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黒兵衛さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 19
性別 男性
自己紹介 ジャンルを問わず、年代を問わず、ただし”面白い!”とか”すごい!”とか”すばらしい!”と感じた作品にコメントします。

学生時代、新宿駅大ガード横の大きなロードショー・パネルを見て、観たい映画を選びバイト代を貯めていつ観に行こうか楽しみにしていました。今では、大ガード横のパネルはもうありません。映画が娯楽ランキングで順位を下げつつある今、時代の変化とはいえ寂しさを感じます。

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1.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 
よくある入れ替わり系であることだけ事前に認知済みにて鑑賞。で、お互いの生活が(普通に?)送れるわけないだろ!ってところを皮切りに、ツッコミどころを上げればきりがねーやと思いつつ、入れ替わり後のシチュエーションを理解したうえで、お互いにメッセージを送り出すあたりからほほえましい印象。ここら辺から、クライマックスまではテンションは増加の一途。反面、その後の「何かを覚えてるけど、ほとんど思い出せない。一瞬の夢に囚われている感覚」って心情なんだろうなと思うものの、ただし恋愛感情にまでは発展するか??って、違和感。個人的には、ラストで「やっと俺が(私が)会いたいと思ってた人に会えた!あー、すっきりした。」って表現でよかったのでは、と思いますが、それじゃ興行的には成功しなかったでしょうね…。東京・四谷にある階段は聖地となり、大勢のカップルが訪れてますものね。なるほど大ヒットしたわけだ、と一人納得。クスリと笑いながら、あがいてもがいて、でも最後にすっきりしたい時にまた観たいと思います。
[地上波(邦画)] 7点(2019-07-04 20:21:18)
2.  永遠の0 《ネタバレ》 
「逃げ回っていた」「臆病者」と言われた祖父の本当の生き様は、それらとは全く異なるものであり、誰よりも戦争の無意味さを説いていたと思う。一方でこの物語の最大の鍵である「何故、宮部は特攻を志願し、死んだのか?あれほどまでに生きろ!と説いたのに…。」ということについては、自ら指導した教え子たちが特攻などで死んでいくことに対する慚愧の念に堪えず、さらに最後に見せた微笑みは教え子に対する贖罪として死を迎えることができることの表れと捉えた。  戦争の酷さ、死んでいった者への贖罪、殺した者への悔恨、残された者の悲惨さそして悲しみなど多くの思いが散りばめられた作品だと思う。宮部教官に伝える言葉があるとすれば、あなたの孫をはじめ家族にはあなたの生き様そして伝えたかったことの多くが伝わりましたよ、ということか。
[地上波(邦画)] 8点(2015-08-01 17:50:31)
3.  風立ちぬ(2013)
「美しい飛行機を造りたい。」という少年時代の夢はそのままに、しかし戦争、そして最後は最愛の人を病で失ってしまう。戦闘機という多くの尊い人命を理不尽に奪い去る殺人兵器を設計し、さらに最愛の人の最期にも立ち会わず…。鑑賞後どうにも受け入れ難い感情しか残らなかった。菜緒子が二郎のもとを去る際に見せた顔の輪郭と姿勢に、愛する人への限りない愛情と決別が見て取れ、またその菜緒子に向って号泣する加代に心打たれた。幼いころの自分の夢と現実の乖離に主人公は葛藤しなかったのだろうか?「生きねば」…?。零戦そして戦争で理不尽にも命を奪われた人々こそ、本当にそう願ったんだろう。
[地上波(邦画)] 4点(2015-03-08 10:49:45)
4.  千と千尋の神隠し
ふと改めて観たくなり、DVDにて観賞。初めて観たときにはストーリーとこの映画の訴えることともに???だったが、その後のジブリ作品でさらなる退屈と「なんじゃこりゃ?」状態をこれでもかと味わっていたためか、今回案外すんなりと受け入れられた。物語のターニングポイントは、銭婆に契約の印鑑を返しに行くと自分で決意したところ。それまでは「働かせてください。」と言ったところでそれはハクの入れ知恵によるものであり、純粋に自分の意志で伝えたものではない。そう、この映画は一人の少女が自らの意志で行動していく課程を描いたものであり、そう捉えると実に納得。元の世界に戻った後、千尋がこの世界のことをはたして覚えているかどうかが興味深いところ。
[DVD(邦画)] 7点(2014-07-31 08:31:48)
5.  魔女の宅急便(1989)
ショートストーリーを実に小気味良くまとめている作品。特に、キキが飛べなくなったことやジジの声がわからなくなったことに対して、”いかに乗り越えたか”という点に共感できる。その意味で、観終わった後にキキの成長を実感して素直に喜べると思います。いつか子供と一緒に観たい作品です。なのですが、キキの旅立つシーンで「でもディスコはあるでしょう?」というセリフに、「ディスコって何?」って訊かれたら…。あぁ…、時代の流れか…。
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-03-12 12:47:25)
6.  ALWAYS 三丁目の夕日 《ネタバレ》 
巷での評判が随分良かったので、何年かぶりに映画館で観ました。決してハッピーエンドだけでは無く、ほろ苦さも含ませて様々なエピソードを綴っているのは原作どおりかな、という印象です。多くの方のレビューにあるとおり、堀北真希、薬師丸ひろ子はすばらしいと思いましたが、個人的にはもたいまさこの渋い存在感が気に入りました。エンディングでは、評判通り周囲のあちこちからすすり泣く声が…(^^;。こんな映画もあって良いと思います。
[映画館(字幕)] 8点(2007-03-09 08:28:17)
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