41. ホワイトアウト(2000)
ハリウッド流アクション大作に挑んだ制作サイドの意気込みは買うが、企画自体が亜流だからストーリーには入り込めない。いかんせん日本ではテロリストの動機づけに限界を感じる。織田裕二と佐藤浩市は2人とも良い役者だと思っているので、この共演には満足。 5点(2004-01-23 16:16:04) |
42. 櫻の園(1990)
舞台がお嬢様女子高(?)ということもあり、全体的に上品な落ち着きのある作品に仕上がっている。好感の持てる佳作である。暖かな春の日差しに包まれた画面が心地よく、日常の中のささやかな非日常が爽やかに描き出されている。 6点(2004-01-23 14:47:39) |
43. 私をスキーに連れてって
もはや「懐かしい」という言葉しか出てこないなぁ。自分がスキーに行ってたのが、90年代前半で、まだこの映画の影響が色濃く残っていた頃だった。何人かで連なって滑るヤツ、私もやりました(しかも全員ヤロー同士で…)。今となっては、ストーリーは思い出せないのだが、印象的なスキーシーンの数々が切り貼りした写真のように脳裏に焼き付いている。 5点(2004-01-23 00:20:31) |
44. さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅
子どもの頃、大好きだった“999”。ビデオは前作と併せて2本揃えていたが、こちらは数年前に手放した。ちなみに前作は今も手元にある。図らずも自分なりにこの映画の評価を下した結果かもしれない。ラストの別れのシーンとエンディング曲は切なくて印象的だった。池田昌子さんの声は、大人になった今聞いても心が震える思いがする。制作者の意図どおり、少年の心にメーテルが刻まれたってヤツですな。 6点(2004-01-17 00:13:56) |
45. 銀河鉄道999
子どもの頃、好きだった。ただただ、好きだった。鉄郎がカッコよくなったのはズルイと思ったけど。自分が今でも実写の宇宙モノにイマイチ入り込めないのは、“999”をはじめ、“ヤマト”、“ガンダム”などのアニメを子どもの頃に刷り込まれたせいかもしれない。子ども心に、機械伯爵の愛人は好きだったなぁ。色気にドキドキしたもの。ギターを弾きながらの歌が良かった。そして勿論、ゴダイゴの主題歌は最高! 8点(2004-01-11 01:58:11)(良:1票) |
46. もののけ姫
テーマの重さが最後まで引っかかって物語に入り込めなかった。残念ながら自分には心に響かなかった。サンとアシタカはお互い守るものが違うからなぁ。そういう設定だから仕方ないか。比べるのもナンセンスだけど、“ナウシカ”や“ラピュタ”は、守るべきものの焦点がしっかりしていた。 5点(2004-01-10 01:51:07) |
47. 耳をすませば(1995)
青春時代の恋と旅立ちが爽やかに、かつ非常に丁寧に描かれており、好感の持てる映画に仕上がっている。良質なアニメといえよう。少年の夢がバイオリン製作という稀有なケースのため、感情移入しにくかったのだが、それでも十分に過ぎた日のノスタルジーに浸れた。 7点(2004-01-09 22:58:54) |
48. となりのトトロ
初見当時が大学生だったから、特にワクワクもしなかった。しばらく観てなかったらどんな内容か忘れていた。久しぶりに観てみると、すっかり大人の目線でしか観られなくなっていた。この作品とは、ちょっと相性が合わなかったようだ。これを観て育った子ども達も親になりだす頃か…。は、早い。幼児期のおとぎ話として後世まで伝えられていきそう。自分の子にも間違いなく観せるんだろうなぁ。 5点(2004-01-04 18:32:49) |
49. 12人の優しい日本人
もう観たのは十数年前。もちろん後になって三谷幸喜の脚本だと知ったのだが、すぐに納得したものだった。あげ足を取るセリフ、どーでもいいことにこだわるキャラなど今と一緒でホント楽しい。各登場人物に味があって、役者さんからすれば、どの役もやり甲斐があるのでは、と思う。近藤芳正がチョイ役なのは個人的にウケた。舞台劇も是非観たいなぁ。きっと役者さんのパワーに圧倒されるでしょうね。 8点(2004-01-04 17:12:53) |
50. 模倣犯
なんで若い女優にミョ~に抑えた演技をつけるのか?もっと若々しい自然体の演技をさせるべきでは?タレントのカメオ出演やり過ぎ。宣伝効果を狙ったあざとさが見えて鼻につく。内容は途中までは面白かった。時間を巻き戻して犯罪の手口や登場人物の経緯を描く見せ方は良い。だが、それもピースがマスコミに登場するまで。後半失速した。それだけに勿体ない。やはりラストはしっかり締めてほしかった。監督は連続殺人を題材にしながら、死体や残酷な殺人シーンを極力省いている。一貫して血を描かないポリシーは見て取れた。それに不満であるなら、大衆の感覚がマヒしているという監督からの警鐘もあるのではないか。結局、鞠子はどうして事件に巻き込まれたのかが不思議だ。コレ観てかえって原作読みたくなった。 5点(2004-01-04 15:51:32) |
51. トゥームレイダー
なんかゲームっぽいな、と思いながら観ていた。元ネタがゲームとは全然知らなかった。それにしても作りが乱暴すぎる。説明不足や脈絡のない展開、荒唐無稽なストーリーは確信犯なのね。とにかく面白くなかった。いっそのこと、他の星の設定のほうがスッキリする。すっとぼけた親子共演にもゲンナリ。映画館で観なくてホントよかった。 2点(2004-01-02 16:39:31) |
52. 冷静と情熱のあいだ
2人の演技はたいしたことないが、見た目は2人ともバツグンなので、しゃべらないシーンは画になる(ん?これで映画として成立しているのか?)。フィレンツェの映像美とエンヤの曲を楽しめば良い。目と耳にヤサシイ映画。ヒーリング効果はあると思う。 5点(2003-12-25 01:16:12) |
53. みんなのいえ
八木亜希子の姉さん女房ぶりがいい。演技もすごく自然体で、ソツなくこなしている感じを受けた。ボクもあんな奥さん欲しい。ココリコ田中も、ああいったオドオドキャラは適役。でもストーリーは、まぁまぁ面白いといった程度。数年後に思い返しても、八木亜希子のコスプレしか印象に残ってないと思う。 5点(2003-12-24 23:58:09) |
54. 千と千尋の神隠し
先ず、宮崎アニメの他の作品にも言えることだが、声優さんが話題になるのは本末転倒。監督は子ども向けに作っているので、大人がその世界観にとまどうのは無理もない。いろんな登場人物ごった煮の摩訶不思議ワールドは、子ども達にとっては魅力的に映るのであろう。私は…楽しめないケド。良くも悪くも、絵本に収まる話なのだ。あと主題歌は良い。話が脱線して恐縮だが、この映画の公開当時、お世話になっていた人が急死した。その前日にはフツーに会っていた人がである。『いつも何度でも』の“生きている不思議、死んでいく不思議”というフレーズがすごく心に刺さった。 5点(2003-12-24 23:08:30) |
55. マルサの女
とにかく山崎努の演技力に圧倒された。宮本信子も負けじと対抗しており、決して見劣りしない。この2人は、まさに迫真の演技だった。テンポも良く、最後まで飽きさせない作りは見事。俳優としての伊丹さんをあまり知らないが、俳優より監督のほうが絶対才能あると思う(NHK大河ドラマで、やたらほっぺの赤いクリクリ坊や風の吉良上野介の印象しかない)。当時「マルサ」という流行語まで作っちゃうんだからスゴイ。 8点(2003-12-24 01:56:00) |
56. 蒲田行進曲
脚本、テンポ、役者とも全てが素晴らしい。もう15年以上前だが、中学生から高校生の頃、夢中になって何度も観た覚えがある。主役3人の生き様、バカバカしくて的外れだったりするけど、そこがまたカッコ良かったなぁ。だって一生懸命なんだもん。役者さんのセリフまわしにも、素直にスゲェって感心した。 8点(2003-12-24 01:14:06) |
57. ドラえもん のび太の宇宙小戦争
どの作品かの主題歌が、武田鉄矢でスゴク良くて好きだった記憶がありましたが、これでしたか!タイトルは『少年期』、そうでした、そうでした。当時、こんないい曲なのに何でもっと売れないのだろうかと不思議でしたもの。 5点(2003-12-24 00:25:17) |
58. キル・ビル Vol.1(日本版)
マニアックな監督だが、そのセンスは認めてあげたいと思う。アニメ描写もね。全体的に退屈はしなかったし、まぁまぁ面白かった。でも、あれほどスプラッターとは思わなかった。ちょっと気持ち悪くなる。個人的には、アニメの中に出てきたスゴ腕の殺し屋の行方が気になった。オーレンはヤツに復讐したのかなぁ。しかし、オーレンより日本語がヘタな田中の親分て…。 6点(2003-12-19 00:25:31) |
59. Love Letter(1995)
脚本の良さと映像の美しさが印象に残ってます。さらに、音楽がスッゴクいい!透明感のある叙情的なメロディには心癒されます。今でも時々、テレビ番組でBGMとして使われたりするので、曲がテレビから流れているのを聴くと、ちょっと幸せな気分になります。サウンドトラックは、ヒーリングCDとしても超オススメです! 9点(2003-12-17 00:37:56) |
60. 天空の城ラピュタ
アニメ映画では自分のNo1です。テーマ曲『君をのせて』が大好きで、井上あずみさんが地元のイベントに来てくれたときは、大感激!すっごく嬉しくて聴き入ったなぁ。監督の最近の作品はメッセージ色が強いうえ、絵の美しさとか妙なリアリティ感(影のつけ方や口の動きなど)を追求してるようで、イマイチ楽しめない。なんか説教クサイし…。楽しむには、やはりこれが一番! ドーラのキャラが最高に活きている。助演女優賞もの!なんて気持ちのいい婆さんなんだ! 10点(2003-12-13 01:18:09) |