1. カメラを止めるな!
《ネタバレ》 人間模様と個性が濃くて、惹きつけられずには要られませんでした。ノンカットの臨場感も素晴らしかったですが、後に裏側で起きる問題のネタバレ的なストーリー展開は今まであるようで無かったと思います。映画を見ながらも、舞台劇で感じるような一体感的な空気を感じる作品でした。 [インターネット(邦画)] 8点(2020-02-16 01:46:34) |
2. 翔んで埼玉
ストーリーの出だしから「何も考えなくて良い」と言われているようで、素直に従ったら、素直に面白かった。身構えたり、こんな事はあり得ないと考えた時点で面白さは半減する映画だと思う。気がついたら埼玉を応援したくなる、不思議な力を持った映画でした。 [インターネット(邦画)] 8点(2020-02-16 01:23:18) |
3. 寄生獣 完結編
前作は、原作をアレンジしながら上手く纏めていたように感じましたが、今作は、原作を無理矢理詰め込んで終らせた感がありました。原作の素晴らしさは、人間的な心や感情をしっかりと描いた事で、ラストに重みと感動がありましたが、完結編の早足ぶりに、薄く、軽くなってしまっていた事が残念でした。個人的には、3部作でじっくりと深く、丁寧に作って欲しかったです。 [インターネット(字幕)] 3点(2016-05-07 16:30:57) |
4. 風立ちぬ(2013)
主人公を通して日本人の魅力、心が描かれていて…言葉が詰まるほど、素晴らしい映画でした。 監督が、自身の映画で泣いたと言う事、これが最後という気持ちも分るくらい。 描写も情景も美しく、飛行機の躍動感はジブリらしくて、映像だけでも何度も見たくなりました。 「見れて良かった」と心から思った一本です。 [インターネット(字幕)] 10点(2015-11-15 13:35:49) |
5. 魔女の宅急便(2014)
ジブリと比べれて仕方のない作品な為、期待していませんでしたが、前半の世界観など、かなり良く作られていたと思います。主人公の女の子役の表情とか、仕草とか等身大で良かったです。ただ、歌手の女性が、マツ○デラックスにしか見えず、雨の中歌い出した時は、吹き出しそうになってしまった… あと、獣医が居た場所がありえなかったり、カバの尻尾の治し方が雑だったりと、後半は理解に苦しむ雑さが目立ち、残念な方向へ… 「最初はやる気があったけど、徐々にやる気が失せていった」のかと疑ってしまう一本。とは言え、先にも記しましたが、見所もあるので、この点数。 [インターネット(字幕)] 5点(2015-08-30 18:12:21) |
6. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
いやぁ………酷かった。 見る前に、酷評を受けているのを知っていたので、「と、言う程酷くはないのでは…」と思っていましたが、これは…原作ファンは怒りますし、納得出来ないのも頷けます。薄い恋愛要素や、無駄なケンカシーン。原作で大事なセリフやカットは沢山あるのに…大事な部分が蔑ろにされている。 大きなアレンジをするのなら、セリフも実写劇場版用に作ってもほしかった。言葉だけ引用しても、その言葉の裏側にある「重み」は、このシナリオでは絶対に心に響かない。 映像が頑張っている分、勿体ないし、残念感も大きかったです。 [インターネット(字幕)] 3点(2015-08-19 00:17:48) |
7. TRICK トリック 劇場版 ラストステージ
当時、ドラマをリアルタイムで見て以降、シリーズ全てを見てきました。今作は、物語も展開も、良く言えばトリックらしさでまとめられていましたが、如何せん、飽きてしまったお決まりのパターンが終始続くので、面白さという部分では不満が残りました。舞台が海外という事もあり、最初の空撮や、ピラニアなど、日本とは違う演出は良かったのだけれど、途中から、洞窟と泊まっている場所でのやり取りだけになってしまい、広がりがなくなってく展開は勿体なかった。しかし、だからこそ、気を許して見ていた分、主人公が命を掛けて村を救うという展開に驚かされました。そして、エンディング後の最後のシーン。あぁ、こういう終り方良いなぁと、ずっと、見続けて良かったと感じさせてくれる素敵なラストでした。シリーズ通してのファンは、見て損はないと思います。 [DVD(邦画)] 7点(2015-08-09 17:50:58) |
8. 寄生獣
高校生の頃、原作をリアルに読んでいました。とにかくハマって、友人達の中でも、特別なマンガだったと記憶しています。あれから10数年…いや、20年?(涙)。実写として見る事になるとは… 個人的に驚いたのは、原作の「コマ」がところどころ思い出される映画で、「次は、こういう展開だったなぁ」「こんなセリフだったなぁ」と思って見ていると、違う。という、当時の記憶との葛藤でした。意外と憶えているものですね。思春期に読んだ印象が強過ぎるのか、原作で感じた主人公の苦悩や、成長を、今作ではあっさりしていて、上手く感じられてませんでした。2時間という、時間的な制約があるのは仕方ありませんし、時代も変わったし、こういうシナリオの方が良いのかもしれませんが… 色々と不満もありますが、あの長いマンガを、コンパクトに上手く纏めてたところは、ある意味凄いなぁと感じました。 個人的には、お母さんとの対決の箇所は、もう少しドラマ感を入れてほしかったかなぁ。原作のように顔が変形するとき目を反らすとか。 この物語は、とても「人間味」が大事な気がするので。 [インターネット(字幕)] 5点(2015-08-08 01:31:08) |
9. リアル鬼ごっこ(2008)
どれだけ追いつめられても、主人公と、妹が生き延びる展開も、黒幕が誰か分る雑なシナリオはあまりにも幼稚的。その為、現実味も何も無い映画でしたが、何故か楽しめました。見終わって、何故だろう…と考えると、なんとなく、走って追いかけてくるゾンビ映画に似ていて、追いかけられる映画って、何故か面白いのかなぁとふと思いました。ただ、恐怖感とかはなく、演技も酷く、演出も悪い「劇場映画作品」と考えると見れる物ではなく、精々、テレビドラマの2時間スペシャルな印象。 [インターネット(字幕)] 3点(2015-07-19 13:53:59) |
10. 聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY
最近のイケメンで固められた「スーパー戦隊」を、「ファイナルファンタジー」のようなCGで映画化すると、こういう感じになるんだろうな…という映画でした。特に、個人的に納得がいかなかったのは、原作のような、ゴールドと、ブロンズの力の差をあまり感じられなかった事。ゴールド聖闘士の圧倒的な強さ、神々しさ、最強の聖闘士に恥じない個々の存在感。ここが、とにかく薄い。とは言え、凄まじく凝ったクロスのデザインは美しく、魅力的ではありました。 [DVD(字幕なし「原語」)] 3点(2015-07-18 22:02:21) |
11. ドラゴンボールZ 神と神
原作は人造人間くらいまで。テレビはフリーザくらいまでしか見ていません。それ程ハマっておらず、普通に見ていた程度です。 今作も、期待もなく何気なく見ただけでしたが… 正直、かなり楽しめました。まるで、同窓会のような懐かしいキャラ達、変わらない性格。 確か、連載が始まった頃は面白くて、内容が戦いだけになっていった時、徐々に離れていった気持ちが、今作を見て分ったような気がしました。 そう、こういう何気ないギャグ。そう、突拍子もない行動(特にベジータ)。 素敵でした。 そして、今、妻子が居る身なので、ベジータの怒りの感情もよく理解できます。 原作者の、「純粋に楽しんでほしい」という気持ちが詰まっているようにも感じました。 特別大きな課題も、教訓を得られるようなものも無いような内容でしたが、「私が楽しいと感じた頃のドラゴンボール」を見た気がします。 [インターネット(字幕)] 7点(2015-06-28 22:14:26) |
12. 青天の霹靂
海外へ移住して3年。この映画が公開した時、映画館で見たくて見たくて仕方ありませんでした。今、ようやく見れて言える感想は、「この映画を見ることができて、幸せでした」です。 シンプルで、直球で、美しくて。日本を離れたからより感じるのかもしれませんが、これほどまでに日本は、いえ、日本人は、愛おしいものだったのか…そう感じました。 情緒ある時代の映像、人間味溢れる感情、温もりある物語。全てが素晴らし過ぎて、涙を止める事は不可能でした。 当たり前の感想しか言えないのが歯がゆいくらい、良い映画でした。 [インターネット(字幕)] 10点(2015-01-10 00:36:10) |
13. 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望
ある意味何も変わっていない登場人物達は見ていて安心感があるものの、演出が過度過ぎて、現実に引き戻される感が強かったです。特に、高速バスが突っ込んで来て、横転するシーン。CG過ぎる絵と、大惨事にならない(上手く、人が死なない)ドラマ的な安さに、かなり興醒めしました… 楽しめる部分もありますが、「最後」という意味では、ガッカリな部分も多々ある映画でした。 [インターネット(字幕)] 4点(2013-11-16 19:50:34) |
14. パプリカ(2006)
アニメならではの映像・演出は圧巻。ただ、ストーリー(設定)に無理があるからか、徐々に素晴らしい映像画にも飽きがきてしまう。最後の、もう何でもアリな展開も重なって、4点としましたが、作画に関しては気持ち10点以上です。 [インターネット(字幕)] 4点(2013-07-13 17:10:21) |
15. SPACE BATTLESHIP ヤマト
まず最初に、アニメの「宇宙戦艦ヤマト」という作品は、高度経済成長時代の人々の心に合った作品で、未来への希望を反映し、日本人の負けない精神を描いたからこそ、当時ヒットしました。「時代」と「見る側の心」が重なったからこそ、名作となりました。 今作を見終わっての感想… 社会現象までになった作品を、よくこのレベルまで下げられたなぁと言うのが正直な感想。 リメイクするなら、今の日本を更に勇気づけ、元気づけられるくらいのパワーと説得力が必要。ヤマトという作品には、それ程のカリスマ性がなければ意味がありません。 しかし、今作にはそのパワーも説得力も、「ヤマト」の魅力さえもない。登場人物の誰にも感情移入が出来ないし、今の日本の現状も反映されていない。とても残念な一本です。 [インターネット(字幕)] 0点(2013-07-07 01:54:29)(良:2票) |
16. KG カラテガール
《ネタバレ》 闘う場所が体育館や、地下、海辺の道、屋上など、低予算感が見ていて辛かったです。 今作はアクションありきだとは思うのですが、それさえも映像的な演出が普通なので、勢いやパワーが欠けているように感じました。 物語もシンプルで深みが無く、引き込まれにくい。 「3度の飯よりも空手が好き」なら楽しめたかもしれません。 [CS・衛星(吹替)] 2点(2013-03-05 19:27:43) |
17. 踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
色々と入り組み、練り込んだ内容にしては、3作の中では最も各キャラクターが活きていない薄い印象を受けました。 映画は同窓会ではないので、もっと時を重ねた強さや、個々の増した魅力で作品を引っ張っていってほしかったです。 [地上波(邦画)] 5点(2012-01-01 17:08:42) |
18. 太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-
個人的に15年間、太平洋戦について勉強してきましたが、今作は「こういう人がいた。こういう時代があった。」というだけの内容で、N○Kのドキュメント番組よりも薄い内容でした。 制作側の、日米に気を使った感のある演出やセリフが邪魔をしてか、きっともっと大変だったはずなのに、それが伝わってこない。 月日の流れも、日本軍の信念も悲しみも辛さも伝わってこない。 そして最も大事な、戦争の無意味さと惨さも感じられませんでした。 スタッフの暑さに耐えた自己満足では、戦争の真の愚かさは伝えられないと思う一本でした。 [DVD(邦画)] 5点(2012-01-01 16:37:28) |
19. 借りぐらしのアリエッティ
きっと、昔のジブリでしたら、30分で終らせられる展開を、よく2時間という長さにまで引き伸ばせたなぁという印象を受けました。 更に、各キャラクターの存在意義や、魅力も薄かったように感じます。 終始、昔のジブリだったら、もっとこう楽しませてくれたのでは...と、考えてしまう映画でした。 [地上波(邦画)] 3点(2011-12-19 12:41:45) |
20. ゲド戦記
《ネタバレ》 結局何が言いたかったのかが分りませんでした。 制作側は、キャラクターの関係や深い想いなどを理解出来ているかもしれませんが、 見ている側は、魔法使い達の過去、主人公の生い立ちに加え、関係性が分りにくい為、置いてきぼりをくらっている部分が多々ありました。 特に、主人公の父を殺した事を考えると、その前の主人公の問題と、後の事をしっかりと描かなければ命について考えるも何も...と思ってしまう。 言わなければいけない、描かなければならない部分が抜けている、珍しい映画だと思います。 [地上波(邦画)] 2点(2011-07-20 15:25:08)(良:1票) |