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すかあふえいすさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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1.  横道世之介 《ネタバレ》 
街、交差点、人ごみの中から現れる男。 階段を登って降りて、路上、ライブ、見守るファンの後ろ姿、看板が物語る「あの時代」。  行ったり来たり、口ずさむ歌、教室で不意に合う視線。  何も無い部屋でくつろぐ新しくやって来た住人、部屋の中から取り出し確認するもの、音の出どころ、扉に貼られた紙、またふと合う視線、御挨拶。  入学式、隣の席に話しかける馴れ馴れしいもの、目が遭う自己紹介。気になるあの娘と自分の匂い。  サークルめぐり、初対面で泣かせちゃってあーあ、はりきったメイク。  音楽、訪問、絶望、アッハイと踊り踊らされ続ける学園生活。 風呂場で談義、シャワー、叩きつけ吹き付けるもの、窓ガラスから見えるもの。  話し合い、唐突に父親としての姿に飛ぶ「現在」。 エレベーターで見つめるもの、チップ、また唐突に現れる喫茶店での待ち合わせた「過去」。  見つめるもの、名刺 お誘い、微笑み、笑って誤魔化す、小指、横移動で詰め寄る。 伝染する馴れ馴れしさ、でも世之介は気づくと仲良くなってしまう不思議な奴なのさ。  机を囲んで交わす話に巻き込まれる、紙と判子、義弟、誘い、小指、嬉しそうに自転車を漕ぐ、ベタベタ吸い付く、人ごみをかき分けてくる車、白い帽子の少女。 思い切り笑うお嬢様、壁に頭をぶつけて帽子を落とす、手を合わせる食事とでっかい野望、バンズを合わせて思い切り被り付く食事。「南極料理人」といい、沖田修一の映画は美味そうに飯を食うな~  熱い中、足を水にひたし、パンツ一丁にラーメンすすりながら箸でパージをめくる漫画読み。 半透明の窓に映る着替える姿、御訪問、誘い、水桶からプールへ、笑って腹違いとか言わないで、プールでもムシャムシャ、思わぬ再会、泳ぎ、飛び込み、安心させるための風船、パレードの記録、倒れたもの。 リズムに合わせてスイカ斬り、夜の公園で告白、膝で割るスイカ、また唐突に思い出すベランダでワインを飲み合う男たちの現代、でまた唐突に訪れる里帰りの過去。  料理作り、振り上げる瓶の暗示、家族団らん、扉の先から見るもの、旧友、バック、海水浴といえば水着と青春、沖から見つめるもの、洞窟から走り出し断たれる会話、嫌がる息子はうちわで叩く、帰り道で二人きり。 月明りが照らす海辺、砂浜、徐々に近づき、後ろから腕を肩に、向かい合い、見つめる先の岩場から現れる人の群、光、駆け込み倒れ込むもの、響く警報、流れ者。 扉を開き駆けた先で抱き着く、葬式 、死んだ人間の分までムシャムシャ食って生きる、出来ちゃった中退、また唐突にラジオ局で独り語り続け机の上で黄昏がれる姿の現代に飛ぶ。  踊って待つサークルよりも大切なもの、両親に御挨拶、娘への信頼、カーテンに隠れないと尋ねられない質問、聖夜、クラッカー、絵、食事、窓の外に降る雪。  アパートの外に積もった雪、手を繋いで刻まれる足跡、祈るように待つ抱擁、口づけを交わ黒いシルット、横で見届けたら天空に上がり見守るキャメラワーク。 撮影の近藤龍人は「桐島、部活やめるってよ」や「海炭市叙景」「ウルトラミラクルラブストーリー」「天然コケッコー」「そこのみにて光輝く」等でも活躍した名手だ。凄いことを簡単にやってのける。  呼び方を変えて縮めたい距離、黙って見届ける者、あの日の思い出、写真、パンで挟んでがっつく、車の窓から見る“あの日”。  隣人からの“返事”、写真、返事が無いなら一枚撮っちゃう、階段で再会、投げ落とすサンダル、どうしていいか分からないので声を出すしかない、新しい命、撮影、約束。 階段を駆け下りて追うもの、旅立つ者から贈る別れの挨拶、駆け登った先で残していくもの。
[DVD(邦画)] 9点(2016-12-15 04:23:33)(良:1票)
2.  酔いどれ天使 《ネタバレ》 
日頃から札付きのチンピラみたいな顔の三船がヤクザの「松永」を好演。  デビュー作「銀嶺の果て」から既に雄の匂いがプンプンしていたが、この映画でそれが爆発。 演技は駆け出しホヤホヤのチグハグで、何を言ってるか訳わかめ。 字幕があっても声が聞き取れねえ。  ただこの男が醸し出すオーラ! 戦争の暗さを背負い、それに負けない笑顔と怒りに満ちた三船敏郎は演技を超えた凄みを感じる。 地のオーラと動きで魅せる。  マキノ雅弘の「抱擁」でスマートなヤクザを演じていたのとは対照的だ。  オマケに仲間のヤクザに裏切られようともまだ仁義があると頑なに信じる松永。何度裏切られようとも。 酔いどれの医者に気遣われた恩を忘れずに庇い、「こんな腐った泥の中にも、一輪の蓮の花が残ってるはずだ」と信じ続ける。泥の中に咲く蓮の花を・・・。 こんなヤクザに同情すんなって方が無理だよチクショウ。  最後までヤクザを貫く山本礼三郎の存在も圧倒的。機銃のようにギターを抱えていやがる。  千石規子と久我美子は最高の癒し。 「静かなる決闘」の千石規子も良かったぜ。久我美子の初々しさが「白痴」であそこまで変貌しようとは思わなんだ。  壮絶な決着の後に、静かな感動をもたらしてくれる。 ペンキ塗れの壮絶な散り様は「野良犬」のクライマックスで“色”がつくラストにも繋がっている。
[DVD(字幕)] 9点(2014-12-18 17:29:58)
3.  用心棒 《ネタバレ》 
二大ヤクザを引っ掻き回す三十郎のキャラクター、一瞬の抜刀劇が面白い。 冒頭の「水の恩」をさらりと返す三十郎は本当カッコイイ。 殺伐とした世界をコミカルに闊歩するキャラが良いんだよなあ・・・。 終盤の一瞬で決着する破壊力。三船敏郎の太刀は早すぎて最初良くわからない。二回目見るとそのべらぼうな速さに度肝を抜かれてしまうワケです。  レオーネの「荒野の用心棒」も好きだ。 でも一瞬の破壊力はやっぱり「用心棒」が上だぜ。  見た目は冷徹な殺し屋、本当は飯を美味そうに食ったり捕まったりと人間臭い三船敏郎、ニヒルな悪党仲代達矢(後3回三船さんに斬られます)。  特に戦前から山中貞雄を始めとする時代劇で活躍していた加藤大介! 「市川莚司」時代劇から活躍し続けた時代劇には欠かせない名優。「人情紙芝居」「西鶴一代女」「元禄忠臣蔵」「血槍富士」などシリアスな役柄が多かったですが、今回は本間先生に匹敵する憎めないキャラクターに(笑)。黄門様とのやり取りも楽しくてしょうがない。
[DVD(字幕)] 9点(2013-12-17 11:49:51)
4.  夜の女たち 《ネタバレ》 
口×田中絹代と聞くだけで絶望するような人もいるかも知れないが、今作の田中絹代の凄味は他の溝口作品には無い気合を感じられる。  戦後の混乱を女性から描こうとする執念に満ちたタッチ、目を背けたくなるようなシーンの連続で時代に翻弄された女性の現状と力強さを訴えかけた。  女性たちを蝕む厳しき時代の波、家族を失い娼婦としてしか生きられなくなった女の哀しみ、その中で図太く生きようとする女性たちの強さ。  ラストは救いが無いと言わんばかりの畳み掛けだが、それでも彼女たちは辛い現実を真正面から生きていくのだろう・・・そんな映画。 そう、溝口の鬼畜の如きシゴキに耐えた女優たちの気高さのように・・・!
[DVD(邦画)] 8点(2014-12-13 18:38:06)
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