1. 飼育の部屋(2002)
例によって良からぬ考えで,レンタル代95だから借りただけの作品。小沢和義は,地でいっているのでは,と思われるくらいなりきっていて恐ろしい。新人のおねいさんは,実は結構タイプだったりする・・(笑)勿論,内容が内容だけに,後味の悪さは皆さんが仰るとおり。ま,ナニだけの作品,と片づけてしまうには,不謹慎ではあるのですが・・。 4点(2004-05-06 20:41:27)(笑:1票) |
2. 序の舞
あはは,↓私も全く同感ですね。80年代東映のお色気文芸路線(?)の一つですけど,「鬼龍院花子の生涯」にしても「櫂」にしても,ただ暗くてHなだけで,何か印象に残らない作品ばかりでした。 5点(2003-08-02 21:00:33) |
3. 新幹線大爆破(1975)
何とDVD出ていましたので,即刻レンタルしました。いやー,1975年と言えば,山陽新幹線が博多まで開通し,SLが在来線から消えた年でしたが,当時これだけのパニックサスペンスの大作を制作していた東映に驚きを禁じません。板橋区~埼玉県寄居~新橋と次々と所在を変える犯人の動き,速度を80㎞より落とせぬまま西へ爆走するひかり209号の車内の混乱,国鉄管制室に警察の動き,と4つの視点をうまく輻輳させつつ,見事な緊迫感を維持し続け,3時間近い長時間を全く弛緩させなかったのは見事の一語に尽きます。第二次オイルショック直後の風俗が懐かしいし,当時の売れっ子(今のヴェテラン)どころの俳優たちの演技も見応え十分といったところ。邦画史に残るべき傑作,と言ったら褒めすぎかな。私としては,ぱくりとしか思われない某「ス○゜ード」より余程リアリティが感じられて良かったと思うのですが・・・。 9点(2002-05-12 15:05:24) |
4. GTO
私もTV版は好きで,夕方の再放送も留守録して見ていました(アニメはいまいちだった)。鬼塚英吉役は反町のはまり役,というかこれしかないって感じですが(大河ドラマの信長役はひどすぎる),何故藤原紀香をとってつけたように出す必要が?と私も思います。田中麗奈もまた然り。私には,TV版の,金欠のくせに,冴島に借りたなけなしの10万円を燃やす反町がかっこよかったのですが・・・。 2点(2002-04-21 14:16:51) |
5. 失楽園
もう5年がたとうとしていますが,平成9年を語る言葉がこの「失楽園」ってところでしょうか。渡辺淳一の分厚い原作上下が,私のところにまわってきて,帯を見ると「1.000万の女性が共感し,泣きました。あなたも感動してください。」みたいなことが書いてあり,職場のおばさまたち数人が毎日話題にしていたので,「よっしゃー,読んだるでー。映画も見たる。」と,喜んで見ました。しかし,これって原作も映像も,ついでに同年夏にやってたテレビシリーズも,みな同じじゃないか・・・。やってることが同じなのは当たり前(笑)だけど,いくらそんなものに芸術性や文学性を持たせようとしたって,美しくもなければ感動もない。本能だけが残るってところでしょうか。ま,2度とみるこたないな。 2点(2002-02-23 10:43:56) |
6. シコふんじゃった。
偏見・差別と思いつつも,個人的に邦画に対してはついつい評価が厳しくなりがちだ。退屈な日常性を淡々と描いて心温まるとか,逆にアブノーマル極まりない素材に妙な文学性を持たせてみたり,どうせ洋画になんか逆立ちしてもかなうわけない,と常々思ってきた。しかし,少なくてもこれは別だ。別に目新しいモチーフでもないし,強烈なテーゼも特別感じられない。等身大の人間たちが,自分の為すべきことにひたむきに取り組んでいるだけである。その姿の一つ一つの何と微笑ましく,且つ魅力的なことか。所詮お気楽な娯楽作,と馬鹿にしてはならない。こうした絵を撮れる人間が存在する邦画こそ侮るなかれ,と自戒することになった。見事と言うより他はない。 9点(2002-01-05 23:23:14) |
7. Shall we ダンス?(1995)
割とお気楽にさくさくストーリーが進んでいった感じ。ま,大上段に構えたりせず,割と日常的な雰囲気だったのがこの作品の良いところなのかも。それにしても,本職のダンサーを主役に据えるなら,いくらなんでももうちょっと演技のできる人間を,てなわけにはいかんかったのかいな・・・。 5点(2001-12-26 00:18:49) |