1. 約三十の嘘
巧みな会話劇で男女6人の人間模様が展開され楽しかったです。たしかに詐欺師モノの映画を期待すると裏切られるかもしれませんね。中谷美紀さんがとても良かったので1点プラスしちゃおう! [DVD(字幕)] 6点(2005-07-18 22:19:47) |
2. 姑獲鳥の夏
上映前の舞台挨拶で田中麗奈ちゃんが「原作とは全く別物の作品として楽しんでください」って言ってました。麗奈嬢の仰るとおり小説で読んだモノとは別世界のような映画でした。舞台挨拶が楽しかったのと石田あゆみさんの叫びが凄かったので4点献上します。 [試写会(字幕)] 4点(2005-07-12 11:06:53) |
3. 父と暮せば
舞台的演出と映画手法が巧く調和しており素晴らしい作品でした。原田芳雄の役柄がその調和を成立させたのだと思います。宮沢りえはとても良いし、浅野忠信は台詞が少ないのにもかかわらず、いつもながら存在感がありました。とても、心に深く訴えってくるモノがあり考えさせられる作品なのですが、こういう映画はハリウッド映画だけを映画と認識している友達なんかには勧めにくいのが難点ですね。こういう人たちにこそ良さを理解してもらいたいのですが。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-09 21:18:35)(良:1票) |
4. ああ爆弾
今じゃ、こんな内容のコメディー映画は作れるのだろうか。戦後、市長の選挙にヤクザの親分が立候補したり、警察が山口組に武器を渡して暴れている朝鮮人なんかを退治してもらってたのが当たり前の頃のお話です。 能ミュージカルっていいですね!こんな映画、もっと観たいな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-29 23:08:08) |
5. 独立愚連隊西へ
かなり笑わせてもらいました。前作「独立愚連隊」と比べコメディー色が強くなり、反戦娯楽映画としてもレベルの高い仕上がりになっていると思います。今じゃ、こんな映画を撮ったらバッシングされるかも!? [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-05-28 20:44:42) |
6. 独立愚連隊
日本映画の中でこんなに笑えて痛快な戦争映画は貴重だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-28 20:35:21) |
7. レイクサイド マーダーケース
反ハリウッド的な映画の文法をよく知ってるならすごく楽しめると思うんだけど。 誰もが楽しめる娯楽映画としては? 犯人がバレバレと感じる人が多いと思いますがそういった批判は無意味かな。 そのへんは意図的に作ってありますね。 うーん微妙。ある意味、客に冷たい視線を投げかけてるし。 でも好き。 6点(2005-01-29 11:26:10) |
8. ブラウン・バニー
こんな映画は日活ロマンポルノで量産されてたし、あらためてギャロは表面的な映像センスでしか映画を撮れないことにがっかりしました。前作はそこそこ面白かったのになぁ。今作では自分好きのアホは死ぬまでオナニーしてろって思いましたよ。 3点(2004-12-11 22:15:14) |
9. チルソクの夏
《ネタバレ》 劇中で一目惚れした日本人に会いに来る韓国男子が語るシーンで山口県と福岡県の県境線を跨ぎ「38線もこうやって跨げるといい、大学を出たら外交官になる。郁子のお父さんや僕の母は日本、コリアンというだけで憎しみ合ってる。そんなのおかしいよ。僕たちの世代まで憎しみ会うのはおかしいよ、親を大切にって儒教の教えがあって母を悲しませたくなかった。郁子につらい想いをさせてゴメンね。北と南は同じ民族なのに憎しみ合うのはおかしいよ。」と言い、郁子は「同じ17歳なのになぜそんな事が考えられる?私達なんかTVのバカバカしい話やタレントの誰が好きとかそんな事ばっかり、気楽なんよね。」それに対し「だから日本は平和でいいんだよ。早くコリアンもそうなればいい。うらやましい。」と答える。普通はこういう重い問題を提示することで純愛劇が台無しになることがありますががこの映画ではお互いに分かり合いたいのにそれが不可能なロマンチックラブがよりいっそうの輝きに満ちたものになるのはなぜでしょうか?お互いの相手に対するある種の勘違い、見えない部分を自分で補完しようとする行為(妄想)、個人の能力では乗り越えられない壁(障害)、要はロマンチシズムのない恋愛は大恋愛にはなりえないし、メールも携帯もなかった時代(自由奔放に恋愛ができない)、仲間と一緒に陸上競技に打ち込むことでしか生まれない友情(友達の恋愛を自分のことのように悲しみ、喜び合う連帯感)を描くことによって現代にはあり得ない純愛物語が成立可能だと思うのです。長文、駄文ですみません。やっぱり、この映画にはこういった理屈はいらないです。正直、セカチューみたいな純愛ものでは泣けないのに泣いちゃいました。号泣しました。観賞後、”映画は頭でなく心で観るものです”という故・淀川長治先生の言葉を思い出しました。 9点(2004-10-20 14:08:13)(良:1票) |
10. 昭和歌謡大全集
これはかなり面白い映画。とくにつまらない日常から復讐にのめり込みどんどん輝いていく主婦たちが素晴らしい。ラスト、彼女達に待ち受けてるものは…あれには感動しました。それに歌謡曲の使い方もとてもうまい。高度成長期とともに輝いてたあの時代「昭和」への想いが痛切に感じられます。「バトルロ●イアルⅡ」や「あ●み」みたいな無意味に人を殺していく(たとえ意味があったとしても)ゴミみたいな邦画が多いのが現状ですが、この作品に出会えたことはとてもラッキーです。 8点(2004-01-18 22:42:35) |
11. チキン・ハート
僕はダメ人間として共感できました。無害なダメ人間は好き! 9点(2003-08-28 21:51:40) |
12. たそがれ清兵衛
山田洋次監督が時代劇を撮るとこうなるのか~!!期待して観すぎたおかげで劇中の粗が気になってしまいましたが傑作であることに違いありません。ひさびさ時代劇で興奮しました!ただ清兵衛の生き方に共感できなかったので7点です。8点付けたかったなぁ。 7点(2003-08-09 20:33:57) |