21. セックス・チェック 第二の性
「男にならないと女子100mの11秒の限界は切れない」とは何という信念だ。ひげそりを命じるのも異常に近いが、筋力トレーニングなど猛特訓もまたすさまじい。何か巨人の星か鬼の大松を思い出せるが、全身マッサージを怠らないこともまた憎い。そうこうするうち、女子選手証明(セックスチェック)となる映画の展開がとても巧みでラストも良いと思う。 [映画館(邦画)] 6点(2012-08-21 21:58:13) |
22. 千羽鶴(1969)
1968年日本人では初となるノーベル文学賞を川端康成が受賞した。大映はそれを記念し、小説「千羽鶴」を15年ぶりに増村保造監督でリメイクすることを決定。オリジナルは吉村公三郎が監督し、木暮実千代や乙羽信子、杉村春子など昭和を代表する女優たちによって演じられた映画だ。(名作かどうか未見でわからない) 今回は川端の受賞もあったが、もうひとつ理由は病に倒れていた市川雷蔵の復活の意味もあった。だから同じ映画会社の同じ脚本家(新藤兼人)であっても、シナリオは相当雷蔵を意識したものだったらしい。しかし、雷蔵の菊治は実現しなかった。再び病に倒れてしまったからである。急遽代役が立てられ平幹二朗の出番となった。 そういういきさつがあるので、京マチ子、若尾文子という二大女優と釣り合いがとれなかったというか、平幹二朗に不向きな演出となったらしい。雷蔵だったらと思わせるシーンがいくつもあったとか。そんなこんなで雷蔵ならば高得点だったのにと惜しまれる映画だ。 [映画館(邦画)] 6点(2012-05-27 10:42:18) |
23. 世界の中心で、愛をさけぶ
TVドラマが良かったので、映画をDVDで鑑賞。TVと映画の違いに戸惑いながらも、高校時代の亜紀と朔太郎はなかなか良かったと思う。長澤まさみはとてもかわいかったし、森山未來には青春映画らしい新鮮さがあった。それに比べると現在のサクはえらくめそめそしているし、柴咲コウの律子って誰なんだ?という感じであまり好きではない。 [DVD(邦画)] 6点(2012-05-25 11:17:23) |
24. 青春の鐘
50年代から60年代に盛んに作られていた歌謡映画も、この頃になるとめっきり下火になっていた。高校三年生で華々しくデビューした舟木一夫もご多分に漏れず、年を追うごとに人気がなくなってきたし、この映画は主題歌すらまったく知らなかった。ところが不思議なのは、DVDで初めて見つけた舟木一夫の映画がこれだからまったくの皮肉。舟木は一応主役にはなっているが演技もたいしてうまくなっていないし、映画自体もぱっとしないし斬新さに欠ける。ところが舟木に反比例して、ヒロインの松原智恵子は年々美しくなりまぶしいほどだ。 [DVD(邦画)] 5点(2012-08-27 23:02:24) |
25. ゼロの焦点(2009)
《ネタバレ》 映画の前半は、オリジナル(野村芳太郎監督映画)の省略された部分や不十分だったことを丁寧に扱って好感が持たれたが、後半から終盤の作り替えられた部分は何だろう。原作小説の内容とは近くなっても、雰囲気は遠くかけ離れたまた別の映画になってしまった。これが良いか悪いかは見る側の判断だろうが、私には暴走のように思える。 また映画の主人公を広末涼子が演じているが、これがまったく原作のイメージではないように感じられる。 [DVD(邦画)] 5点(2012-01-24 20:55:53) |
26. 千と千尋の神隠し
昔のジブリは結構良かったが、もののけ姫以降はどうもわかりにくい。この映画はアカデミー賞を取ったのだからもっとおもしろいのかと思ったら・・・。登場人物?がどうも好きになれない。カオナシというのは何なのだ? [DVD(邦画)] 4点(2012-01-09 21:55:47) |
27. セーラー服と機関銃
歌は好きなのだけど、映画がおもしろかったのは前半の組長になったあたりまで。ヤクザ映画の色が濃くなっていくにつれ、見るのが耐えられなくなった。 [地上波(邦画)] 2点(2013-03-23 09:50:54) |
28. 戦国自衛隊
これは醜い。タイムスリップのおもしろさを味わえるかと思っていたのだが、だんだんおもしろくなくなるし馬鹿馬鹿しくなってくる。自衛隊も戦国武将たちもタイムスリップを素直に受け入れ入れていること自体変だ。娯楽映画なら何でもありというのは安易すぎる。自衛隊本来の役割は何なのだ。 [映画館(邦画)] 2点(2012-10-14 20:02:17) |