1. トキワ荘の青春
辛口な評価が多いですね。他の皆さんのコメント通り淡々とした作りです。「藤子不二雄」「赤塚不二夫」「石ノ森章太郎」といった有名漫画家の青春苦労話に焦点を当てたものではなく、無名・駆け出しを含め「二軍漫画家」と漫画が劇画に変わる過渡期を描いたものとして見ると、また違った面白味がありました。そういう制作側の意図なのか、有名漫画家のサクセスストーリーに目が行きがちな観客に対し、登場人物の紹介をサラッと済ませ過ぎ、見る側がストレスを感じてしまうため、勿体無いなぁと思いました。漫画家だけではなく「作り手」の苦悩として、リアルで青臭くまさに青春。個人的に共感できる作品でした。 [ビデオ(邦画)] 8点(2007-05-06 15:35:57) |