1. 湘南爆走族
原作漫画は我が青春のバイブル。中高生時代、勉強も運動もそこそこ、特に素行も悪くなく目立つこともない、いわゆるフツーの生徒だった自分。そんな私にとって、この青春物語は憧れの的だった。映画の出来なんて関係なかった。“湘爆”であればそれでよかった。毒にも薬にもならない内容だが、江口や石川、端役だけど桜井までが動く映像として登場してくれただけで嬉しかった。江口洋介や織田裕二の活躍を見るにつけ、感慨深い気持ちになる。 5点(2004-06-25 01:21:36) |
2. 就職戦線異状なし
今や隔世の感が漂うバブル華やかなりし頃の売り手市場。公開当時、自分は大学3年生で、先輩の就職活動の話を指をくわえて聞いておりました。そりゃ、高級レストランで説明会とか内定者に旅行を贈呈とか聞かされた日にゃ、「自分も」って空想も描くもんでしょ。とにかく世の中全体が浮かれていたことを象徴する映画の仕上がり。「世の中甘くないけど、頑張ることが大事だよ」ってことが甘~く描かれてます。でも、主題歌『どんなときも。』に励まされた人は同世代にも多かったです。その翌年、自分の時にはバブルは崩壊し、しっかり買い手市場となっていました。そして、就職戦線氷河期へ…。 5点(2004-05-10 22:23:21) |
3. Shall we ダンス?(1995)
役者も演技派、個性派と揃っているので安心して観ることが出来る。さすがに監督も心得ていて、笑い所を散りばめながら、社交ダンスの入門書としても構築してある。それにしても、草刈民代は立ち振る舞いが美しい。さすがプロのバレリーナだ。演技のぎこちなさも不問としたい。踊りが専門の方だから。渡辺えり子の様なオバチャン、ホントにいるから笑える。 7点(2004-02-28 21:58:22) |
4. シコふんじゃった。
当時は若貴ブームで相撲も旬なスポーツだったので、時流を上手くとらえた監督のセンスが光る。題材が新鮮で、登場人物のキャラ設定もウマイ。田口浩正と竹中直人の演技は、脇で作品を大いに盛り上げている。竹中の“お腹ピ~”にはウケた。モッくんも見事に体を作り上げて立派デス。 6点(2004-01-29 23:18:58) |
5. 12人の優しい日本人
もう観たのは十数年前。もちろん後になって三谷幸喜の脚本だと知ったのだが、すぐに納得したものだった。あげ足を取るセリフ、どーでもいいことにこだわるキャラなど今と一緒でホント楽しい。各登場人物に味があって、役者さんからすれば、どの役もやり甲斐があるのでは、と思う。近藤芳正がチョイ役なのは個人的にウケた。舞台劇も是非観たいなぁ。きっと役者さんのパワーに圧倒されるでしょうね。 8点(2004-01-04 17:12:53) |