1. そして父になる
《ネタバレ》 エリート建築家の主人公には6歳になる息子がいる。 ある日病院から連絡があり生まれた時子供の取り違えがあったことを知る。 本当の子供は小さな電気店の長男として生活していた。 被害者となった二つの家族は病院と裁判で戦いながら今後の判断を迫られる。 このまま他人の子供を育てるのか、或いは子供を交換し実子を育てるか・・・。 主人公は3つ目の選択肢、二人とも引き取るを相手に提案するが相手は激怒! といった話。 かなり暗くつらい話だがすごい人間ドラマが展開する。 福山雅治の仕事はできるが人間は出来てない微妙な感じがすごく人間くさくてよい。 なるべくならこういった暗い話は見たくないけど 明るいけどしょーもない映画見るよりはよっぽどいいです。 [DVD(邦画)] 9点(2015-06-25 00:24:08) |
2. そこのみにて光輝く
《ネタバレ》 仕事を辞めパチンコと散歩の毎日を過ごす青年が 偶然パチンコ屋で知り合ったフレンドリーな若者の住む バラックで出会った若者の姉に惹かれる。 しかしこの家族は寝たきりの父、疲れきった母、 若者も傷害事件で仮釈放中、姉も家族のため体を売って生活しているなど 数々の問題を抱えて極貧の状態であった。 青年は若者の姉の抱える問題に向き合うことになる。 良い作品。 全体的にドンヨリとした陰鬱な世界観だが妙なリアリティがある。 青年役綾野剛、若者役菅田将暉、姉役池脇千鶴の演技がすばらしい。 だらしない男の印象だった青年が実はしっかり者で うざい印象の若者もだんだん憎めなくなってきて 姉もこの生活から抜け出すことを諦め気味になってて でも青年の言葉で少しずつ心動いていく。 そういった変化が良かったです。 [DVD(邦画)] 8点(2017-11-11 23:03:20)(良:1票) |
3. それでもボクはやってない
《ネタバレ》 電車で痴漢として捕まった男が冤罪を主張し裁判で戦う話。 主人公が本当に痴漢をしていないのか明らかにはされないが 主演の加瀬亮の頼りない弱気な感じでつい信じたくなる。 実話を元に作られた作品で日本の司法の問題点を指摘している。 つまり痴漢など検察から起訴されるような刑事事件の場合 それを無罪にすることは検察の意見に反対することとなり 多忙な裁判官は有罪の証明より無罪の証明ができないことを重視する。 また疑わしきは罰せずで行くとなぜか地方に飛ばされるw チカンはイカンということですね。 [DVD(邦画)] 7点(2016-11-13 12:48:06) |
4. 続・男はつらいよ
《ネタバレ》 冒頭で寅さんが屁をこくシーンでいきなり見たくなくなりました。 こういう笑いってドリフとかでもそうだったけど当時は鉄板だったな。 でも今の感覚だとちょっと寒い。 そこから大きな盛り上がりもなくいつものパターンのシナリオ展開で終了。 良かったのは母親が出てきたところ。 さくらとは異母兄妹だったのか。 ラストは母親と仲良くしてたのでスッキリした。 散財の感覚の違いを母子で比較になっているのはここのレビュワーで見て初めて気がついた。 面白いので+1しました。 [DVD(邦画)] 6点(2020-12-12 14:49:32) |
5. ソナチネ(1993)
《ネタバレ》 北野武監督。 ヤクザの幹部が沖縄のヤクザ抗争に出向かされるが 事前に親分から聞いた話と矛盾していることが出てきて一気にきな臭くなる。 抗争の方は手打ちで終わりを迎えようとしていたが幹部の部下たちが次々 何者かに殺されていく。といった話。 北野武作品に興味があり見てみたけど松本人志よりは明らかに作品になってる。 でもちょっとグダグダな部分があってそんなに時間とらなくてよかったと思う。 [DVD(邦画)] 5点(2015-06-26 22:33:09) |