー間もない浅野温子も瑞々しい。 場末の2番館で余韻に浸りながら観たい映画である。 [インターネット(邦画)] 8点(2021-06-20 00:05:10) |
5. 西鶴一代女
《ネタバレ》 男尊女卑の時代に、自分の意思を貫いたが為に転落していく一人の女性をこれでもかというぐらい描ききる。ある意味観ていて辛い映画。 只、冒頭、三船の下男に惚れていく過程がわからないのは残念。 田中絹代が迫真の演技を見せるが、若い時代は、年齢的にちょっと辛い。 三船のちょい役がもったいない。これは、溝口監督が大映でなく、東宝で撮ったから実現したのだろうか。 [インターネット(邦画)] 8点(2021-03-10 19:41:36) |