1. パッチギ!
メッセージ性?井筒監督は何を撮りたかったか?いやいや、そんな事はどうでも良い。ようは自分がどんな映画が観たいかですよ。井筒監督が何を描こうとしたか、わたしにはその真意は解らないけど、純粋に面白かったんですから、それで良いです。やっぱり映画ってコレでしょう。 井筒監督の暴力描写ってちょっとオーバーと言うか行きすぎと言うか、実はそれほどリアルじゃなかったりして、でも、そのせいか良くわかんないけど、ちょっとほのぼのしているというか・・・今回もケンカのシーン多いかも知れませんけど、怒りや意地、そして悲しみ、それぞれ違った暴力であり、ちゃんと作品に大切な意味を持っていると思うし、そして何より監督の暴力シーンに対する愛を感じてしまうんですよ、わたしは。民族間の差別、その中での民族を越えた愛などいろいろあるんだろうけど、基本はとってもベタな話だと思うんですよね。でも、そのベタな話を毎年数多くの映画が作られている中で、これだけ面白い作品にしてしまう井筒監督は素晴らしいと思ってみたりする、今日この頃。「悲ーしくーてー悲しくて~♪とてーもやーりーきれーない~♪」見終わった後、一服しながらついつい口ずさでしまう、そんな映画って最高じゃないですか。 [DVD(字幕)] 10点(2005-10-21 03:07:45)(良:1票) |
2. パワーレンジャー(1995)
TV版「パワーレンジャー」をご覧になったことはありますでしょうか。変身前までは米国の俳優さんが演技をする学園モノ?、変身すると東映の“戦隊シリーズ”「恐竜戦隊ジュウレンジャー」の戦闘シーンに変わるというツギハギだらけの”米国版戦隊ヒーローモノ”なんですけどね。その戦闘シーンってのが日本の映像そのまま使ってるんで、戦うまではアメリカが舞台なのに、変身すると日本の風景になってしまうと言うえらく適当な番組で、まあそこがウケたのか(いやいやそんなことはない)全米では大ブームを巻き起こし、この劇場版「パワーレンジャー」が撮られてしまったんですね。で、この作品は全編向こうで新しく撮ってるんでツギハギ感がなくなり、コスチューム(変身後のスーツ)も金がかかってカッコよくなっています。アクションもなかなかだし、いちをお色気シーン・・・と、それは無いですが、色っぽい女戦士みたいなのが出てくるというサービスもちょいあります。と誉めてはみましたが、まあなんだかんだ言ってもお子様向けには変わりが無く、大人が一人で借りて見るまでも無いでしょう。 4点(2004-09-21 14:48:02) |
3. バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌
予想どうりの低評価・・・まあ、それを知ってて見たからなのか”駄作”と言い切れる作品でもないように感じたのですが。確かにツッコミどころ満載で薦められる内容ではありませんでしたが、見るべき所や他の邦画にも見習って欲しいところもあったと思うのですが。”邦画もやればできるんだなァ~”なんて関心した所もありましたよ。話は変わって凄かったですねぇ~竹内力。切れまくってましたねェ~(笑)。彼がいなければ評価は1点マイナスしていましたね。 6点(2004-04-05 13:55:52) |
4. バカヤロー! 私、怒ってます
公開当時も今も期待を持たないで観た分、そこそこ楽しめたかな。まあ、今更レンタルで観るまでともいかずTVで放送したら見る程度ですが。相楽晴子の1話目と安田成美の2話目は話もイマイチなんですけど特に時代を感じさせられた。観ていて恥ずかしい感じになったし。3話目、大地康雄の「運転する身にもなってみろ!」だっけかな?これが一番面白い。今でも十分通じる話だしね。阿藤海に殴られた後の大地康雄の表情が実に良い。こっちまで悲しくなってくる。ほんとこういう役が最高に似合う人だ。当時は気がつかなかったが客役の中に成田三樹夫がいたのは感激した。そして4話目、好きな小林薫だからちょっとヒイキ目には見てしまうがソコソコでしょうか。全体的に「バカヤロー」と切れて本音をぶちまけた事で結果が良くなるので後味は悪くないが、ちと強引な終わり方をする。そんな中、大地康雄のだけはちょっと違っていて良いラストだ。 5点(2003-12-29 05:13:36) |
5. PARTY7
「鮫肌男と桃尻女」で石井克人の虜になり、いきなりDVD買ってしまいましたが、いや~くだらねー話しだな。くだらな過ぎて凄いよ、まったく。石井監督素晴らしい。浅野忠信もかなりボソボソ来てて良かったんだけど今回はキャプテンバナナにちょっと押されたな。原田芳雄さん、あなたは凄い俳優です。しいて言えば我修院の存在感が薄くて残念だったなァ。 8点(2003-10-31 23:37:59) |
6. バトル・ロワイアル
思ったとうり評判悪いんですね、この作品。わたし的にはアリといいますか、結構見れる作品でした。この作品に求めたものは、人それぞれ違うと思うのですが、わたしは予告や評価を見て得た期待にかなり近い出来でそれなりに満足しちゃいました。もうメッセージとかそんなのいらないし、深作監督独特のスピード感ある、たたみ掛けるようなアクション演出だけで十分です。しいて言えば邦画ならではの銃火器のショボさ(リアリティのなさ)は、もうちょっとどうにかしてほしかった。 7点(2003-10-23 12:48:21) |