1. 不夜城 SLEEPLESS TOWN
原作の続編である「鎮魂歌」のラストがカッコイイもんだから是が非でも成功して貰いたかったんだが・・・残念。外国人監督で街並が歌舞伎町じゃないっぽいのはいいんだけど、これじゃあ全然安全な街でしょうが。我々が知ってるようで、実はこの街のごく普通な場所でいろんな事が起きていて、警察もヤクザも何もできないってところが話のキモなんだからさぁ。大人し過ぎなんだよね。横断歩道での襲撃シーンなんかもどうやって映画化すんのかワクワクしてたんだけど案の定、あんなカンジだし。金城武が”スローモーションで綺麗なバラード流れてる”じゃないファックシーンをやってましたね、ぐらいの作品。 2点(2003-05-29 12:07:17) |
2. 梟の城
忍者ってホントにいたらあんな風か?あれだけの運動能力を備えていて、感情に関係なく仕事をこなす殺人マシーンってあんなモン。優し過ぎて凄みの無い中井貴一だけが悪いのではない。彼をキャスティングした輩を-9点に処する!! 1点(2003-05-29 11:54:43) |
3. ファイナルファンタジー
CG顔の表現は現時点での高水準に達しているとしても、面白いと思えるのはコンピューターに興味があればの話。この映画のキャラクターは2秒で飽きる。しかし「CGバリバリの映画は温かみが無い」的な意見で片付けていいもんだろうかとも思う。PIXERのやった女性客、低年齢層受けする「トイ・ストーリー」のような作品ならば、ある意味で収支の保険が効いたのかもしれない。けれどこの作品のように実写のSFアクションに勝負を挑んだ試みは暴挙と言えど、邦画の歴史にとって名誉の戦死だったと思いたい。マーケティングで勝って次回作を作り、継続は力とするのもいい。でも観客を呼べる配役で洋画のパクリを散りばめて、カン違いコイてるCG映画よりよっぽど偉いんじゃないかな。かつてコンビニの弁当を「売れるワケがない」とバカにしてた奴等は沢山いた。でもそれはその時の風潮でブレイクしなかっただけであって、この作品のようなリアルキャラクターでのフルCGにおいても、いつか世界を席捲する力を内包しているハズ。要はキャラだ。CM広告に登場できるレベルの魅力的なキャラでもう一度、チャレンジできれば・・・。 5点(2003-05-29 11:27:28) |
4. ブラック・レイン
優作の死に際演技、映像の美しさは皆さんおっしゃってるように良い。でも気づいてないのか”洋画”に対するコンプレックスから目をつむってるのか、皆さん受け入れちゃってるよね”ニッポンの間違い探し”日本語は勿論、ヤクザ描写、たくさんの自転車(笑)とか・・・向こうの人が撮ったんだからしょうがねーよって、ニンジャ映画なら酷評しちゃうクセに~・・・なんっつって(そういうモノと一緒にしてはイカン!?)でもオレはバンダナ巻いたヤクザはあんまりだと思うぜ。 5点(2003-04-27 09:35:05) |
5. BROTHER
また厭世観ダラダラの世界かと思って観た。ところが寺島進、加藤雅也が強烈にイイ。こういう生き様を描く作品はもう邦画界でできる人はいないんじゃないかな。仁義、名誉が”命より重い世界”なんで外から見ると(部外者や特に外人)滑稽に映るかも。寺島が巨漢の外人達に向かってバスケットをやる(しようとする)シーン。いいなぁ・・・。北野扮する山本は”博打打ち”なんだろうね。イカサマしてでも勝つという。それがダニーとダイスをやってた場面と砂浜で捕らえた敵のボスをロシアンルーレットまがいの行為に繋がる。最後にダニーが助かったのも山本のイカサマなんだよなぁ・・・。 7点(2002-10-20 08:50:43) |