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コメント数 1963
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461.  本日休診 《ネタバレ》 
都会の下町に住む人達とそこで医者を開業し、やってくる人達を温かく、時には厳しく見つめる町医者役の柳永二郎のとぼけた演技が何と言うのか?良い味を出していて、他にもやってくる客やこの物語に出てくる人達がどの人も良い味を出していて、特に女優陣がいずれも素晴らしい!角梨枝子に岸恵子に淡島千景が皆、美しく、また望月優子の腰巻が凄く笑える。上手く言えないけど、とにかくこの作品、観たのは今回が初めてだけど、雰囲気はどことなく川島雄三監督の映画のような不思議な魅力いっぱいで楽しかった。この映画、シリアスなヒューマンドラマでもあり、喜劇でもありつつ、けして、下品にはならず、それでいてユーモアたっぷりに最後まで楽しませてくれて、特に私もあの最後のシーン!三國連太郎演じる戦場帰りの元将校の基、みんなで大空高く羽ばたいていく沢山の雁を見守るあのシーンは感動しました。これまた今まで知らなかった良い雰囲気の日本映画を観た気がします。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-02-25 21:46:22)
462.  戸田家の兄妹 《ネタバレ》 
「東京物語」に通じる家族のあり方、家族制度への問いかけ、小津監督らしい人間を見る眼の優しさと厳しさとの両方が上手く描かれていて感心しました。最初のうちはかなり腹の立つ内容ではあるものの、佐分利信扮する次男が帰ってきた辺りから話は段々と面白味を増し、そして、何と言ってもあの法事の席でのやりとり、母と妹が冷たくされている事に対しての怒りを見事なまでに表現し、兄やその配偶者などを片っ端から追い払うところなど気分爽快!小津監督は最後に見事な場面を持って来て見せた。流石です。また一つ小津監督の映画で良い作品を観た。そんな気が致します。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-02-19 11:50:17)(良:1票)
463.  ある映画監督の生涯 溝口健二の記録
昨日の小津安二郎監督のフィルム映画に続いて、今度はもう一人、これまた日本映画を代表する名監督中の名監督の一人である溝口健二監督の記録映画もということで、小津監督を見たら溝口監督も見なくてはならないと思って、一緒に借りてきました。そして、これまた昨日、見た小津監督のフィルムに続いて、見応え十分!溝口健二監督と共に仕事をした素晴らしい俳優、素晴らしい脚本家、カメラマン、その他溝口健二監督作品に携わった多くの関係者のインタビューを聞いて、溝口健二監督も素晴らしい監督であったと共に一人の人間としても素晴らしい人物であったということが解る。日本人なら黒澤明監督は勿論、小津安二郎監督にそして、溝口健二監督も見るべきだ!それだけ溝口健二監督の映画には日本人的な美の世界が写し出されている。少なくとも現代の日本映画にはない何かがきっと見つかるはずです。この記録映画を見ると、私は勿論のこと、今まで知らなかった世界、溝口健二監督の素晴らしさ、溝口健二監督作品にもっと興味が沸くこと間違いないと思うし、少なくとも私は今まで以上に溝口健二監督の作品にも小津安二郎監督同様、興味が沸きました。とにかくまた一つ、素晴らしい記録映画を見た思いでいっぱいです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-16 22:47:14)(良:2票)
464.  生きてはみたけれど 小津安二郎伝 《ネタバレ》 
冒頭、映し出される小津安二郎監督のお墓と「無」の文字!そして、そんなお墓の前で一人、手を合わせる笠智衆さんの姿を見て、小津作品=笠智衆、笠智衆さん無くして小津作品は語れないと改めて思った。私にとっての小津作品との出会いは10年前でした。その時は全く解らなかったし、面白くもなかった。しかし、あれから10年、何となく観た「東京物語」で感動し、その後も小津さんの映画は何本か観ているけど、どれも良かった。昔、観て良くても今、観ると大したことのない作品が沢山、ある中で小津監督の映画はその逆で、昔は解らなくても、今、観ると凄く良く解るし、面白い。また感動する。これが本当の意味で良い映画ではないでしょうか!そんな小津作品に関わった人達、俳優(男優、女優共)に脚本家、カメラマンをはじめとするスタッフ全員、更には小津監督の家族、親に弟に妹、他にも生前、親しくしていた他の映画監督とのエピソードとインタビュー、その全てがとても興味深く描かれていて良かった。小津作品のファンで小津監督の作品に大きな影響を受けていると思われる山田洋次監督の姿も観られて嬉しい。小津監督のお墓に書かれている「無」について語られる話も凄く興味深く思えました。この作品を観て、益々、小津監督の作品に興味が沸きました。私自身、まだ観ていない小津監督の作品が何本もあるので、残りの作品も全て観たいと思わせるそんな貴重な体験をした思いでいっぱいです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-15 21:55:51)(良:1票)
465.  淑女は何を忘れたか
小津監督、これまた面白い作品を見つけました。この作品にしてもどの登場人物の描き方がとても面白く描かれていて楽しめる。小津監督の映画を観て感じることは、一人、一人の台詞回し、その時の映し出される表情の豊かさ、面白さ、観ていて本当に楽しい。ストーリーだけを追って観ていたら小津監督の作品は面白くはないと思うし、楽しめないと思う。しかし、小津作品に共通して言えるのは物語よりも間の取り方、会話の楽しさ、暗くなりがちな所をユーモアたっぷりに描くことで楽しませてくれる。だから私は小津監督の作品はどれも好きです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-12 13:15:14)
466.  カルメン故郷に帰る
日本初のカラー映画というだけあって、何だか凄く新鮮味を感じるオープニングと色使い、色彩の美しさを感じることが出来るこの作品の一番の良さはどの人間にしても観ていて気持ちが良い。高峰秀子と小林トシ子、この二人の演技の面白さ、特に明るくて陽気な性格の高峰秀子演じるリリー・カルメンが良い。また父親役の坂本武とそして、何と言っても校長先生役の笠智衆が素晴らしい!何だかまるで寅さんに出てくる越前様のようなその人物像がとても良い味、出してて良かったです。全体的な雰囲気も良い。結構、笑えるし、木下恵介監督は人情劇も上手く撮るなあ!と思いました。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-02-12 13:04:42)
467.  東海一の若親分
マキノ雅弘監督に中村錦之助と来れば、こいつは観る前から期待大!期待通りこれまた面白かった。もう中村錦之助ほど活きの良い侍はいなんじゃないかと思えるぐらいです。次郎長親分に扮する中村錦之助が今回もこれまたかっこ良く、そして、またしても丘さとみが本当に可愛くてたまらん!一人二役の丘さとみの演技も見所の一つで、そして、他にもこのシリーズ常連のメンバー達が楽しくて良い!ジェリー藤尾と渥美清が今回もこれまた良いんだなあ!いずれにしても中村錦之助をはじめとするこの作品に対する役者達の思いが監督との息の合ったコンビで私はこのシリーズも監督こそ違うものの同じ中村錦之助主演の作品のシリーズものの中では「宮本武蔵」に「一心太助」シリーズ同様、好きです。 
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-05 12:38:38)(良:1票)
468.  江戸っ子奉行 天下を斬る男 《ネタバレ》 
中村錦之助と丘さとみ、本当にこの二人、いつもいつも一緒でずるいなあ!と思ってしまう。しかし、この二人なら許す。とにかく本当にこの二人が画面に出てくるとそれだけで感情移入させられてしまうほど、この二人は東映時代劇のメンバーの中でも一番のお似合いのカップルだと思う。今回は博打で大負けした兄の身代わりになってしまう丘さとみ、同じくそんな丘さとみを助ける中村錦之助、そこに絡んでくるお家騒動、色んな要素が絡み合って、しかも僅か89分という短い時間の中でこれだけテンポ良く、悪党どもを最後は約束通りの展開ながらも気分良くやっつける。観ていて本当にスカッと致しました。それにしても丘さとみ、今回も物凄く可愛い!益々惚れてしまう。またそんな丘さとみと並んで大川恵子の美しさもこれまた見所の一つで、中村錦之助を訪ねにやってきた時の大川恵子と丘さとみのツーショット、ファンにはたまりません。作品全体の雰囲気、俳優達の演技もそして終り方も良い。また一つ面白い時代劇を観ることが出来て良かった。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-05 11:41:36)
469.  任侠東海道 《ネタバレ》 
清水の次郎長、片岡千恵蔵のかっこ良さに加えて中村錦之助の鬼吉といい大友柳太朗の大政といいその他、東千代之介に大川橋蔵に里見浩太郎に名前を全部挙げると、とてもじゃないけど言いきれないほどの豪華な顔ぶれ、そんな中で、1番かっこ良かったのが仁吉役の市川右太衛門!惚れた女房(長谷川裕見子)との別れのシーンが哀しい。そんな市川右太衛門との分れを決断し、出て行く長谷川裕見子が本当に美しい!こういう女を演じさせたら彼女の右に出る者はいないと思う。月形龍之介、進藤英太郎、山形勲達の悪人等と戦うシーンでの畳み掛ける音楽も良い。殺陣のシーンの迫力がとにかく昨今の時代劇なんとかは比べ物にならないぐらいです。最後、仁吉が死んでしまった後のシーン、特に最後、仁吉に向って語りかける片岡千恵蔵の「仁吉、御主は男の中の男だったぜ!」という台詞が何とも言えないかっこ良さと哀愁を感じる。これもまた私は満足のいく1本として忘れられません。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-31 20:55:39)
470.  勢揃い東海道 《ネタバレ》 
片岡千恵蔵扮する次郎長親分の渋さとかっこ良さが輝る。遠山の金さんも良いけど、個人的には遠山の金さんの片岡千恵蔵よりも次郎長親分の片岡千恵蔵の方が私は好きです。そんな片岡千恵蔵が本当にかっこ良く、またその他の役者達にしても今回は出番の少ない中村錦之助の相変わらずのかっこ良さ、出番は少なくとも画面に中村錦之助が出てくるとそれだけで嬉しくなります。他にも市川右太衛門といい中村錦之助以上に出番の少ない中で中村錦之助と並んで今回もかっこ良い人間を演じている大友柳太朗が良い味出してる。仁吉(大川橋蔵)の敵討ちするまでの物語の運び方、スリリングな音楽に乗せての決闘シーン、また一つ昔の時代劇で面白い作品を見つけてしまいました。ラストシーンでの海を背に向かい合う片岡千恵蔵と市川右太衛門の二人が握手するシーンは「任侠中仙道」でもあるけどこの作品ではそれ以上に感動的でした。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-30 20:23:43)
471.  お嬢さん乾杯 《ネタバレ》 
華族の令嬢、池田恭子演じる原節子の燐とした美しさ、気品に満ち溢れた姿、そして、そんな原節子に「おなか、空いたわ!」なんて笑える台詞を言わせてしまう木下恵介監督、凄い!あの場面は本当に笑った。それとこの映画、不器用な男と女の大人の恋愛を描きつつも、本来なら暗くなりがちな所をユニークな場面と会話のやり取りで楽しい仕上がりになってます。原節子が佐野周二にお茶を進める場面での「どうぞ!どうぞ!」ていう時の可笑しさときたらたまりません。木下恵介監督と言えば悲劇のドラマばかりの監督だと思われがちですが、そんなことはなく、こういう上品で楽しい喜劇も撮れる素晴らしい監督だということがこの映画を観れば解ると思うし、とにかくどの俳優にしても上品で嫌味がないのが素晴らしいです。これもまた日本映画全盛期の頃の日本的な雰囲気を感じるそんな一本です。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-23 22:02:57)(良:1票)
472.  運が良けりゃ
山田洋次監督の映画では寅さんシリーズ以外のコメディの中ではこの作品が一番面白い。落語好きの山田洋次監督らしくテンポの良いストーリー展開とブラックユーモア満載でこれは楽しめる。同じ山田洋次監督の「馬鹿まるだし」や「馬鹿が戦車でやってくる」よりも面白かったし、好きです。それにしても山田洋次監督の喜劇の演出家としての才能の高さをこの作品を観れば解る。落語好きにとっては間違いなく楽しめるそんな作品です。あっ!そうそう、私もあの婆さん、怖かったなあ!けど、怖い中にも笑える要素がたっぷり描かれていて楽しかった。作品全体の雰囲気が何となく川島雄三監督の作品に近いものを感じたけど、私だけかなあ?
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-22 18:06:49)
473.  江戸の名物男 一心太助
わっあ~い!やっと見つけたぞ!早速、借りてきて観ました。この作品!いやあ、何と言うのかこれまた可笑しくて笑ってしまった。中村錦之助の一人二役、ここでも本領発揮!活きっぷりの良さ、啖呵切る時のあの眼が良いねえ!同じ男なら絶対、憧れるよ!男ならこうなりたいってね。何しろ作品全体に元気があって宜しい!このシリーズ、これが3本目だけど、今のところでは二番目かな!それでも十分、楽しめたしこのシリーズやっぱり良いですねえ!ようし!こうなりゃ近くのレンタル屋さんに置いてある中村錦之助出演の作品、全部制覇してやるぞ!ぐらいの勢いも出るがな!本当は9点でも良いんだが、敢えて8点にしました。このシリーズ、個人的ベストワンは私もMrs.sozeさんと一緒で「家光と彦左と一心太助」であります。それにしてもこれもまたたった二人のレビューとは、勿体無いなあ!このシリーズ、本当に面白いのになあ!  
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-19 22:41:49)(良:1票)
474.  愛のお荷物
川島雄三監督、この監督、本当に頭の中、どうなってるのかと思いたくなります。この作品にしても何とも不思議な魅力いっぱいで、観ていて楽しい。よくこんな内容の作品を思いつくものだと感心させられます。まずは冒頭の証人喚問でのやりとりからして笑える。本当は赤ちゃんなど欲しくなかった筈なのに赤ちゃんが出来てしまった。そのことに対しての証人喚問とその時の周りの人間の見つめる視線、そして、代議士とその息子、更にはその嫁さんにその両親と、その他色んな人達を交えての人間模様、いやあ、何と言うのかこれもまた可笑しくて、どこか哀愁も漂う。個性派の俳優勢揃いで楽しい作品になってます。個人的には東野英治郎のじいちゃんが最高です。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-17 21:49:34)
475.  家族(1970)
九州から北海道へと移り住むある家族の物語を山田洋次監督らしい実に丁寧な語り口と描写で描いた秀作です。一見、重苦しい雰囲気の中に見える山田洋次監督ならではの人情味溢れるドラマを見ることが出来ます。寅さんシリーズの常連さん達が沢山、出てきてホット出来るのもこの作品の良い所です。出番はほんの僅かではあるけど、森川信さんと渥美清さん、この二人がここでも凄く良い味出していて良かった。現代の余りにもうるさくてCGだらけの映画ばかりが作られる中で山田洋次監督が描く世界は人間的で温かく、けしてCGなどでは出すことの出来ない優しさがあって観ていて癒されます。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-08 22:08:08)
476.  任侠清水港
片岡千恵蔵の清水の次郎長親分のかっこ良さとその子分達を従えての、石の弔い合戦というのがこの作品の一番の見所で、月形龍之介に山形勲、この二人は本当にどの作品でも悪人役がピタリとはまってる見える。この作品の中でも正にそれ!東映時代劇を観ていると役者の量もさることながら質の高さ、明らかに現代の時代劇とは比べものにならないぐらいの高さです。このシリーズはこれが観たのは「任侠中仙道」に続いて二本目だけど、今作の方が作品の完成度は別にして好みという点で上です。終り方も◎です。よって、「中仙道」ほ7点にしたので今作は8点といことで、残りの「東海道」も観たくなりました。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-07 18:33:40)
477.  ひばり・チエミの弥次喜多道中
皆さんの言うようにこの作品、テンポ良し、役者の演技良しで観ていて楽しい作品です。美空ひばりと江利チエミのコンビが本当に素晴らしいです。心から楽しんで演技している様子が画面、いっぱいにひしひしと伝わってきました。そして、他にも東映時代劇に相応しい豪華な顔ぶれ、それだけでもこの映画は観る価値十分です。難しいことなど一切抜きにして楽しめるのが良い。映像的にも非常に美しくて、娯楽映画としての基本的なものを持った楽しい作品でしたというのが、先ほどまで観ていて、観終わった後の感想です。 
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-07 10:52:58)
478.  出来ごころ
小津安二郎監督のサイレント映画では「生れてはみたけれど」が凄く好きなので、これも同じサイレントとして面白そうだから借りてきました。でもってどうかというとこれもまた面白かった。サイレントであることすらすっかり忘れてしまいそうな雰囲気が観ていて、心地良く、小津監督の映画はどの作品にしてもレベルが高い。突貫小僧の一つ一つの表情、態度、行動が笑える。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-04 17:13:34)
479.  眠狂四郎 無頼剣
市川雷蔵主演作品初挑戦してみました。で、全部で12本もあって、どれが良いのかさっぱり解らず手持ちの携帯からここの携帯用サイトで検索したらこの作品の平均点が最も高かったのと、監督が「座頭市物語」の三隅研次監督だったからで、それだけの理由で借りてきました。皆さんの評価の通り納得の面白さでした。市川雷蔵演じる狂四郎のニヒルな一面とそうでない一面とがバランス良く描かれていて良かったです。そして、またそんな狂四郎と戦う天知茂演じる愛染の悪人ぶりも良かった。話の展開も非常にテンポ良く、スリリングで面白かったし、どことなくサスペンスを感じさせる音楽も良い。また一つ面白い時代劇を観ることが出来て良かった。このシリーズ残りの作品も観たいと思った。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-03 18:08:34)
480.  浪花の恋の物語
おう!これまたびっくりするような美の世界!何て言うのかなあ?最近の映画では、なかなかお目にかかれない美しい世界とでも言いますか、とにかく物語そのものよりもため息の出るような美しい映像に酔いしれました。中村錦之助と言えば男の中の男を活き活きと演じる本物の時代劇のスターの中のスターというのが、私の描く中村錦之助像であり、同じ内田吐夢監督の「宮本武蔵」シリーズやその他マキノ雅弘監督の「次郎長」シリーズや他、任侠ものなどで見せる一面とは違った今までに見たことのない初めて見せる新たな一面を見た気もします。上手く説明できないけど、とにかく中村錦之助は単なる時代劇俳優ではないということがこの作品を観て改めて解った気がする。またそんな中村錦之助が惚れる良い女を演じている有馬稲子の美しさ、更に片岡千恵蔵の存在感、さすがの一言です。また一つ、内田吐夢監督の映画で見応え十分の作品に出会った。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-02 17:09:24)(良:2票)
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