1. Love Letter(1995)
《ネタバレ》 以前から一度観たかった作品。中学時代の酒井美紀、柏原崇が初々しくて良いですね。互いが気になる存在になのに、(自分自身にも)気づかないフリをしている二人。 光あふれる白いカーテンの舞う図書室、賑やか&静寂な木造校舎、自転車置き場など学生時代を思い出して懐かしい気持ちに。 この時代の中山美穂はショートヘアも似合っていて魅力的。こういうさらっとした、いい女風でない役の方(モテ役だとしても)が中山美穂は向いている気がします。 山に向かって叫ぶ「お元気ですかー」に冷めた引いたという感想も少なくないようですが、亡くなった人へ気持ちをぶつけるのってハタから見たら、きっと滑稽なものなんでしょう。でもその滑稽さが逆にリアルだと私は思いました。 (最初のとっかかりは彼に手紙を出してみようという博子の思いつきでしたが)彼の好きだった二人の女性が、いたずらっ気のある彼に導かれ、徐々に穏やかに幸せな方向に進んでいくように感じました。 [インターネット(字幕)] 8点(2016-05-17 20:20:37)(良:1票) |
2. 日本沈没(1973)
《ネタバレ》 制作した年代から、ウルトラマンが出てきそうな古めかしい印象はあるものの、予想より迫力ある映画でした。現代映画より逃げ惑う人々の様子が残酷なほどリアルだと思います。いまの時代に、地震・火事・テロなどが起こっても、こうした有様になるのではと感じます。最後は何とか日本沈没は免れて終息して、婚約した二人も再会してTHE ENDかと思ったら、そうではないところもいい。小松さんの原作、最近のリメイク映画も見てみます。 [地上波(邦画)] 7点(2009-09-20 17:57:58) |
3. スワロウテイル
《ネタバレ》 当時、映画館に足を運んで観たのを再視聴。 初見の時、自分が子供だったせいか気付かなかったけれど、いま観ると伊藤歩ちゃんが独特の雰囲気を持っていて魅力的ですね。主演に抜擢されるのも分かるなーと。 三上博、Charaの存在感で、ゆる~いストーリーが保ってますね。 桃井かおりのこの役は、そのままヘルタースケルターに発展!? 山口智子はもっと活躍しても良かったのに勿体ない印象。 太陽光で徐々に色彩がかすれていくような、退廃的でざらっとした印象の90年代を思い起こす作品でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2016-05-24 18:30:22) |
4. 洋菓子店コアンドル
《ネタバレ》 蒼井優にはグランジロックっぽい印象を持っていたので、こういう、ちょっと乱暴でやさぐれてる女の子の役がハマるなと感じました。 洋菓子はとても繊細なモノなのでしょうが、この作品は良くも悪くもざっくり作りました、という印象。 (送迎バスは小さい子を一人で帰らせてはあかんでしょとか、そんな短期間で上達する!?とか突っ込みどころアリまくりので) ちなみに某朝ドラは、はっちゃけた主人公、天才シェフ、職場の女性の先輩などなど、この作品を参考にしたんだろうなと推測。 お菓子好きの家族がいるなら、一緒に一服する時にちょうどいい作品かもしれません。 お菓子を作る時のキリッとした姿は素敵なので、感化されて、ちょっと気合い入れて作ってみたくなりますね。 [インターネット(字幕)] 5点(2016-05-24 17:54:31)(良:1票) |
5. ヘルタースケルター(2012)
《ネタバレ》 原作を読んでいるから一度観てみたかった。最初から全裸の沢尻がぼーんと出てきてビックリ。何気に寺島さんがすごい役。よく引き受けたな。美術は蜷川さんできれい。配役も蜷川さん好みだなと思った。しかし冗長過ぎて途中から見るのが苦痛に。それだと映画にならないのだろうが、この半分か3分の1の時間でよかった。漫画の世界を映画にするのって大変なんだなと思った。 [インターネット(字幕)] 4点(2016-04-11 08:36:28) |
6. しあわせのパン
眠れない夜、スクリーンに流しっぱなしにしたら良さそうな作品。ただ、線の細い絵本か少女漫画をそのまま映画にしたような、個人的には単調な印象だった。美しく清潔な非日常の世界は、自分には高尚過ぎた。 [インターネット(字幕)] 2点(2016-04-11 09:06:42) |