1. 神童
《ネタバレ》 私もラストでがっかりした口です。ウタが誰もいない倉庫の中で、弾いていると、そっと画面に出てくる男性の手。あそこはどう考えても死んだ父親でしょうに。彼女の心にいたのは父親の幻影でしょうに。なんでワオなんだ。しかも鍵のかかった入口は開いてるし、どこでもドアでも使ってきたのかというくらいの時間的ズレはあるし。あのシーンで、同級生のがウタの踏み台になったことも、朝まで一緒に探したワオの同級生のそれまでのシーンの意味を失った。結構良かっただけに、すごく残念です。 [DVD(字幕)] 6点(2007-11-27 12:52:52) |
2. 手紙(2006)
映画だから、都合の良い展開は当たり前。そこを批判していては何も楽しめない。肝心なのは、こういう支えてくれる人の存在や、偶然の出会いというものが、人生に大きく影響してくるということだ。苦しみから世の中との関係を絶ったり、憎しみから憎しみを生む連鎖をしたり。生きている人皆が幸せになりたいと願うのに、なぜ不幸は生まれるのか。この作品ででてくる人たちのそのぞれの立場の一言一言を噛みしめるべきだろう。 [DVD(邦画)] 10点(2007-06-03 22:57:11) |
3. ファイナルファンタジー
ストーリーがおもしろくないのに加え、最初は美しく感じたグラフィックも段々表情に欠ける冷たさだけが印象に残る。こんなに金かけてこれか・・・という感じ。よほどゲームのFFの映像をそのまま使って、ゲーム同様のストーリーの方が受けたと思う。オールCGっていう試みは偉いけど、試みで商売したらダメという作品でしたね。 2点(2004-03-03 13:00:41) |
4. ラスト サムライ
トムクルーズでなければ9点という作品でした。日本の古き精神をうまく表現している。西郷隆盛を元にしているのかもしれませんが、歴史上の西郷の立場は似ても行き方は全く違うものですね。現実っぽい仮想世界をつくり、その中で失われつつある日本人の精神を大切にしようという思いが非常に良く伝わる。これが外国で作られたのだから、日本はよほど無国籍化してしまっているのだろう。深く考えさせられる作品でした。その意味でトムのカッコ良さは逆に邪魔でした。 8点(2004-02-18 19:24:54) |
5. 劇場版 フランダースの犬
この作品は大人に対する警告だと思う。大人の持つプライドや欲、権力、富に対する姿勢が常に子供たちを苦しめているという点。そして他の作品とは違い、この大人たちの犯した過ちが救われない点である。つまり、世の中での大半はこんな大人たちによって子供が苦しめられ、救われずにいるんだという現実を、大人たちが死ぬまで重荷として背負わなくてはいけないという戒めがあるのだと思う。この作品は子供が見て単にかわいそうで済ます作品では無く、大人が見るべき作品だと言えます。 9点(2003-12-27 22:33:37)(良:1票) |
6. RETURNER リターナー
日本の特撮もここまで来たかというのは良く感じられて一見の価値はあるかも。でも数年後には通用しないか。配役の鈴木杏は個人的には好きなんだが、同作品ではやはり不釣合い。人類存亡の危機に対する苦悩があまりにも小さく描かれてしまっている。ターミネーターのような緊張感が無いのが欠点。 6点(2003-12-27 22:20:15) |
7. あずみ
原作のファンの方を中心に不満の声が多いですね。でもこれだけ1点評価がいてもそこそこの点というのは評価が割れるということ。私は夫婦で見たけどおもしろかったと思う。歴史的にもおかしいのは単なる時代小説なら良くあること。大人気の歴史漫画だって時代考証してないの多いから。単純に疲れずにテンポ良く見れておもしろかったというのが評価できる点です。涙や演技は別の映画に求めて、この映画は暴れん坊将軍のような爽快さで十分と思いました。 8点(2003-12-27 22:09:59)(良:1票) |