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1.  キル・ビル Vol.1(日本版)
僕はこの作品を観て、真っ先に「広告の打ち方がそーとー間違ってるな」と思った。老若男女みんなが観るべき作品ではないですよ。本来は単館でこっそり観るべきC級作品です。趣向が合う人が観ればよい作品なのに、下手にネームバリューがある作家や俳優が参加している為に、話しがデカくなってしまった悲劇です。当然、物語的カタルシスや巧みなアクション映像、ストーリーテリングに基づいたリアルな描写、なんかを楽しみにしていた"一般娯楽映画対象"のお客様は「なんじゃこりゃ!?」となるでしょう。タランティーノの作品の多くは、"一般"のお客様は絶対に楽しめるはずがないのです。この作品を評価するのは、千葉のアップが映っただけで10点献上、デヴィッド・キャラダインが出てきただけで10点献上、梶芽衣子の「怨み節」が聴けただけで10点献上、な"銀幕バカ""映画ヲタク"な人達がほとんどだと思います。「ジャッキー・ブラウン」なんかもそうですよね。そしてタランティーノ作品の評価はそれでいいと思っています。極端かも知れませんが、SM趣味ではない人がSM映像を観てもつまらないのと似ています。ですから、ここでみなさんがつける点数が低いのは、ある意味"当たり前"ですよね。映画マニア/ヲタクというのは、どうしたってマイノリティですからね。だからこれから観ようと思っている人に忠告しとくと、やめといたほうがいいよ、という事です。
6点(2004-11-15 01:14:44)(良:2票)
2.  魔女の宅急便(1989)
キキの成長物語ですが、人間はひとりでは解決できない事もあるんだ、というすごく"ベタ"な事を、清々しいくらいあっさりと、そして正々堂々と描いてあります。堂々とし過ぎてて、観てるこっちが居心地を悪くするくらい。これ、やっぱり女の子が観て良く分かる作品なんじゃないのかなぁ。オープニングのクレジットと、ラストのあっさり感が秀逸でした。ジブリの中ではかなり好きな作品です。
8点(2004-09-03 02:39:02)
3.  座頭市(2003)
その昔テレビで観たジョージ秋山の『浮浪雲』や、アレックス・コックスの映画『ウォーカー』を思い出しました。その時代設定にはあり得ないアイテムを見せるとか物事をはさむのは昔からある手法ですね。僕は時代劇というジャンルにもっと生々しさを求めているので、その辺りは実に惜しいところだと感じます。"めくら"がその存在と言葉自体と共に、さらに誰かの罵りや皮肉まで許されているのなら、なんとかもうちょっと時代を反映したオドロオドロしさやリアリティーを追求してもいいのかな、と思います。ただ、色は出ていたなと感じました。いずれにせよ反体制側でしかも不具者のヒーローには僕は弱いので点数は甘くなります。もう時代劇で体制側のヒーローはいりませんので(暴れ将軍、黄門様、金さん、などなど)。えとシリーズ化希望します。
7点(2004-08-16 05:41:35)
4.  紅の豚
これは全編アイロニーに彩られた作品だと僕は感じています。体制側だったポルコが軍を抜け反体制になったら豚になっていた。豚というのは資本主義における食肉産業の象徴で畜産動物の雄ですよね。アナキズムもしくは左翼的な香りが匂うとこですね。全体主義から"個"の尊重へ。僕はポルコ(宮崎)が自分で呪いをかけたとしか思えません(劇中でそういうセリフありましたっけ?)。豚になることによって恐らくそのコントラストがハッキリする事を狙った皮肉ですね。僕達はみんな良くも悪くも全体主義=和の中で生きていますから、この作品でもポルコ以外の誰かに感情移入してポルコを見ていると思います。中には「格好良い」と思う人も居れば「羨ましい」「妬ましい」という気持ちから嫌悪感を示す人も居るかも知れません。「わからない」という人も居るでしょう。しかしポルコの存在は、そういう僕達の精神状態や"個"に対する考え方を映す鏡であるとも言えるような気がしてます。魅力もあるがそれ故に憎悪もある。でないとみんなしてあんなにポルコを追い掛け回したりしません。この作品がすごいのは、娯楽映画としても充分に機能している点です。僕もアドリア海の美しさに目を奪われたひとりですから。個人的には、映画『イージーライダー』にも通じる作品だと思います。
9点(2004-08-16 03:58:27)(良:1票)
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