Menu
 > レビュワー
 > Qfwfq さんの口コミ一覧
Qfwfqさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 170
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  運命じゃない人
カンヌでいくつかの賞を獲ったらしい。カンヌがナンボのもんじゃい!とタカをくくっていたが、これが予想以上に面白い。計算され尽くしたコメディ、とまではいかないがそこに迫る勢いがある。人物がまるでマンガのようにデフォルメされていて、しかも有名な俳優を使っていない分、嫌味が全然なく映画に入り込めるだけでなく、時間軸をゴッチャにするというある意味で使い古された手法も本当にうまく使われている。おそらく脚本段階で相当に練られていたのだろう。いわゆる「まず話ありき」の映画。ちょっと綺麗にまとめ過ぎているからか、何か物足りなさを感じるが主人公の不可思議なガッツポーズは必見(二度目は特に!)だから、オススメの映画と断言したい。「電話番号をなめんなよ!」に身をつまされた・・・
[映画館(字幕)] 7点(2005-08-17 21:37:17)(良:1票)
2.  ヴィタール
カルト映画を作る人は痛みというものの概念に独創性を持っているような気がする。心の痛みとかそういうのでもなくて、精神と肉体つまり精肉(by武田泰淳)がごっちゃなのか或いは等価なのか。痛みの境目が曖昧でありそこになんとなく惹かれてしまうような、一味違う感動を与えてくれるようだ。それは壊れやすさといってもいいかもしれない(異形とはそもそも欠落なわけで)。ホドロフスキーの映画にもそういう部分で感動する。で、「ヴィタール」だが、所々に映画全体を暗示するようなイメージの挿入がなされる展開に目を丸めてしまうが、よくよく見ると凄く単純なストーリーだとわかる。そう、これはメロドラマだ。愛する女を失ったことをいつまでも引きずる男と、なんとかこっち側へ引き戻そうとする独占欲の強い女、そして時々姿を見せる死んだ男の恋人の幻影が織り成す三角関係(ま、強引だけど)。ただし話を包む世界観があまりにも独特だ。小さい頃は心というものが体のどこにあるのかと不思議に思いながら、その疑問を保留にして生きてきた自分にとって、こういう魂と肉体の解釈には新鮮なものを感じた。浅野忠信の恋人役は、生気に溢れた魂としての死者を大胆に演じていたと思う。反対に浅野忠信はミスキャストのような気がした。彼のミステリアスな風貌は必ずしもこの映画の方向と一致してない。だってこれ、コテコテのメロドラマだし。浅野じゃなければできないというよりも、とりあえず浅野、みたいな感じだ。この映画は「鉄男」を撮った監督としては、なんというか安易な印象を受ける。それは才能だけで撮ったという意味でもある。解剖手術を痛みの感覚的表現にしたとしても、あまり伝わってこなかった。何よりも、登場していた研修生達が医学生に見えない。まるで美大生のようだった。都市と人間の関わりというテーマのための「方法」が今作では中途半端だったように思う。コンクリートの湿った質感だけが塚本の異能を保っているようだった。
[映画館(字幕)] 6点(2005-04-25 13:51:02)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS