1. 麻雀放浪記
世界観はやはり小説の方がよく出ていたな・・・と感じましたが、 イカサマの臨場感は映像ならではです。麻雀シーンはかなり まともで、真田広之さんが燕返しってのも凄い。われ目でポンな 加賀まり子さんも素晴らしい。 また、麻雀シーンだけならVシネマの雀鬼を観ても良いわけですが、本作独特の すっとぼけた世界観と、部分的にぬるいからこその生々しい体感速度。 破綻した無邪気さが放ってくれる束の間の惰眠感は特有です。 玄人としての矜持云々は殆ど鹿賀さんが表現するにとどまり、 後はちゃんちきおけさな感じです。 [DVD(字幕)] 6点(2005-10-29 03:17:11) |