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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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81.  大日本人 《ネタバレ》 
シュールだなあ。。。という印象。 シュールな作品は大好きですが、品の無い作品は好きではないです。 松本ヒトシはブッ飛んでいて大好きなのですが、、、、。  怪物が印象的過ぎる。ゲームのシーマンみたい。 CG技術は素晴らしいですね。 「ラオッ○ス」とか「セ○」とか、 そういう看板がある街の風景がなんだかリアルな感じで、 そこで暴れる怪物には興奮しちゃいます。  町の風景や家の中とかそのままを映しているのが良かったかも。ごく日常的で、、、 こんだけ見事に町の風景とかをそのまま映せば、20年後に観たら「この町並み懐かしい!」ってなるかも知れませんね。  なんか変なところでリアルです。 途中で古いモノクロフィルムみたいな映像があったけど、あれリアルで面白かった。 昔の写真が飾ってあって、そういう古い感じが良いです。  たぶん超ドキュメンタリータッチだけど、それがかなり退屈かなぁ。 作り物ドキュメンタリー、、、う~ん、、、。  音楽はとてもシュールな感じで良かったと思います。  主人公の男(大佐藤?)が、自分の娘にプレゼントを買ってとても嬉しそうな彼の姿にホロリときてしまった、、、。  哀愁漂う惨めな嫌われ者のヒーロー像もなんか独特ですね。  撮影している人が「~ですか」「~ですか」「~ですか」の連続で、そういうのがムカついた感じで腹が立った。  でも、かなり型破りな作品だと思いました。  う~ん、、、 
[DVD(邦画)] 5点(2008-12-15 03:43:15)
82.  ハウルの動く城 《ネタバレ》 
久しぶりに観た。 場面場面では絵的にとても美しかったです。 今回もヒサイシジョウ作曲だと思われますが、今回は音楽がとてもお洒落です。 個性豊かなキャラクターはとても観ていて楽しいですですよ。 面白いと思ったのは、それぞれのキャラクターには別の顔があるということ。 火のカルシュファーはとても声とキャラがマッチしていて良い存在感でした。 カブ君は「ただそこにいるだけ」という感じがして哀愁が漂って良い感じです。 少年くんもショタ的に可愛かったです。 ハウルはとてもカッコ良かったです(いやいや、カッコ良過ぎでしょう!)。 でも、ヘコみ過ぎでしょう!見事なヘコみっぷりには笑いましたね。 最初はキムタクは嫌いではありませんが世俗的で、それを宮崎作品に持ち込んで欲しくは無かったのです。でもキムタクって人は本当に何でも器用にこなしますねぇ、、、思ったほど悪くはありません。 宮崎駿は少女ばかりでなく少年像もとても魅力的だと僕は思います。 今作の少女ソフィーは、ちょっとおばちゃん声で野暮ったくて微妙な感じです。 「少女」というよりは「お嬢さん」て感じですかね。 でも宮崎監督は「おばぁちゃん」をとても魅力的に描くので、今作品では少女とおばぁちゃんが重なり合ったのは面白かったかもしれません。 「変なのに好かれちゃったわねぇ」「みんなソフィーについて来ちゃったよ」 ってところが「千と千尋の神隠し」っぽいなと感じました。  ただ、後半からかなりダレます。 僕はゴチャゴチャしていて長い作品が好きではないのです。 「この馬鹿げた戦争を終わらせましょう」みたいな台詞も何故だか気に入らない。 画的に面白いのだから、日常風景とかを面白おかしく作品にすればよかったのに。 、、、宮崎駿監督は「この作品が最後になる」みたいな事をいちいち言わなくてもいいと思います。 「この作品がダメなら、今までやってきた事の全てがダメだったと思う」 そんなことは決してありません! 「ナウシカ」「ラピュタ」「魔女の宅急便」は永久に「宮崎駿作品!」として語り継がれるでしょう。 宮崎駿は何かに怯えていて、今は「守り」の状態に入ってしまっているのかもしれません。 だから「考え過ぎ」っていうのが近頃の作品にも反映されちゃっているような気がします。 でも、まだ「最後」ではないと僕は思っているんです。 
[地上波(邦画)] 6点(2008-10-05 23:58:29)
83.  蟲師 《ネタバレ》 
ダメです。 こういう作品を観るとね、、、 この作品で何がやりたかったのかなぁ、と。 何を表現したかったの? 意図は? 儲けようとしたんでしょ?と思ってしまいます。 別にさぁ、、、漫画で「蟲師」っていう素晴らしい原作がもう既にあるんだから、 いちいちやんなくてもいいんじゃね? 日本的な幻想的な映像美もありますが、それは他の作品でも充分楽しめる程度のものです。 美しさに深さが無いのです。 それもごく表面的で、「監督ゲームのやり過ぎちゃうん?」て感じ。 作品って何かを伝えようとして、そこから生まれるものだと思います。 この作品からは何も伝わってきません。 「漫画が売れているから、映画も出してもっと儲けちゃおう!」 この精神が劣悪です。 儲け主義と欲によって生まれた最低のクソです。 作品としてクソです。
[DVD(邦画)] 1点(2008-07-05 01:36:31)
84.  県庁の星 《ネタバレ》 
期待していなかったら面白かった。 シバサキコウが可愛いなぁ。笑顔も素晴らしいし、顔だけで芸になっているからなぁ。 関係ありませんが一番印象に残った場面は、スーパーの駐車場で、車が一台だけしか停まってなかったのがちょっとリアルで迫力あった。 でも物事がポジティブな方向に動き出すのは、観ていてとても気持ちがいいもんです。 、、、あ~、僕もああいう場所で、町を見下ろしながらコーヒーを飲みたいものです。 
[地上波(邦画)] 6点(2008-07-05 01:11:38)
85.  猫の恩返し 《ネタバレ》 
終始「のほほん」といった感じ。淡くて良い感じです。 宮崎駿監督とは全然切り離して観た場合、なかなか楽しめます。 始めの頃は絵柄が宮崎駿とは違う感じなので、ちょっとヤダなぁと避けていました。 でも観始めると、主人公の女の子の魅力にどんどん惹かれてゆきました。 少女の性格がほのぼのとしていて、観ていてとても穏やかな気持ちになります。 ネコを追って裏路地や屋根の上を駆けてゆく場面は、とても面白かったです。 あとトラックに轢かれそうになったネコをスティック(?)で救う場面はとても盛り上がりました。  ただアッサリし過ぎでしょうか?展開とか、絵とか、動きとか、いろんな意味で、、、。 「時をかける少女(アニメ)」「耳をすませば」を前に観てしまったので、学園風景もそれほど素晴らしいとは感じられません。  前半は良いんです。ただ後半はちょっと酷かったです。ダレちゃいました。 「時をかける少女(アニメ)」を思い出して、やはり物語が最後に近づくにしたがって起こる爆発的な高揚感みたいなものが欠けているかもしれません。 スリリング無し、緊張感無しです。 高い塔も迷路も、もっと異様な感じがしても良かったかもしれません。 それでも、「ほのぼのとした淡い感じ」を作品で表現したかったのならば、これで成功しているのかもしれません。 でも宮崎駿と比較してしまうと、やはり「表現力」というところで差が開いてしまうかも。 カラスの動きとか、あまり伝わって来ない様な気もいたします。 でも、「何も考えずに観るアニメ」としては全く問題が無く、ぜんぜん低クオリティーではありません。 エンディングテーマで陽だまりの暖かさみたいなものを感じました。 淡くて、淡過ぎちゃって何も残らない感じです。 しかしこのパステル調の淡さが暖かく、魅力だったします。 僕にはストーリーとか場面よりも、この「淡さ」がとても印象に残っている作品です。 
[地上波(邦画)] 6点(2008-07-05 01:02:46)
86.  佐賀のがばいばあちゃん
狙いすぎているのかな? これならばテレビでやる再現VTRの方がぜんぜん感動しますよ。 
[DVD(邦画)] 4点(2008-05-17 02:53:06)
87.  名探偵コナン 紺碧の棺 《ネタバレ》 
はぁ、、、なんだコレ? まあいいんですよ、僕は。  毛利 蘭ちゃんに、灰原哀たん、(少年探偵団の)吉田歩美たんに、佐藤刑事さん、彼女らが出てくるだけで僕は許してあげますよ。 なんで名探偵コナンに出てくる少女達って、こんなにも魅力的なんですかね? 僕なんて中学一年くらいから名探偵コナンを(しばしば)観てるから、 僕にとってはもう「蘭ネエちゃん」が、僕の本当のお姉ちゃんみたいな存在なんです! 蘭姉ちゃんっていいですよね、強くて、優しくて、はぁ、、、。  二人のトレジャーハンターのクソ野郎っぷりにはイライラしてしょうがなかった。     つまんねえなぁ。劇場版って違うだろ。なんかこう、もっと「夢」があってさ、「夏休み」のワクワクする感じがあって、なんだろう、少年の夢見る「冒険」があって、、、 ただ、ダラダラと惰性で作っちゃった、みたいのもうやめようよ! エネルギッシュが大切なんだ!この一発に込めたっていう、ちゃんとした「意志」というか、作品に対する愛みたいなものが製作者側に果たしてあるのか!? こんなにも作品に元気が無くていいの!? 通常のアニメがただ長くなっただけじゃん。 (名探偵コナンは大好きなんだよ!)(それでも初期のコナンの劇場版には面白みがあったように思う)  まったく昨今のアニメは、、、劇場版ですら、面白く作れなくなってしまったのか。    残念でならない。
[地上波(邦画)] 2点(2008-04-24 04:05:19)
88.  フランケンシュタイン(1994) 《ネタバレ》 
雰囲気がなんとなく素晴らしいです。ダークで重い感じがします。 時代背景も良いです(え!中世ヨーロッパじゃないんですか?)。 壮大な音楽も素晴らしいのでサントラ買いました。 元の「フランケンシュタイン」をここまでストーリーを面白く豪華に再現したのは素晴らしいです。  オリジナルのフランケンシュタインの怪物はあまりに冷たい無表情が死のイメージですが、 このリメイク版フランケンシュタインの怪物には「心」があります。 それが温もりになってしまうので、オリジナルのフランケンシュタインの怪物の持つ「冷たさ」とは異なるものになってしまったと思います。 この冷たさこそ非人間的なんですが、リメイク版の怪物はまだ人間的です。  怪物に「心」があったら怖くない。人間的に共鳴してしまうから。心が通じればもはや怪物ではない。 そこがなんか違うんだと思う。 元のフランケンシュタインの怪物の表情は死そのものだ。 リメイク版は怪物が笑った時に「あ、デニーロだ」って親しみをもって思ってしまう。 ロバート・デニーロの笑みは怪物の冷たい笑みとは異なりすぎる。 でもこのリメイクの怪物はマントをまとい、森を歩く姿などは童話のようでとても神秘的な感じがして良かった。 怪物を「森の精霊」と喩えたり、木笛の暖かい音色など、そういった童話のような幻想的な雰囲気があって好い。おじさんが鍋でシチューを煮込んでいる画もファンタジーだ。 映画「フランケンシュタインの花嫁」からもレディ・フランケンが登場しますが超キモいです。女性にとっては残酷だと思います。  「フランケンシュタイン」っていえば、未だに博士ではなく怪物を連想してしまう。 それだけインパクトのある名前だ。 このフランケンシュタインは娯楽性も高く、映画として面白いです。  ホラーですがファンタジー色が強いダーク・ファンタジーという趣です。 寒々しく悲しすぎる壮大なラストは非常に心に残り続ける名場面です。  
[DVD(字幕)] 8点(2008-04-24 02:39:03)
89.  THE 有頂天ホテル
タイトルが一番面白かった!
[DVD(邦画)] 4点(2008-03-09 03:00:49)
90.  それでもボクはやってない 《ネタバレ》 
なんだか重たかったです。そして腹が立ってしょうがない。 もどかしい。ズルい。 「なんかおかしいんじゃないのか!」と思いましたが、それは監督の狙いなのでしょうか。 「うまくいかない感じ」がとてもよく表れていたように思います。 監督は「伝えたいこと」があってこの作品を作ったんだと思った。 「腐っている」とは酷い言葉ですが、、、これが現状ですか。。。 、、、もう観たくない。(でもリアルなんだよなぁ、、、) でも、なんというか、よくできた作品で、ちゃんと観客を物語の中に引き込ませるし、感じるものがありました。 監督が素晴らしいのだなと思いました。
[地上波(邦画)] 7点(2008-03-02 01:45:58)
91.  大魔神 《ネタバレ》 
大魔神!このタイトルだけで高得点です! 「崇り」って怖いね。 巨大な土偶みたいな石像にはとても迫力があった。 その石像に杭を打ち込む場面ではとても恐怖感を覚えた。 (愚かなその人たちが、踏み越えちゃいけない領域にズカズカと平気で足を踏み入れる愚かさも恐ろしい) 大魔神の怒りが炸裂したところでテンションが最大にあがった。 大魔神の怒りに満ちた表情! 重い音楽がその怒りの大きさを物語っているようだ(何にそんな怒ってんの?)(その激しい怒りの表情には農民の憎しみが込められているかもしれない)。 その大魔神の巨大感、建物を壊すその破壊力、、、「怒り」の大きさが伝わってくるようだ。とても迫力があり、大魔神の脅威を感じた。 「怒り」が静まった大魔神の表情には「戸惑い」というか「悲しみ」「虚しさ」みたいなものが感じられたのは僕だけだろうか。 大魔神がちょっと可哀想だったかな? 逃げる殿様を見ていて、腹が立ってしょうがなかった。 殿様はあんなのじゃ全然懲りていないでしょう! 、、、この作品でお歯黒を生まれて始めて見ました。 重みのある作品ですね。 慣れない邦画のためにこの点数ですが、8点つけても全然OKです。  
[DVD(邦画)] 7点(2008-02-09 03:21:20)
92.  星になった少年 Shining Boy and Little Randy 《ネタバレ》 
カンヌ映画祭で主演男優賞(だっけ?)、、、へぇ~。。。 タイに行ってもみんなにイジメられちゃって、気がついたら仲良しですか、良いですね。 まさにこれは映画の黄金率です。 まあ、向こうでせっかく出していただいた食べ物を食べなかったら嫌われちゃうのはわかります。 その土地のものを「食べる」ということは、その土地のものを自分の体の中に取り込むことで、その土地の世界(価値観)を受け入れる(儀式的な)ことだと思います。彼はその土地の恩恵を拒んでしまったのかもしれません(現代的なカップラーメンなんて、そんな、、、)。 でも最後はちゃんと食べれていたから、なにか変化が表れていたのかな? でもでもホントにあんなに最初は嫌だった少年たちが最後はあんなに仲良しになっちゃうなんてね。 やっぱり本人の「見え方」の問題ですかね? そこの雰囲気になりきることが大切なんだね。 そこの象の学校の校長先生も良い人でした。  坂本龍一の音楽がいいです。美しい。 「ジャングルの森」と「坂本龍一の音楽」が重なったとき、それはとてつもない一体感があってとても美しく感じた。 もしかして坂本龍一の音楽には「自然」「大森林」を感じさせるなにか美しさがあるのかもしれません。(だから僕の感じた「自然の美しさ」は「映像」よりも「音楽」にあったのかも、、、) 序盤、お母さんがちょっと嫌だった(言い過ぎかな)。 少年がバイクで出発する場面では、その後に起こることがもうだいたい想像ついちゃうよね。(そんなのタイトルで分かるわい!) なにか「それを予感させる前兆」みたいなものが映像の中にあったのかもしれません。 そういう雰囲気ってあると思う。 でも子役って(少年の事ね)、なんだか大きくなるのが早いように感じます。 ジャケットに使われている少年の写真がインパクトあり過ぎです! 
[地上波(邦画)] 5点(2008-02-09 03:04:19)
93.  座頭市(2003) 《ネタバレ》 
普通に面白かったよ! ビートたけし演じる「座頭市」がとにかくカッコ良過ぎ!  ズバッ!バサッ!ザシュッ!って、音が気持ち良い! とてもスタイリッシュでズバズバと気持ち良い! 血もぴゅっぴゅって飛んでいてね。 悪党を蹴散らすシーンは爽快感があってスッキリ(?) 抜刀術だっけ?居合い切り?(「るろ~に剣心」とか、「橘右京」とか「ゴエモン」がやってたやつだよね?) かっこいいな~。スピード感があって。 「速い」っていうのがカッコいい! (今思い出すと、切りかかるときの風圧の音が凄かったように思う。それがスピード感を高めていたかも) 強いっていいですね。強くて口ベタなのが良い。 コメディっぽくて笑えるところもある。 最後のあの「目」は!?わかんない。原作を観ると分かるかもしれない。 原作を観ないとね。いつか観よう!  座頭市がカッコ良過ぎです。 タケシってなんか普通じゃないですよね。   
[DVD(邦画)] 6点(2008-02-09 02:10:08)(良:1票)
94.  バトル・ロワイアル 《ネタバレ》 
シチュエーションが良かったと思う。 孤島を舞台としたコロシアム、、、サバイバル、なんだか面白い。 漂流教室みたいなものを連想した。 生徒の名簿みたいのが設定されているのもリアルな感じが出て良いし、死んだらカウントされてゆくのも良い。 「管理されている恐怖」が好きなので。 キタノの存在感が怖かった。 柴崎コウの笑顔も怖い。イヤだ役ね。 「柴崎コウ」も「栗原ちあき」もそのオカルティックで妖艶な美しさが大好きだが、、、 とくに柴崎コウは嫌だった。 なんか生々しかったです。テーマが身近なところにあるものなので凄まじかったです。 でも序盤は興奮した。ビデオの案内のお姉さんは全然ダメですね(ワザとらしいんです!)。 始めのほうで軍隊が生徒に大声を張り上げたり、バッグを投げつけるように渡すのに恐怖感を覚えた。 キタノの電話で「おじさん、、、」って、とても冷たい感じですね。 キタノが傘を差し出す場面は強く印象に残っています。 キタノの描いた絵には「ヘンリー・ダーガー」のような稚拙な描写力に気違いじみた狂気な感じがあってヤバい(上手い絵よりもぜんぜん説得力があるんです)。 「ビートたけし」ってなんかヤバいですよね。 キタノの「人を嫌いになるって、、、」みたいな台詞には「ビクッ」とさせられる。 キタノの「もうヤダくなっちゃった」って感じが良かった。 最後のほうで北野がラジオ体操をしている場面で、その晴れた青空、山に囲まれた旧校舎の風景がやけに奇麗だった。 でも、もう観たくないんだよね。面白かったけど! ジャンルを見たら一応「青春もの」なんだ、、、分かる気がする。
[地上波(邦画)] 6点(2008-02-09 01:53:29)
95.  も~っと!おジャ魔女どれみ カエル石のひみつ 《ネタバレ》 
「おジャ魔女どれみ」が好きだからこの点数なの。 「おジャ魔女どれみ」はホント大好きなアニメなんです! その劇場版第二弾。 知っている人は楽しめると思います。 テレビ版にはない新しい技法に挑戦しているのも見所です。  少し「トトロ」っぽいところはありますが、、、  まあ、この作品で描きたかったのは、古い日本家屋の暖かさ、懐かしさなのだと思います。 そういう懐かしい田舎に行くと「怪談」や「妖怪」のような神秘的な体験があるのですが、 本作もやはりそうでした。 日本古来のドロドロした土臭い儀式にも遭遇します。 妖怪や怪談、幽霊(魔法もね!)等は子供たちだけの幻想世界で、なんか夢がありますよね。 まだ大自然の森に囲まれた田舎には、妖怪などが生き続けているのかもしれない、そう思いますよ。 音楽はやけに高揚感があって、なんかスゴかったです。 でもでも!料理の手伝いをするときにパティシエ服に着替えたりするのとかは、突っ込みどころ満天ですが。 エンディングの曲がとても良かった。 「子供たちの夏休み」って感じで(それも夏休みが終わっちゃう感じ)、 それをどれみちゃん達が歌いあげるのが「いつまでも忘れないよ」って感じで、ちょっと寂しい感じになります。  これはテレビアニメ版が好きなら最後は絶対泣くでしょう!  「おジャ魔女どれみ」を知らない方ならマイナス3点してください(単品で楽しめないのはこの劇場版の欠点でもあるわけですから)。 この劇場版を楽しむためには、前もってテレビ版の世界観とそれぞれのキャラクターの個性に親しんでおく必要があります。 それをしなければ全くこの劇場版の「ハイテンション」にはついていけないでしょう。  しかし、なぜ30分でやらなければならなかったのか、ちょっとテンポが速すぎちゃう。  詰め込みすぎかな?散らばりすぎちゃった?  いやいやしかし「おジャ魔女どれみ」が大好きな僕には全く問題ではないのです。 だから僕は超笑顔で観賞しました。 どれみちゃん達が画面の中でピャンピョン跳ねたり動き回ったりしているところを観ていると、可愛くてついつい笑顔になっちゃうんです。 それを口に手をおさえて。 ぼくは「おジャ魔女どれみ」フリークなんです!  「おジャ魔女どれみ」最高! 
[DVD(邦画)] 7点(2008-01-22 00:32:55)(良:1票)
96.  サイレントヒル 《ネタバレ》 
クリストフガンズ監督(名前を間違えて覚えてた)はジェボーダンの獣で毒々しい近親姦を描いたり拷問したり、このサイレントヒルでも生々しい魔女裁判を描いていたので、 この監督の心象風景にあるのは渋沢龍彦の文学のような血生臭い暗黒時代なんだと思う。 このサイレントヒルでは魔女裁判の火あぶりが生々しすぎる。 血のゲロを吐きそうです。 人をボコボコに殴ったときの胸糞悪い感じがとても残る。 宗教の血生臭さも異様でやっぱこの監督は暗黒だ。  ただこの監督はジブリのようなファンタジーも大好きなオタク監督だ。 教会の(偽)聖域に魔のものを持ち込むシーンもジブリの影響が大きい。 そんな監督は原作ゲームも大ファンです。 だからこれほどクオリティーが高く映画化できたんだと思います。 やっぱ映画化するってのはそれを好きな人に監督を頼まなきゃダメだと思うんです。 好きだからこそサイレントヒルの幻想的な美しさを見事に映画化したんだと思います。  ただ日本人とは宗教が違うためか、解釈もだいぶ違っています。 このサイレントヒルはどうやら「死後の世界」らしいのです。 シャロンとローズとシビル捜査官はあの事故で既に死んでいたと思います。 また微かに少女趣味が漂うのは、そこが女性しか立ち入れない空間だったのかもしれません。 サイレントヒルという町は人間がいないからこそ美しいのだと思ってました。 この作品では人がずらずら出てきますので、そこが欠点でした。 ただこの監督は人間の暴力や生々しい邪悪を描きたい監督であるなら人が沢山出てくるのもしょうがないと思います。  音楽をまるまる使用したのは、ゲームの方のイメージとダブるので使い分けて欲しいです。 幻想性は高いし、この独特の哀愁はクセになります。  最後に一人残されたダリアの悲しみは深いです。 あの世に逝ききれない魂の集う場所がサイレントヒルだとするとまた哀愁が増します。  ダリアの風貌と、アレッサが血を浴びて踊るシーンと、霧で包まれた灰色の教会は巨匠ティム・バートンにも見せたい気がします。  この幻想的な哀愁を味わうために年に一回は観てます。   
[DVD(字幕)] 8点(2008-01-07 00:35:07)(良:2票)
97.  ゲド戦記 《ネタバレ》 
主人公の持つ刀がどう見てもチ○ポの形にしか見えない。 竜がダセー! クモはカッコ良い。 テルーちゃんが可愛いなあ!  風景はとても奇麗だった。 だから「RPGゲーム」をやっているような感覚を覚えるのは個人的に良かったかな? 表情にシワがよる、あれがとても下手!表情が硬くてぎこちない。 宮崎駿の絵をあまり似せない方が良かったんじゃないかしら? 0点をつけるような作品とは思えないですが、7点をつける作品ではない。 思ったよりも面白かった。 感動はしなかった。 こういった「ポスト宮崎駿」作品を観るたびに、宮崎駿の偉大さを思い知らされる。 この作品はグロ過ぎで、グロさの向こうに「神秘」が無いとダメだと思うのです。 (街の市場などの隅っこに「闇」が色濃く存在しているのはちょっと良いと思う) もう一度観たいとは思わないのが「駄作」といわれる所以でしょうか。 テルーちゃんの歌う歌には悲しみ、懐かしさ、永遠を感じる。 この作品での一番素晴らしかったところは「テルーちゃん」。 名言であるはずの「命を大切にしないやつなんて大嫌いだ」みたいな台詞も大嫌い。 宮崎駿が可哀そうだぞ~! 偉大な父親の意見を無視して、いきなり監督なってしまうというのにもあまり感心しない。 父親を超えてやろうという魂胆がみえてくるようだ。 それは父親に対する憧れなのかもしれないけど。
[DVD(邦画)] 5点(2007-12-31 01:25:18)
98.  砂の女 《ネタバレ》 
とてもシュールでよかった。 現実と隔離されている感じがよかった。 現実と切り離されて空間に男と女を置くと、そこに強烈なエロティシズムが発生するのだと勉強になった。 砂が一つの生命を持ったように生き生きと描かれているのが怖かった。 ビンに閉じ込められた虫とかアップで写されているのが印象に残った。 水をとても美味しそうに飲む作品ですね。 砂と水のギャップもあり、水がとても奇麗に澄み切って見えました。 邦画を全く知らなかったので衝撃的でした。  
[DVD(邦画)] 8点(2007-12-31 00:40:35)
99.  フラガール 《ネタバレ》 
この作品の魅力であるべき「フラダンス!」がもっと圧倒的な「エネルギー」というか「魔力」「妖艶な美しさ」「存在感」を放っていたなら、この作品はもっと僕の中に印象に残ったでしょう。 ストーリーどころか雰囲気も印象に残らない作品。 とても完成されているので、「もう一度観たいとは思わない」系の作品かも? 感動したけど。。。  ストーブを集めるのには感動。
[DVD(邦画)] 6点(2007-12-23 05:35:29)(良:1票)
100.  ファイナルファンタジー 《ネタバレ》 
当時の有頂天になっていたスクエアが世界に放った、勘違いだらけの超失敗大作! CG技術にいかに自惚れていたか、CG技術が全てではないことをこの失敗が教えてくれているが、 昨今のTVゲーム「ファイナルファンタジー」はこの「失敗」から何を学ぶのか?この失敗にもっと正面から向き合うべきであろう。(これをゲーム化すれば結構、面白いんじゃないの!)スクエニ様、この作品を「なかった事」にしてはいけません! これはあなた達のものです。 「ファイナルファンタジー」の熱烈なファンである僕は高校生のころ、発売日に張り切って「スピリチュアルボックス(?)」という超豪華版を買ってしまいました。ワーストランキングの上位にランクインしておいて、なにが「スピリチュアル」だ! サントラCDの帯にも「生命あるすべてのものに捧げる(だっけ)」みたいな壮大な綴り、、、なんという自惚れでしょう! 勘違いもはなはだしい!全世界規模でスベったね。あちゃ~。 エンディングテーマは、女性の声が美しく優しく母性的で暖かく、広大な大地を思わせる曲は「スピリチュアル」で包容力があり、作品の内容の何十倍もの感動を与えてくれる。 ラルクアンシェルの曲も、とても「ゴシック風」な哀愁があって良い、美しい情景を連想させる名曲。 ある雑誌でこの作品の広告を見て、洗練されたメカデザイン、ビルの廃墟、不思議な形の岩、広大な台地に立つ一人の美女、どこか「サイエンス」っぽい雰囲気、ファイナルファンタジーとは少し違った幻想世界で神秘的なものを感じたので期待したが、作品は表面的過ぎた。 CGは美しいがそれは一瞬だけ、それはあくまで一枚の絵として見た場合だ。 2時間(3時間?)もかけて観たいとは思わない。  CGがいかに表面的、外面的、見せかけで、中身が無くて、人間味の無い冷たいものなのかをこの作品自らが教えてくれる。 CG技術の限界を見事なCG技術で見せ付けた駄作。 CG技術を完全否定しているわけじゃないんだよ! だってCGも部分部分で効果的に使われていれば素晴らしい物になる。 大部分がCGでもたとえば「トイストーリ」のように素晴らしい作品もあります。  ただ僕は「ファイナルファンタジー」という「物語」(世界観、ゲームの音楽やキャラクター、幻獣、天野喜孝のイラストも含めて、そういう雰囲気)の大ファンです。 
[DVD(字幕)] 1点(2007-12-23 05:01:24)(良:1票)
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