1. ゲド戦記
《ネタバレ》 ん~。何だか、4回くらいの連載で、無理やりクライマックスを付けて完結させたような少年漫画みたいな感じだった。アレンやテルーの悩みや苦しみが、周囲から身勝手な期待を押し付けられて重圧に耐えられなくなったり、子供の頃のトラウマや、周りから受けた仕打ちから、人に対して心を閉ざしてしまったりと、二人とも暗くてストレスを溜め込んでいて、どこか今の若い人たちに多い現実の問題に重なるようで、そういうのは共感するところがあったんだけど、最後、ヒロインが選ばれし救世主っていう、取って付けたような奇跡で終わっちゃって、なんか腑に落ちなくて消化不良な感じがした。あと、始めに出てきた竜が、どんな存在意義があったのかが分からなくて、壮大なファンタジーものなのかなと観る前は思ったんだけど、そういうわけでもなかった。 [映画館(吹替)] 5点(2006-10-02 21:41:35) |
2. パッチギ!
《ネタバレ》 あの60年代の雰囲気が良かった~!高度経済成長で、社会全体が活気に満ちていて、若者がみんな情熱的で希望を持てていた、そんな時代!?男子学生たちがやたらとケンカに明け暮れていたり、町中の公衆電話を掠奪したりなどは、自分はイマイチ理解できないんだけど。映画館に観に来ていたのが、4、50代位の人たちがほとんどで、その人たちがよく笑っていて、「イムジン河」が流れてくると一緒に口ずさみそうな勢いだった。自分もこの時代に青春期を過ごしたかった!と思えて、なんだか羨ましくなりました(^^。ただ、葬式の席で、主人公の少年ひとりに差別問題の憎しみがぶつけられるのは、いただけなかった。そういう事実があったってことを知るきっかけにはなるかもしれないけど、日本人というだけでまったく無関係の人に感情的に当たっても、不満をぶつけられた人は恐怖で傷つくし、ぶつけた人も結局どうにもならなくて、空しさが残るだけだと思うから。。物語として冷静に伝えられるように描くにはまだまだ難しい課題なのかな!?でも、朝鮮学校の女子生徒でチマチョゴリを着ている子が、街の中でからかわれたり、その衣装のために少なからず偏見視されてしまう辛さは、少しかもしれないけど理解できました。。 7点(2005-02-10 02:27:08)(良:1票) |
3. ハウルの動く城
この映画の感想、すごく面白かったとか感動したとは言えないし、でもつまらなかったというわけでもなかった。「なんかもの足りない…」っていう感じかも。原作の童話を読んだことはないけど、これは続編ができてもおかしくないような、そのための序章とも言えるんじゃないかという印象も持ちました。それとも、昔の「世界名作劇場」シリーズみたいに、テレビで1年間かけて放送するのに向いてるような話じゃないかな!?せっかく、ハウルの正体は?マルクルの素性は?とか、あの城の内部ももっといろんな部屋を見せてほしかったし、ほかにも魅力的な要素がたくさんあるのに、あれで終わらせてしまうのはもったいないとも思うし、やっぱりもの足りないよ~(^^;あと、声優さんの声、たしかに結構合っていて上手だと思うけど、昔からのジブリファンとしては、「これ、キムタクの声なんだ」「美輪明弘うまいわ」といちいち意識しながら見てしまうことになるのがやっぱり何だか悲しいです。もし、ラピュタやトトロなども声優に顔の知られている人ばかりが使われていたら、きっと印象が違ってしまっていたと思う。子供でも、どこか世間の俗っぽさのようなものを感じてしまっていたと思う。いろいろと思ったけど、次回作(ハウルの続編!?なワケないかな!?)はやっぱりまた楽しみにさせてもらいます(^^。 8点(2004-12-25 01:35:25) |
4. ザ・リング
湿った空気、井戸、白装束の長い黒髪の女性…この要素はやっぱり日本のお化けに限られると思う。顔を出したのも怖さが半減してしまうけど、染めたような不自然な黒髪に、白い肌、青い眼の貞子(サマラ)はちょっと不眠症に悩んでいる普通にカワイイ白人の女の子に見えてしまった(^^;ナオミワッツはきれいだし上手だと思った。あの息子の不気味さもスゴイ(サマラよりも怖かったかも)でも、やっぱりこの話は貞子のキャラクターに全てがかかってるんだね。ところで、アメリカでは、日本版のリングも一般の人に公開されて知られたうえで、リメイクができたのかな!?多分、違うんだろうな~。 6点(2004-12-12 23:40:51) |
5. 陰陽師
やっぱり、野村萬斎さんの立ち居振る舞いと姿勢の良さと、浮世離れした不思議なオーラには魅了されますわっ。姿勢の良さくらいは自分も見習いたい(^^;内容は、ファンタジーだから仕方ないかもしれないけど、CGで描いた魔物とか煙みたいな霊気とかが何だかミスマッチ。けっこう平安朝の夜の不気味さとかおどろおどろしさが出ていたと思うけど、CGが出ると興ざめしてしまう。平安時代の街並みや、女性の衣装など、昔見た「竹取物語」を思い出し、その映画のほうがもっと当時の雰囲気が出ていた気もする。萬斎さんと真田広之と夏川結衣の演技が印象的。伊藤博雅のキャラクターも面白くて好感持てたよ(^^。 6点(2004-11-25 01:05:49) |
6. 陰陽師Ⅱ
なんだか、子供向けのヒーロー番組が映画になったように感じた。前作はそうは思わなかったけど…。万斎さんの演技や立ち居振舞いは相変わらず美しいけど、舞いの場面はスローとかぼかしとか映像の特殊効果をやたらと使わず、普通に見せてほしかった。本人の狂言の舞台上演を観るほうがいいな~(観たことないけど)。深キョンは、現代のどこか陰のある少女役とかはすごく上手いと思うけど、この役は魅力なかった。というか、今回、清明と博雅以外のキャラクターが誰もインパクトがなかった…。スサの鬼は、あれは鬼じゃなくて普通の猛獣か、西洋の狼男だよ~っ。日本の絵巻物に出てくる鬼とか、漫画の鬼切丸に出てくる鬼みたいのが登場していたら、恐ろしさや神秘性も出たのかも。この作品、アニメになったほうが面白いのかもと思える。 5点(2004-11-24 23:40:24) |
7. キル・ビル Vol.1(日本版)
ここのレビューを事前に読んでいて、ある程度覚悟はしてたつもりだったんだけど、それでも相当たまげてしまった!でも正直、面白かった。嫌いじゃないわ。ただ、唯一、日本の制作会社が作ったというアニメの部分が自分は受けつけられなかった。ちょっとトラウマになりそう…。日本のヘンテコな描写はわざとらしくて面白いけど、一つだけ突っ込むと、千葉真一演じるハットリ・ハンゾウが沖縄にいる意味が分からん。外国人に知られている日本の土地って、東京・北海道・大阪・京都・沖縄くらいで、東京からいちばん離れた偏狭の地が沖縄っていうイメージがあるのかな。忍者の里=三重県(伊賀)や甲賀っていうイメージは外人には根付いてないのか!?と思った。 7点(2004-10-22 00:36:32) |
8. NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE
ハットリくん、懐かしい~。気になって観に行こうか迷っていたけど、近所の映画館で、好評のため終了予定日を延長すると聞いて、このチャンスを逃しちゃいかん!と観に行きました。久しぶりに子供が多い映画館、ちょっとしたところでも素直に反応して声をあげて笑う彼らの無邪気さになんか和まされた気もしました。大げさか^^;話もけっこう面白かった。ケンイチ役の子のひたむきな演技がよかった。ハットリくんとケムマキは忍者にしては体がでかすぎるとも思った(笑)大勢のカメオ出演はちょっとクドイ気がしました。頻繁に見せられるコーラのCMや看板は不気味だった。何のためのものなの?もし続編ができるとしたら、アニメを観て育った世代としては、ハットリくんの仲間がもっと出てきてほしいな~。弟のシンゾウ君が出てきたり、シシ丸がもっと活躍したり。余談ですが、「スマステ」で航空科学かなにかの専門家の人が、ムササビの術は実際に十分可能な技だと言っていたのを聞いて驚きました。 7点(2004-10-11 01:37:01) |
9. ワンダー・ボーイズ
ストーリーは二の次で、アクの強いキャラクターでほとんどムリヤリ話を推し進めていってる感じがするけど、嫌いじゃないです!マイケル・ダグラスの映画、自分は観たことがなかったけど、周りの人にさんざん振り回されてしまう災難なオジサンを好演していたと思う。さすが芸達者の人って感じ!?あと、これはトビー目当てで観たのですが、一見、フランケンシュタインみたいな彼には驚きでした。何気ない仕草もイチイチ普通じゃない。特に眼の動きが引き付けられる!やることがハチャメチャで一見怖いキャラに見えるけど、私自身も変なところや暗さを持っているし、その役と似てないところがなくもないと思い、どこか親近感も感じてしまった(^^;どうやって役の研究したんだろう?あと、彼にはいつか悪役もやってほしいと思える。ただ、これは登場人物たちの設定が分かりづらいです。女装していた人は何だったの?という疑問や、下宿している女子学生は教授の愛人志願だとか、教授は三回目の結婚でその奥さんに出て行かれたところらしいけど(ビデオのパッケージに書いてあった)字幕で一度観ただけじゃ分からなかった。 7点(2004-09-23 00:10:28) |
10. ギブリーズ episode 2
面白くなくはないけれど、映画館で観たとき、この作品をずっと観続けているのはけっこうしんどくて、上映中、館内の空気もしらけていたように感じました。自分たち観客にとってはまったく知らないジブリの社員の人たちの日常とか思い出のエピソードを見せられても、どんな感想を言えばいいのか分からん。アニメのキャラではあるけれど、いちおう実際の一般の人たちがモデルになってるみたいだから、思いっきり悪く批評するのもできないように思うし、逆にやたらと絶賛するのもおかしい気がするし…その会社の人たちの間でしか本当に楽しめることはできないモノで、一般の観客には楽しめない不親切な作品だと思う。 4点(2004-08-12 00:10:22) |
11. ドラえもん のび太の海底鬼岩城
小学生の頃、毎年夏になるとこの原作の漫画を読み返していました。映画もビデオで何度も観ました。海が好きだけど、地元が埼玉で海がなく、見たことも行った事もあまりなかったので、この作品で海に行った気分に浸っていました。海底を冒険するストーリーにハラハラして最後は感動し、また、海辺に沈む夕日を見たり、海底に潜ってきれいな魚を鑑賞して優雅にすごすことだけじゃなく、バミューダ海域の伝説や、途方もないくらいの深い海溝とか、深海魚ってけっこう不気味だとか(笑)、深い海底では人は水圧に押しつぶされてしまうなど、海の神秘や現実の恐さもこの作品で知りました。そして、ますます海が好きになりました。ドラえもんの道具、テキオー灯も魅力的だけど、プランクトンを加工して食べたい料理が作れるっていうのも自分はかなり惹かれました(食い意地が張っているので)^^; 7点(2004-08-03 01:34:35) |
12. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
去年、映画館で観たとき、何通りかの事件が絡んで内容が詰まっていて、最後まで飽きずに面白かったんだけど、すごく心に残るシーンなんかがなくて印象が薄い作品になってます。気になったところで、リストラされた犯人が自分たちのことを「用なし」と掛けて、事件現場に洋ナシを残して行くのはあまりにも幼稚で自虐的だし、この話を書いた人は実際にそういう立場の人たちを本音では見下していて、無神経なのでは!?と正直思いました。湾岸署の人たちはみんな個性的で人情味があって大好きですが、ただ、映画版なので、すべてのキャラクターが登場して一人づつに見せ場が作られているので目まぐるしく感じました。ドラマの各シリーズで、今回はこのキャラクターのエピソードがメインで、次回はまた別の人が主役…というのがやっぱり面白いと思う。 6点(2004-08-01 18:49:50) |
13. 平成狸合戦ぽんぽこ
多摩周辺に住んでいるので、たぬきや土地柄が身近に感じられてそのところは楽しめた。自分の通っていた中学校には、地元のたぬきの剥製が飾られていたなぁ。話はちょっと教訓臭さがあって難しかった。たぬきをリアルな姿で実際の生態を描いた場面と、たぬきが様々なものに化ける漫画的な絵の部分が、現実とファンタジーが混ぜられていて、どっちつかずの固い印象のファンタジーという感じがしました。余談ですが、うちの近くや多摩周辺で、霊現象というにはどこか滑稽な印象が残る、不思議な体験をしたという話を聞くと、たぬきに化かされたのでは!?と半分冗談、半分本気で思ったりします(笑)。例えば、畑の中をカカシが歩いていたのを見たとか、夜、ジョギングをしていた人がある時期、同じ場所で、毎回違う人に駅の場所を聞かれるとか(その人たちがみんな妙に明るくて派手な格好だったらしい)、あるキャンプ場で、夜、たき火をしていると、どこからか子どもがやってきてボール遊びを始め、ボールがこちらに転がってきたので拾ってやると、それがその子供の首だったとか(これはかなり気持ち悪い)…恐いというよりも、やっぱりどこか滑稽味がある話です。 6点(2004-07-19 02:08:56) |
14. 耳をすませば(1995)
「耳をすませば」原作の漫画、りぼん連載時に読んでました。ちなみにそこでは、聖司君にはお兄さんがいて、彼と雫のお姉さんがこれまた恋人同士という設定でした。地球屋の雰囲気やバロンのストーリーなど、幻想的でとても綺麗に映像化されていて感動しました!また、空を飛ぶバロンと雫のシーンで、背景に使われていた井上直久さんの絵が、幻想的で不思議でどこか温かみがあってとても好きです。どこかジブリの世界と似ていると思います。 7点(2004-06-29 18:23:44) |
15. ルパン三世 カリオストロの城
多くの人の感想通り、宮崎監督作品として観れば、彼らしい痛快で王道的なストーリーで絵もそれらしくて楽しめるけど、ルパン三世の話として見ると、キャラクターや世界観に少なからず違和感を感じてしまい、どちらの作品として重点を置いて観ればいいのか戸惑ってしまうという印象を持ちました。自分はジブリ映画ファンなので雰囲気もストーリーも好感が持てたけど、ルパンの物語として見るとどうしても爽やかすぎて(笑)もの足りない気もしました。 7点(2004-06-22 23:47:11) |
16. 太陽を盗んだ男
もう10年位前に、深夜テレビでこの映画をやっていたのをたまたま見かけて、見始めたらクギ付けになってしまったのを覚えてます。タイトルも知らないままだったけど内容は強烈に印象に残っています。沢田研二の怪しいカッコよさとハマった演技に驚かされて、「もし今だったらキムタクあたりがこの役をやりそう~、でもそれ以上の魅力と存在感があるかも、スゴイ人!」と当時思った。この映画の批評に「邦画はアメリカ映画に及ばないといわれるけど、この作品を見ればそんな事言えなくなる」みたいに広告に載っていたことがあったけど、それを読んで「うん、うん!」とうなずかずにはいられなかったです。 8点(2004-04-11 01:58:47) |
17. 踊る大捜査線 THE MOVIE
《ネタバレ》 川で発見された水死体を、警察署どうしで取り合うところがせち辛い…(片方はやる気なさそうだったか)誘拐事件の犯人が少年だったというのは、今の日本の社会問題をいかにもうまく取り入れているという感じなんだけど、実際に起こっている少年事件はあまりにも陰惨で衝撃的なものだし、今の若いモノとして犯人の心理にどこかしら興味を持ってしまうから、犯人の少年たちが捕まったその後の、事件の解明がどうなったのかというほうが、正直言って青島刑事の容態よりも私は気になってしまった…^^;その役割を負うのは、「チーム」の草なぎ君になるのかな。 7点(2004-04-04 00:38:19) |
18. ラスト サムライ
トム・クルーズや渡辺謙さんをはじめ、出演者の作品に対する思い入れや熱演が伝わってきたのは良かったけど、物語には、何か自分はこの映画の侍たちに共感することはできなかった…。日本の文化や風習がとても丁寧に調べられているのには感動させられました!明治時代にしては鎧や兜がちょっと時代錯誤だと自分も思ったけど、ひょっとすると、明治じゃなくて室町時代や戦国時代を舞台にしていても良かったんじゃないかと思いました。鉄砲が日本に入ってきた頃、即戦力になる新しい武器としてどんどん使う多くの勢力と、鉄砲を嫌って弓と槍で戦い続ける少数派の抗争…みたいな話だったら、自分の意思を貫くために自滅するのもいとわない勝元たちのサムライ魂にも違和感がなくて感情移入できたかも。その頃の時代ってアメリカはまだだけど、様々な国の外国人が訪れていて武士と交流していた人もいたようだし、それと忍者が登場してもおかしくないし(笑)なにか「ラストサムライ」というタイトルだけがあらかじめ決まっていて、それにはたいてい、幕末から明治を舞台にすることがまず思い浮かぶから、ムリヤリその時代に物語を押し込んだようにも感じる…。今さらこんなこと言っても仕方がないんだけど、アメリカでまた違った時代の日本の映画を作ってほしいな~と思わせてくれました。それから、ディズニーなどアメリカのアニメで昔の日本の話が作られたらイイな~ともひそかに思う…ミュージカルになった日本の時代劇、怒る人も多いだろうけど観てみたい(^^; 7点(2004-03-25 19:54:56) |
19. 海と毒薬
太平洋戦争中に日本が行なっていた事実のひとつですね;学校の歴史の授業では教わることのない出来事で、話には聞いたことがあったけど、この映画を観て改めてショックを受けたという感じです。私も同じく、最後に医学生の戸田が言った「こんな時代の、こんな医学部にいたからやったまでだ。」のセリフが重く響いた…。あの頃の日本て、多くの人間の良心が麻痺してしまっていて、国全体が一つの過激なカルト集団みたいだったのかなと思ってしまう。原作は読んだことがないですが、遠藤周作の著作はキリスト教の思想を話の中に取り入れているのが多いようで、この映画でも「神っていうのはいるんだろうか」「神の罰が怖くないのか」といったセリフが出ていたのですが、私は少し強引にそういった思想を入れ込んでいるようで、ちょっと気になりました。あの現場の出来事を冷静に淡々と描いているところはすごく訴えられたけど、キリスト教の視点からその事件を考えてみるというところは、他の作品でもそうなのですが何となく余計な気がしてしまうんです…。生意気な意見です(^^; 8点(2004-03-19 18:11:19) |
20. 魔女の宅急便(1989)
この作品、好きではあるのですが、公開当時、事前の過剰な宣伝や特番をたくさんやっていて、それらを見すぎたせいもあるけど、実際に映画を観たときには感動が半減してしまったという思い出があります。ユーミンの主題歌も好きだけど、オープニングでキキがラジオで「ルージュの伝言」を聞いているところは違和感を感じました。制作側がちょっと悪乗りしてるような…エンディングで「やさしさに包まれたなら」がかかるのはとても好きです!個人的にその曲だけを使ってくれれば良かったと思う。この映画の久石さんの音楽、ほかのジブリ映画の曲とちょっと毛色が違うような、一曲一曲がコミカルで楽しい曲でこれまた好きです。 8点(2004-03-11 19:44:25) |