61. 座頭市地獄旅
《ネタバレ》 敵役の浪人、十文字(成田三樹夫)との絡みが良かった。前半での友情を感じさせる係わり合いから一転、中盤以降宿での緊迫した障子ごしの“睨み合い”!最後の殺陣も、直前までの“将棋の指し合い”からすでに二人の間で勝負が始まっていたことを考えると見応えがあった。また、中盤で市が薬を探すシーンはグッとくるものがある。市が十文字を斬る動機・必然性が甘かったので-1点。 9点(2004-06-20 22:13:30)(良:1票) |
62. 13階段
《ネタバレ》 原作は未読だが、まあ楽しめた。真犯人は予想できたが、依頼主は“そうきたか!”って感じだった。偶然性が多かったことと、最後の『覚醒』はいただけなかった。久しぶりの山崎努の絶叫は良かった。ラストのタンポポの押し花は粋な演出で感動した。 7点(2004-06-20 21:53:32) |
63. 壬生義士伝
《ネタバレ》 家族・男女・友、すべての愛情が悲しかった。中盤以降、不覚にも涙出まくり。沖田総司のイメージがちょっと違う(気持ち悪い)こと、“生き残り組”の老人メイクがあまりに酷かったこと、佐藤と村田の出会いが偶然にしてはあまりに無理やりであったことが不満。全体的にはおもしろく観れて満足。 8点(2004-06-18 22:38:03) |
64. 八つ墓村(1977)
《ネタバレ》 こ、怖い。ヘタなホラー映画より、ずっとおっかなかった!原作からかなり大胆な脚色を加えたことが、映画としては吉と出た?セリフなしの映像と音楽で過去を語る野村演出も健在。また演じる役者も芸達者が揃い、脇役も各々存在感が出まくり!渥美金田一はさすがの存在感で、外見に関係なく、“金田一らしさ”を観る者にすんなりと感じさせた。ラストも迫力があり、鑑賞後は満足、おなかいっぱいでした。 8点(2004-06-17 22:04:03) |
65. 八つ墓村(1996)
テレビのサスペンス劇場並。犯人もあらゆる面で弱く、迫力なし。市川演出も往年のキレがないように感じた。豊川金田一は意外と健闘していた(外見がカッコ良すぎるのはご愛嬌?)。 3点(2004-06-17 21:41:37) |