1. ラブファイト
ボクシングを軸として、若者と中年の恋愛を描いている点は興味深いし、各々の役者にも魅力はあるのだが、作品としてはどうも消化不良というか、盛り上りに欠けるというか。 誰が主役なのかわからなくなって焦点ボケしたというか。 古臭いという見方もわからないでもないが、こういうテイストはキライではない。でも若い人にはあんまりウケないのかも。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-04-10 11:07:46) |
2. 雷桜
蒼井優は好きなんだが男声で叫びまくるのに違和感が。岡田君もバカ殿やるなら徹底的にやらないと。どうも中途半端で。小出恵介は鉄板役でよかったけど。ストーリーは少女マンガ的で中年男が見るのは厳しいかな。 [地上波(邦画)] 4点(2014-03-28 10:23:35) |
3. Life 天国で君に逢えたら
太陽と海と音楽の効果なのか、ちょっと綺麗に作りすぎかな。もうちょっと心の葛藤や揺れみたいなものがあったのではないのかと。原作はまた違うのかもしれないが。子役の川島海荷ちゃんが収穫かな。 [DVD(邦画)] 5点(2014-02-21 12:25:44) |
4. ラストコンサート
薄命の若くてカワイイ女に気に入られて、人生の再起を図る中年の話なんだが、なんか中年親父の妄想たっぷりで、オイオイそりゃあ出来過ぎだろ?こんな女いるわけ無いだろ?と突っ込みながらも、ついつい見入ってしまうのは、私も妄想を抱いているからか??? [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-08-19 18:34:59) |
5. ラヂオの時間
《ネタバレ》 渡辺謙の役どころは、伊丹十三(タンポポ)とそっくり。コレってパロディー?使う役者がいつも同じなのもそっくり。かなり意識しているのか、それともある種のワールドを展開しようと思えばそうならざるを得ないのか?奥さんを主演にする日は来るのか・・・ [地上波(吹替)] 5点(2006-02-05 12:14:13) |
6. Love Letter(1995)
ストーリーは悪くないと思うのですが、関西弁のトヨエツが妙に軽薄で気持ち悪いのと、一方、中山美穂の陰湿な感じが作品を台無しにしている。酒井と柏原の高校生コンビは「白線」そのまんまで、まあ悪くはないのだが。 <追記>17年ぶりに再見。回想シーンがやや冗長で脚本が少々雑に思える部分はあるものの、「メメントモリ」テイストな死者を通じた交流と、自分の過去を振り返るという重層的な構成は中々よくできている。また、ネットやメールが流行るギリギリ直前だからこそ成立する物語で、現代では製作不可能な貴重な作品であり、デジタル化の進展により人間の情感もだいぶ変化したのではないのかと思わせられる作品でもある。ところで、図書館ネタって他の小説や映画等々で類似の設定を見かける事があるが、元祖はコレなんだろうか? [CS・衛星(邦画)] 6点(2004-02-16 01:10:00) |
7. 羅生門(1950)
「自分勝手じゃなきゃ生きていけない世の中」で人を信じる事は出来るのか?理想主義者の坊さんと諦観した下人の人物対比が面白い。坊さんの「人を信じられなくなったらこの世は地獄だ」のセリフが印象に残る。(※「子供が6人いる」もウソだと思ってしまった・・・) 7点(2004-02-04 02:57:22) |
8. ラスト サムライ
《ネタバレ》 まず皆さんが言われるように突っ込みどころ満載でやはり外人製作の限界を感じた。 何も知らずに観にいったので、商業性・娯楽性が高く、合戦シーンの多さに驚き。 もっと武士道の精神性について描かれた硬派な作品という期待があったので。 渡辺・真田コンビは「独眼流正宗」でも義理の親子関係で共演しているが、 「独眼流正宗」の方がシビレルぐらい断然カッコイイし、 武士について知りたいなら断然「独眼流正宗」が上。 ただし、本映画作品での2人の存在感は光ると思う。 シーンとして良かったなあと思えるのはトムクルーズと小雪家族との交流。 そもそもダンナ・オヤジの仇を受け入れるという設定がキツイのだが、 勝元にたまたま偶然助けられたその辺の異国人が 日本での生活を通じて武士道に目覚める程度にしておけば、 未亡人小雪とデキようが、子供の父親代わりになろうが 無理が無く、もっと深みのある相互理解を表現できたと思う。 子供の最後の台詞「行かないで!」なんかは ちょっと「シェーン」みたいだなあ、って思いましたが。 忍者襲撃程度は盛り上げシーンとして許容しても その後の合戦シーンは映像的な迫力は認めるけど、いろいろ無理・無茶があるよ。 「NOと言える明治天皇」もちょっと軽すぎて、受け入れ難い。 いろんな設定を全く無視して単純に娯楽映画と割り切って楽しむならよいが、 この作品が流行る事によって、また変な誤解を国内外に与えるのが心配。 <追記>16年ぶりに再見。その後、色々とモデルがある事を知れば知るほど設定や表現方法のデタラメ具合が目に付いてしまうのは仕方のない事ではあるが(合戦シーンはもはや『戦国自衛隊』を思わせるファンタジーの世界と言ってもいいレベル)、その根底にあるオリエンタリズムをどう考えるか?という厄介な問題は西洋人が日本を描く時に留意しなければならないという事にあらためて気づかされる。 [映画館(邦画)] 6点(2004-01-18 04:54:33) |