201. 害虫
堕ちるか堕ちないかのギリギリの綱渡りをしているような少女、誰かに助けを求めている少女に気付かない振りをしてしまう回りの大人、最後は大人に喰いモノにされてしまうってこと?宮崎・蒼井とも少女特有の色香がよく出ていたんじゃないかな。 3点(2005-03-20 20:23:10) |
202. 砂の上のロビンソン
団地住まいの中流サラリーマン一家が住宅会社のモニターとして憧れの一軒家に住むことに。客の前で幸せな家庭を装い続ける事が、やがて家族の崩壊へと導いてゆく。本当も幸せや家族とはなんであるかを考えさせられる。 6点(2005-03-20 14:33:37) |
203. 赤線地帯
売春防止法成立以前の吉原に生きる女たちのドラマ。騙し騙され、泣きながら叫びながらも強かに生きていく娼婦、女の数だけそれぞれの事情があり、生きていく上で仕方なく身を堕とす女たち。そして新たな少女がこの世界の中に堕ちて行こうとしている。やがて少女は一人前の娼婦へと変身していくんだろう。 7点(2005-03-19 22:28:05) |
204. 朗かに歩め
かなり米国色が出まくり、尚且つ小津監督らしい絵も随分と見られるようになってます。物語はベタなお話しではあるんですが、仙公かなりいい味出してます。とってもホットな気分になれる人情話でした。 6点(2005-03-17 20:28:52) |
205. スウィングガールズ
女の子は可愛いし、ガンバッてるんだけど、コレまんまウォーターボーイズじゃん!コラッ矢口チョッとは捻らんかい!でもって他の方も言ってますが、また竹中かよってのがね。ただ何時もに比べて竹中ワールドが控えめなのが、監督自身は他の役者で行きたかったのに製作側からのプッシュで止む無くなのかな・・・なんて邪推をしたりしてしまった。全体的にチョッとナメ腐ってる気がするから辛口採点。 2点(2005-03-16 21:22:23) |
206. 不貞の季節
緊縛SM小説家とその妻と編集者の織り成す、コミカルで悲哀の漂う物語。小説の中では何人もの女性を縛り上げ官能の世界を描く小説家も、実生活では妻を満足させることが出来ない。編集者の告白する妻は自分の求める官能的な世界に生きている。そんな2人の全てを許すと共に、かつてない名作を書き上げる。 7点(2005-03-13 11:10:21) |
207. 海に降る雪
五木ひろし夫人の和由布子と田中裕子の弟・田中隆三というカップリング。愛し合う二人であるが彼女には隠された過去が有り、そのことからすれ違いが起こり、愛しているのに分かれるハメに・・・まあよくあるお話しです。何かの同時上映だったが思い出せない。 1点(2005-03-12 21:53:29) |
208. tokyo.sora
狙いすぎなのかなあ、感じ出そうとしすぎててストライクゾーンがすごく狭いピンポイントにしかウケない映画になってしまってる気がします。 0点(2005-03-12 19:00:52) |
209. 中国の鳥人
三池監督は私的にはかなり苦手な監督なんですが、特にこの映画でその想いを強めてしまった気がします。ちょっと私には理解しがたい映画でした。中国の人々や子供たちだけに点をつけます。 1点(2005-03-12 00:22:23) |
210. 喜びも悲しみも幾歳月
「新・喜びも・・・」を見てからこちらを見たわけですが、同じ題材の年代記物でも随分とこちらの方が出来がいいです。時代設定が戦前から戦後に渡っているため、灯台がただ単に水上交通の要であるだけでなく、尖閣諸島の灯台問題もあるように国防上も非常に重要な施設である事を改めて思い知らされます。ラストの霧笛を鳴らし合うシーンは結構好きです。 6点(2005-03-12 00:15:17)(良:1票) |
211. 大曾根家の朝
クリスマスを祝う平和な一家に突然災難が降りかかる。思想犯として捕らえられる長男、招集され戦死する次男、軍人に憧れる三男、愛する人が出征し叔父に無理矢理結婚を勧められる長女、焼き出され勝手に上がりこむ軍人の叔父、じっと全てを受け入れる母。やがて運命の一日が訪れ彼ら全ての価値観は覆される。平和であることは何よりも幸せであることに違いないが、彼らは当時の日本人の中ではかなり恵まれた一家である。 4点(2005-03-12 00:06:24) |
212. 大根と人参
何時もの笠さんとは一風変わった激情型の笠さんが見られます。学友・山形勲との大ゲンカ、ろくでなしの弟・長門裕之との大立ち回り、でもって娼婦が次々と笠さんを誘惑します。キレイな空を見ていたら突然旅に出掛けたくなるそんな気持ちってあるよなあ。 4点(2005-03-11 23:19:24) |
213. 二人の武蔵
男前の大競演!天下の二枚目・長谷川一夫、雷様こと市川雷蔵、若かりし橘警部・本郷功次郎、宿敵・小次郎には美しい勝新です。殺陣シーンも満載ですが、両巨頭の魅せる殺陣に少々不満もありますが、そんな中で勝新の殺陣の迫力は際立ってます。勝新・玉緒・鴈治郎の3人も共演で、中村玉緒の可愛らしさにドキッとさせられます。 6点(2005-03-11 22:45:43) |
214. 学生ロマンス 若き日
小津版「私をスキーに連れてって」ですねえ。赤倉にユーミンの歌が流れて聞こえてきそうです。良く映画の中に出てくる戦前の学生さんは、とても志が高くしっかりしてらっしゃるのだが、この映画の都の西北に住む学生さんは勉学よりも恋に遊びに一生懸命、今の学生となんら変わりない事に嬉しくなります。しかしこのお嬢さん、スキー板が流れても拾いにも行かずティータイム、挙句の果てには・・・かなりイイ根性してらっしゃいます。 6点(2005-03-11 21:05:13) |
215. 茶の味
ショートコント的風景には閉口してしまいますが、他愛ない日常の中でのチョッとした努力や勇気は、誰に見せるわけでもなく己のためのモノである。そんな姿をきっとどこがで誰かが見ていることでしょう。充実した今日を送った者の明日には、昨日と違う自分がいる事でしょう。 7点(2005-03-09 22:12:24)(良:2票) |
216. 侍(1965)
喜八監督=喜劇というイメージを覆される本格時代劇の力作です。物語からすれば三船の侍役はもっと若い俳優さんの方が良かったと思いますね、どうしても三十郎に見えてしまうんですよ。時代に翻弄される若侍の悲劇であるべきなんでしょうが、物語の面白さは損なわれていないし、ラストシーンの迫力はやはり三船でしか出せないものでしょうか。クビを掲げて雪道を彷徨い歩く姿の狂気さに寒気を感じました。 7点(2005-03-08 22:26:43) |
217. sWinGmaN
始まってすぐにおおよその流れが読めてしまった。流れは一向に変わることなく急にも緩くもならず、ダラダラ流れるばかり。 1点(2005-03-05 10:21:05) |
218. がんばれ!!タブチくん!!激闘ペナントレース
チアガール姿のみよ子さんに温かき夫婦愛、内助の功を感じます。堤オーナー、タブチくんにボールぶつけられてる場合じゃないですよ! 5点(2005-03-02 22:46:28) |
219. ふくろう
喜八監督は逝ってしまわれたが、こちらはお元気そう。伊藤歩嬢の若い肉体はさぞ眩しかった事でしょう。お気楽コメディかと思いきやコレがなかなかシニカルコメディでした。お役所仕事を徹底批判、公共工事にムダな電気に水道、警察腐敗に官僚批判、新藤監督まだまだお若いです。大竹しのぶに向こうを張った伊藤歩も負けてません、将来性バツグンですね。 7点(2005-03-02 22:20:01) |
220. “エロ事師たち”より 人類学入門
今も昔も変わりなく男にとってエロとは永遠のテーマである。全ての男の欲望を満たすため、誰よりもエロを愛し、エロに人生を賭ける”エロ事師”の生き様。彼が女性からの性の解放を叫ぶ姿は”独裁者”であり、ひとりで大海原へ旅立つ様は哀愁が漂いつつも、実に滑稽でありチャップリンである。 8点(2005-02-27 22:32:36) |