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1.  ローレライ
戦場という特殊な状況下に置かれた男たちのドラマ。それは常に死と隣り合わせであることを意味し、ただそれだけでも緊迫感を生み出すものだが、さらに潜水艦という閉塞された空間ともなると一層切迫感を帯びてくる。しかし本作に限って言えばカラッとした明るさ(脳天気と言い換えてもいい)を覚えても、緊張感の欠片も感じないのは何故だろうか。シリアスさの一方でSFファンタジーといった感覚の本作が、そのどっちつかずの印象となっているのも、一人の超能力少女を登場させている事に起因しているように感じられる。男たちの舞台に上げてしまったこの不思議な少女に、どれだけのリアリティを感じさせられるかが本作のポイントともなるわけだが、実際にはさほど重要な役割を担っている訳でもなく、また有機的な働きをするでもなく、実に曖昧で得体の知れない存在としか映ってこない。しかもその彼女を艦長以下乗組員全員が、この男たちの聖域に容易く受け入れてしまうという不可解さ。とても国家存亡を担っている軍人たちとは思えないほどの御気楽さである。「私は、歌うことが好き」などと、妻夫木クンと甲板で日向ぼっこをするなど、状況を考えるまでもなく、まったく真実味のない浮世離れしたシーンであり、いかにも若い客層狙いのあざとさを感じてしまう。その他、全編有り得ない設定のオンパレードで、基本的なコンセプトを見誤ると、かくも無残な作品となってしまうという戒めをも感じてしまう。本作は戦争体験とはまったく無縁の世代が、そして過去の戦争映画をロクに勉強もしていないことが図らずも露呈してしまった、いわゆる平成という時代そのものが創り上げた産物だと言える。
[映画館(字幕)] 4点(2008-05-04 14:46:41)(良:6票)
2.  LOFT ロフト(2005)
ホラー作品に於ける様々な怪現象や超常現象には説明がつかない或いは理由の解らないからこそ、人々はそこに底知れぬ恐怖を感じとるのである。過去にこう言った点を独自の視点でクリアしていった傑作ホラーと呼ばれる作品群がある一方で、物語が進行するにつれそれらの大半が、所謂「怨念話」によるものだと解明された途端に、興醒めしてしまうといった作品が多いのも事実である。それは状況においての辻褄合わせの為の説明過多、つまりは余りにも理屈で語ろうとし過ぎるからに他ならない。見えない、そして説明がつかない「何か」が纏わりついてくるような恐怖。その「何か」の後を追うような視線と、やがてくる覗き見という「禁断の世界」への好奇の眼。黒沢清はD・リンチを意識しているのではないかと、私などは常々感じていて、無理矢理共通項を模索すると前述のようになるが、映画が進むにつれ、リンチ作品は物語性が後退し、迷宮の世界へと入り込み、常識としての話の筋そのものが殆ど意味を持たなくなる。 それに対し黒沢の新作は、「現実」と「非現実」の描写が混沌もしくは逆転し、「曖昧な現実」と「具体的な非現実」として、極めて通俗的に物語れていく。ひたすら意味の解らない独自の世界を映像で語り続け、意味の解らないからこその面白さを探求しているリンチに対し、本作の後半から終盤にかけての説明過多とも思われる回想シーン(主人公たちの悪夢ともとれるが・・・)が具体的に過ぎる反面、未消化に終わっている為、大部分の不可解な謎との均衡を阻んでしまっている。そこにはリンチのような、意味の解らないなりに魅惑的な面白さなど存在する筈もなく、かと言って多くの謎(矛盾と言ってもいい)が解明されるカタルシスも生じない。まるで散りばめられたパズルがいつまでたっても組み合わされないもどかしさを覚えるばかりだ。それを良しとする向きもあるようだが、一般の観客はやはり納得するまい。それでいいのか。
[映画館(邦画)] 6点(2006-10-22 17:25:49)(良:1票)
3.  ロックンロールミシン
主人公はインディーズ・ブランドの服作りを目指すデザイナーの卵たち。本作は彼ら4人の若者それぞれのひと夏のほろ苦い青春ドラマ。夢と現実とのギャップにもがき苦しむという、彼らの夢に向かう躍動感や、後戻りできない焦燥感といったものが、真夏の逆光の揺らめきや煌めきを捉えたカメラで巧く表現されていたように思う。池内博之やりょうらの若手の演技にもまた魅了された。
7点(2003-08-24 18:11:36)
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