21. ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス
最後のスタッフロールまで安達祐実だと気付きませんでした。それはともかく、中途半端な作品です。「ノストラダムス」というのも、既に賞味期限切れのネタですし、肝心の脚本がお粗末な限り。舞台がアメリカからアマゾンや処刑島にポンポン飛んだり、不二子が中途半端に記憶喪失になったりと、場面展開が唐突で、ほとんど必然性もありません。始めに脚本ありきで、ルパン達を自由に動かす作品作りを心掛けないから、場面展開が豊富な割に、いかにも時間稼ぎ的でまとまりが無く、こじんまりとした展開になってしまうのです。五右衛門参入の理由も不明のままですし、そのため彼の活躍もほとんど無し。あの義眼もどうやって作ったのかとか、バーチャルリアリティによるセキュリティシステムとか、ミサンガをはめた人間を自由に操るとか、突っ込み所も満載。相変わらずの、ご都合主義的展開もルパンだからこそ許されているようなもので、逆に言えば、脚本の粗さをルパンにごまかしてもらっているとも言えるのではないでしょうか。 4点(2004-02-01 13:52:09) |
22. ルパン三世 炎の記憶~TOKYO CRISIS~<TVM>
「遺伝子改造人間を軍事利用する」というストーリーは陳腐だし、敵キャラの魅力も皆無ですが、個人的にはそんなに嫌いじゃないですね。ルパンシリーズでは、単にルパンを追っかけているだけで、意外とキャラの掘り下げがされていない銭形にスポットライトが当てられている点を評価したい作品です。舞台も現代の日本だし、小汚いアパートにルパンや銭形が暮らしているところも親近感が湧きます。まりやもなかなか愛らしい。ただ相変わらず、五右衛門の扱いがヘン。何か無理やりストーリーに絡ませているだけで、斬鉄剣を盗まれた経緯等は完全に無視。まりやの予知能力の設定もほとんど活かされないままというのも、もっとストーリーに絡んで行けば面白くなりそうだっただけに残念。 5点(2004-01-30 20:40:05) |
23. ルパン三世 アルカトラズ・コネクション<TVM>
毎回、がんばってネタを探して作ってくれる努力は買います。ただ、良くも悪くも、相変わらずのご都合主義的展開の連続には、さすがにルパンシリーズとは言え、かなりウンザリ気味。どれだけ近距離でマシンガンを連射されようと「絶対に」当たらなかったり、何故かいつの間にか五右衛門が夢中になっていた女がマフィアの一味だったり(←前後のエピソード無視。五右衛門のキャラクター性も無視)、揉み合っている時に一瞬で「袖口に隠されている銃の銃弾」を「何故かあらかじめ用意してあった空砲にすり替え」たり、その上、「何故かあらかじめ用意してあった自分の死に顔のマスク」を被って死んだフリをしたり、またその「ただの死んだフリ」に、敵側があっさり騙されたり、海底から引き上げた何十本もの金塊の中で、「偶然最後に残った一本」が、JFK暗殺に関わる資料だったりと、このあまりにも都合のいい展開は、既に「ルパンだから」ではすまされるものではなく、単なる「手抜き」というべきものです。この作りの「軽さ」や「安易さ」が、最近のシリーズ作品の安っぽさ、つまらなさに繋がっている原因だと思います。監督始め、スタッフ一同に猛省を促します。唯一、栗貫のルパンだけは回を重ねる毎にうまくなっていくので、その点で+1。 4点(2004-01-24 07:16:46) |
24. ルパン三世 念力珍作戦
どの辺が「念力」で「珍作戦」だったの?この企画自体が「珍作戦」という意味なら超納得。企画が赤塚不二夫というのも、この作品の意味不明さをいや増します。 2点(2004-01-20 03:59:43) |
25. ルパン三世 燃えよ斬鉄剣<TVM>
五右衛門が中心のストーリーのはずなのに、ラスト以外、彼にほとんど活躍の場が無いのは残念な限り。敵キャラも微妙に中途半端な感じで魅力に欠ける。特に桔梗のキャラの掘り下げがいい加減で、五右衛門を裏切るに至った経緯や、心の底にあるであろう葛藤がまったく描けていない。同じように、ストーリーにも盛り上がりやどんでん返しが無く、可も無く不可もなし。何か、ルパンを始め、登場キャラ全員が脚本に沿って淡々と「演技」しているような印象を受ける作品でした。 4点(2004-01-17 21:41:59) |
26. るーみっくわーるど 炎トリッパー
懐かしいです。今思えば、確かにこれは「犬夜叉」の原点的作品ですね。タイムトリップものとして、すっきりとまとまっている名作です。 8点(2003-10-22 17:44:42) |