1. 真夜中の弥次さん喜多さん
白黒画面の品のなさに映画的感性の欠如の一端が見える。全編薄ら寒さのオンパレード、何だか罰ゲーム。気恥ずかしさに耐えることで精一杯の2時間。 [映画館(字幕)] 2点(2005-04-19 01:01:15) |
2. スモーク(1995)
トム・ウェイツの音楽に救われている。 というかトム・ウェイツこそは映画の神。トム・ウェイツの姿或いは声の存在するところ、映画が出現する。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-04-06 00:58:37) |
3. コミック雑誌なんかいらない!
もはや80年代の記録としての価値しかないのでは。面白いもんじゃない。それにしても三浦和義がたむらけんじに見えて仕方ない。 [ビデオ(字幕)] 3点(2005-04-02 15:57:47) |
4. 肉体の門(1964)
実に映画的な映画ですなあ。生きるということの何とダイナミックなことか。したたかさと情欲と、パンパンたちの凛とした姿よ。牛の肉を掻っ捌くシーン、何と躍動的。映画の醍醐味ですなあ。 8点(2005-03-28 01:13:46) |
5. パッチギ!
感想箇条書き。STEP見えたらあかんやろ。そんで、間が足りない。もう少し間があれば笑えるのに。イムジン河って昴にメロディー似てるね。ていうか、谷村新司がパクったのか。 6点(2005-03-21 02:02:17) |
6. 下妻物語
《ネタバレ》 水野晴郎の「お願いします」の一言で完全にやられた。完成度云々はともかく、ここ10年くらいの邦画で一番オモシロイのでは。ただ、後半はうまくまとめすぎたね。前半のハイセンスが、少し死んでしまった。それと、宮迫はもういい。00年代は、「微妙な土地」ブームがさらに加速していくのではないかと推測しています。 9点(2005-03-14 00:27:21) |
7. ピストルオペラ
保健体育の先生に尽きる 9点(2005-02-15 01:13:49) |
8. 黒蜥蜴(1968)
笑ってくださいと言わんばかりの三島由紀夫。松岡きっこが素敵ですね。基本的にキル・ビルVol.1みたいなテイスト。 6点(2005-01-31 01:03:52) |
9. 約三十の嘘
悪くない。といって、それ以上でもそれ以下でもない。見てるときはそこそこ楽しんで見れるが、見終わった後に残るのは中谷美紀の美貌とCKBの楽曲のみ。まあ、それでいいと思う。 6点(2005-01-10 23:37:41) |
10. 回路
何でこんなに点数が低いんですか!! 間違いなく黒沢清の最高傑作だと思う。世界観がどんどん拡大していく(負の方に)ところが黒沢のいいところなんですがね。話が大きくなっちまったら怖いとか怖くないとか細かいことにこだわってらんないよ!! とにかく好きな映画ってのはフィーリング、伝えようとしてもなかなか伝わらない。 10点(2004-12-25 01:20:33)(良:1票) |
11. しとやかな獣
とにかく小澤昭一の怪演に尽きる。日本映画史上一番奇天烈な登場人物だと思う。 8点(2004-11-26 23:06:29) |
12. 珈琲時光
これが徹頭徹尾電車の話だったらどんなに素晴らしかっただろう。浅野忠信の自作のイラストやアドリブ芝居なんてどうだっていいから、ずっと電車を映してほしかった。 7点(2004-11-11 01:04:02) |
13. 血と骨
スタッフも出演者も、それはもう力が入っている。近年まれに見る力作だと思う。それは見ていたらわかるのだが。ただ、映画としては甚だしくバランスが悪いと思うんだ。エピソードごとにシーンがぶつ切りになってしまっていて、それが映画自体の躍動感を殺す原因になっている印象がある。映画がいつ順調に転がっていくのか、上映時間中ずっとそれを考えていたが、どうも最後までうまいこと転がりはしなかった。ちょっと長い。大体、2時間強で1920年代から80年代までを見せるってのにはかなりの無理がある。それでも、久々にビートたけしがはまり役だったので、かつてたけしファンであったぼくにとっては、ちょっと嬉しい。大阪弁には違和感があるが。 7点(2004-11-07 02:51:54) |
14. 菊次郎の夏
こんな小手先の芸じゃなくて、たけしさん次はウディアレンの映画みたいに、映画監督かつ俳優である自分をテーマに、くすくす笑えるウィットに富んだコメディを作っておくんなせえ。たけしの芸じゃ無理か。 4点(2004-10-06 00:37:02) |
15. バージンブルース
野坂を見たいのだったら肩透かしであろうし、ストーリーを追ったところでこれっぽっちもドラマは感じないだろうし、秋吉久美子のかわいさというのはこの映画ではいまいち発揮されていないだろうし、だとしたら何を見るかといえば、長門裕之がいかに桑田佳祐に似ているかというただ一点だけであって、つまりは長門から目を離してはいけないのである。 5点(2004-09-21 00:48:38) |
16. IZO
突き詰めて考えれば、映画にとって最大の見せ場は殺戮なのであるから、老若男女斬って斬って斬りまくる、全編これ殺戮の嵐であるこの映画は、究極の映画である、ともいえる。まさにアナーキズム。でも、全然面白くない。まったくカタルシスがない。映画を作る者誰もが、登場人物をすべて殺す映画を夢想したことがあると思う。でもやった人はいない。面白くないからだ。映画に込められたメッセージの重要さに基づいて映画の価値を判断するつもりは毛頭ないから、ぼくはこの映画をクソ映画とみなす。 2点(2004-09-13 00:33:35)(良:2票) |
17. 座頭市(2003)
もうたけし映画つくるなって。新作を見るたびにどんどんおもしろくなくなっていく。古いんだよ、センスが。そんでもって狙いすぎ。でもドールズは結構よかった。 3点(2004-09-04 01:44:20) |
18. ブラウン・バニー
誰が何と言おうと擁護する。極端な退屈がラスト20分の急速な物語の展開を際立たせる。映画とはつまり時間だ。そしてクロエ・セヴィニーよ。俺のも舐めてくれ。 10点(2004-07-27 01:00:20) |
19. 69 sixty nine
おもしろいですよ。そりゃおもしろいんだけれども、なんか今ひとつ釈然としないものが残ったりもするんよね。それは何かと申したら、やっぱり時代設定の必然性のなさね、無理から60年代の話にしようとしてるような違和感さね。それと音楽。いやあ正直、オープニングに「ホワイトルーム」はないっしょ。やりすぎでしょ。センス悪いよ。いやさ、村上龍がクリーム好きなんかも知りませんよ、ぼくは原作読んでないから。村上龍も何だかんだでロックの趣味悪そうだし。でもさ、他にもっとあるでしょ。69年よ、ウッドストックの年よ。もっとさ、クールでドライヴィンな、ニューロックとかゆわれてたような感じの、あるでしょ。「ハイ・フィデリティ」のオープニングみたいに、13thフロアエレヴェーターズかけちゃう、とかそんなのマニアックすぎるけどさ、別にドアーズの「ブレイク・オン・スルー」とかでいいんよ。大体さ、曲中でかかるロックの曲がさ、クリームとジャニスだけじゃ物足りんよ。ビートルズもストーンズもフーもかかってないじゃん。版権の問題とかいろいろあるんかも知れんけどさ、もうちょっとがんばれや。そんでエンドクレジットにケミストリーが流れる、とかさ、音楽一つとってもノンポリだよ、全く。 6点(2004-07-26 00:01:07) |
20. アイデン&ティティ
泣きじゃくった。ストレートな青臭さに胸が締め付けられそうになった。でも、後悔した。この映画、何かが足りない。『スクール・オブ・ロック』を見て気がついた。ユーモアが、感じられない。日本のロックが駄目なのは、ユーモアに欠けているからだと思う。 7点(2004-07-13 00:16:49)(良:1票) |