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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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1.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 
非リアの皮をかぶったリア充が大嫌いです。 これは自分が非リアだと吹聴するリア充の事です。 この映画はそんな層にウケそうな印象がありました(まあ何を言っているか分からないでしょうけど・・・)。 バンプオブチキン風の音楽がまさにそれを物語っています。  見る気がしなかったのはもう一つ、 男女の体が入れ替わるというシチュエーションに古さを感じたからです。 それと若いリア充カップルがこのシチュエーションを見てお互いがくすぐったくなるんだろうなと思っただけで嫌悪。  しかし見た瞬間で印象は吹き飛びました。 神アニメです。 僕はオタクではありませんがこれは神アニメです。 「凪のあすから」「あの花」と同じくらい神アニメです。 そしてウケる層が広いと思います。 どんな年齢層が見ても楽しめる広い導入口が用意されていると思います。 ある程度の人の心の琴線に触れるあざとさがあります。 全体的にスピーディー、軽やかで綺麗でした。 全体的に若い感覚ですが古い文化も描かれており、 田舎が描かれたと思えば都会が描かれてます。 可愛い妹が出てくるかと思えばBL好きが喜びそうなメガネをカチャっていわすシーンもあります。 変態だ思えば清々しかったり。 ロックフェスのような一体感というか昂揚感が感じられました。 全てがクライマックスシーンでした。 アニメオタクではないので深海さんの作品は当時見たデビュー作以外に見たことはありませんが、 絶妙な距離感が当時見た作品と少しだけリンクしました。  オタクの特権を一般人に晒したという感じがします。僕はそこらへんオタクじゃないのでわかりませんが。 オッパイを揉むシーンは自慰行為でありエッチシーンでもあるので 家族と見るのは恥ずかしいし、両親が「君の名は。面白かった」とか言ってたら少し嫌です。  それから、あのDQN崩れはそれ自体がフラグだったから隕石に潰されたよね? 喫茶店のシーンみたとき「あの花」思い出しました。 40歳のオッサンがこんなに瑞々しい若い感覚で物語を描けてることが32歳おっさんの自分にはうれしいですが、 作品として良いところだらけで少しあざとい感じがしました。
[映画館(邦画)] 9点(2017-04-15 00:10:28)
2.  呪怨<OV>(2000) 《ネタバレ》 
「日本一怖いホラー映画」と某記事で書かれていたので観賞しました。 日本一怖いかどうかは分かりませんが、かなり怖かったです。 一番怖いというので身構えてたので「それほどですか」という感じを受けましたが、 たしかに階段から降りてくる存在の異常さは特筆に値します。 名場面以外の何ものでもありません。 これはしょうがないことと思いますが映像が汚いです。 栗山千明は美少女でした。 猟奇的であったり霊的であったり、とらえどころのない不気味さと暗さが良いです。
[DVD(邦画)] 7点(2015-11-17 21:54:01)
3.  富江REVENGE 《ネタバレ》 
富江さんは生霊みたいにしつこいので常にrevengeしてる感じがしますが。 序盤の少女の裸体から得点を稼ぎます。 さらに美人医師をはじめ、看護婦、富江など沢山の美女、美少女がでてきてポイントを稼ぎます。 女性の美を題材にしたホラーという意気込みを感じます。 女性を題材にしたホラーの恐怖は、女性の美の裏側にあるものです。 ・・・霧に包まれた山荘や古い病院などが良い雰囲気です。 部屋で美人医師が所長と話しているシーンが良かったです。 山の風景は郷愁を誘います。 私事ですが、 美人医師の後姿が、私の初恋の女性にソックリでしたので見とれてました。 話はそんなに面白くなくて、 結局女性の事でしか語れない内容の映画でした。  
[DVD(邦画)] 3点(2015-02-09 22:54:57)
4.  富江BEGINNING 《ネタバレ》 
富江シリーズ。 富江が男子の熱い視線を独占します。当然のように嫉妬するイジメっ子の女どもがいます。 女性の美に対する僻みは醜いです。 そして富江に群がる男どもは惨めで単純な生き物として描かれます。 保健室でベッド緊縛シーンは一部のマニアなら見ておかないと、、、。 そして虫食プレイ、ゴスロリプレイ、切った耳歩きプレイ、首持ち運びプレイ、蘇生プレイ、、、等など非常にマニアでたまらないです。 平和だったクラスが崩壊してゆくのが面白いです。 不良がジャイアンみたいです。 富江の存在感は相変わらず恐ろしいです。 美人ほど裏側になにか秘めているようです。  
[DVD(邦画)] 3点(2015-02-09 22:54:49)
5.  オールナイトロングR(リターンズ)<OV> 《ネタバレ》 
ジャパニーズ悪趣味、オールナイトロングシリーズの一つを観ました。 昔、中学生だった頃の私にとって、オールナイトロングシリーズはビデオレンタル屋で“怖いもの見たさ”の象徴でした。  そんなシリーズの中で本作はたぶん亜流だとは思いますが、 なかなかショッキングな内容でした。 女性を監禁して、細胞注入により身体を改造してしまうという驚愕の内容です。 身体改造された女性の「こんな体はもういらない」と泣き叫ぶシーンは残酷でありながら妙なエロスがあります。 相手の機能を独占し、美を略奪することはエロスです。 女性は美人ではなかったのですが・・・  暗い青春を送り、なお歪んだ性癖を自覚している人ならば見てみるのも良いかもしれません。 瓶詰された臓器が冷蔵庫に陳列される場面ではゴアメタルが頭の中で流れました。 本作にカリスマ性はないですが、まるでネクロマンティック1・2にも迫る勢いのエログロ悪趣味です。 なによりも禁断の身体改造のエロスは斬新です。  
[DVD(邦画)] 3点(2015-02-08 21:43:46)
6.  オールナイトロング イニシャルO 《ネタバレ》 
オールナイトロング、、、それはレンタルビデオ店で「デス・ファイル」「人肉饅頭」と並び当時の男子中学生の “怖いもの見たさ”の対象でした。  あるいは中学生が友達の家に泊まったときに夜更かしのテンションでタブーに触れるようにして観る映画かもしれません。 私は中学生のころ無名のゾンビ映画のビデオを友達と夜更かししながらみた思い出がありますが、 オールナイトロングシリーズを観る機会はありませんでした。 当時の自分たちにはハードルが高すぎたためです。 前置きが長くなってすみません。 ようやく見ることができたオールナイトロングシリーズですが、たぶん本作は亜流です。 想像していたものと違いました。 自分的には結構有りですが。 女性を監禁して変貌させてゆく様がエロティックです。 これは映画というよりもAVに近いです。 映画観賞をしているのにAVを見ていると勘違いされても仕方ありません。 女優は美人ではないですが、シチュエーションに興奮です。 倒錯した世界です。 中世の怪しいオブジェや拷問器具とともに詩やクラシック音楽などについて男が哲学を述べます。 怪しい雰囲気です。 まさかみんなのシネマレビューでAVをレビューするとは思いませんでした。  
[DVD(邦画)] 3点(2015-02-08 21:43:39)
7.  死者の学園祭 《ネタバレ》 
ホラーとしては面白くないですが、青春もの、学園ものとしては楽しめました。 ホラーでレンタルしたのですがミステリーみたいでした。 学園祭などを見ていると淡い気持ちになります。 学校の雰囲気は良かったと思います。 清純そうな女子生徒が沢山です。 そして10代の深田恭子の演技には一定の価値があります。 時代を感じるのもまた一興です。 
[DVD(邦画)] 3点(2015-01-26 01:05:01)
8.  水霊 ミズチ 《ネタバレ》 
水には霊が宿るとされますがこれはそのホラー化という感じです。 精神病的な恐怖があります。 日常的なところに恐怖を持ってくるのはJホラーの一つのやり方ですが、 この作品では水(とくに飲料水)が恐怖と結びつきます。 「悪いもの」を宿した水を飲むことで心身に異常をきたすというのは、 病原菌の話ならば普通にありそうですが、それを霊に置き換えてやっているところが昔の人の話っぽくて面白いかもしれません。 あとJホラーは美女が主演を演じてるだけで一定の価値はあります。 
[DVD(邦画)] 3点(2015-01-26 01:04:55)
9.  黄泉がえり 《ネタバレ》 
一時期に話題になり過ぎたのでスルーしてました。 話題になっただけあり一定のクオリティは保たれてました。 なんか和製ソラリスみたい。 純愛系ラブストーリーは10代から20代の女性の心を打つかもしれません。 幻想的な場面がいくつかありました。 レコード会社との癒着がありそうな気はしました。
[DVD(邦画)] 5点(2015-01-05 23:36:58)
10.  キル・ビル Vol.1(日本版) 《ネタバレ》 
まさにアクションエンターテイメント。 チャンバラ、カンフー、ウェスタン、さらにはアニメなどの要素がミックスされ、 高水準のエンターテイメント作品になってます。 僕にはタランティーノの作品は激しいけど何か捉えどころのないという印象ですが、 他の映画よりも一線を越えた感じがとても面白いと思います。 カメラの配分とか時間軸の使い方からするとほんとに器用で頭のいい人なんだと思いますが。 音楽の使い方も面白いですし。 たぶん人を驚かせることが大好きな人なんだと思います。 子供向けではない独創的なエンターテイメントを作ることなら右に出る者はなかなかいないと思います。 日本の粋な感じとオタク要素とがミックスされてとても変だけどなんかサイコーでした。 外人の作る日本映画って面白いです。  栗山千明はセーラー服が良かったですし、武器を美しく使いこなしていて素敵でした。 ×××(ザ・ブライド)さんすごくセクシーです。 僕にもお尻ぺんぺんしてください。
[DVD(吹替)] 8点(2014-03-09 15:46:30)
11.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》 
この「かぐや姫の物語」は、「ナウシカ」や「ラピュタ」に拘ることをしなければ、 正に「ジブリの最高傑作」といえる内容だったと思う。 西洋ファンタジーが好きな自分としては「ナウシカ」「ラピュタ」の方に軍配が上がるが、 後期ジブリアニメ勢の中では紛れもなく最高傑作であると思う。 アニメの原点に立ち返り、高畑勲のテーマでもあるだろう古き良き日本の美というものを見事に観客に伝えている。 線や絵はジブリらしくないが、見事に「ジブリの原点回帰」を果たした作品だと思う。 正直、宮崎駿の集大成「風立ちぬ」は(作品としてはいいが)彼らしくなく煮え切らず、実はまた宮崎駿は新作を構想中なんだろうなとひそかに僕は思っているが、 高畑勲の集大成「かぐや姫」は燃え尽きた感があり、彼の作品のファンでも納得のいく集大成だったと思う。 平凡な日常の仕草が丁寧に優しく描かれていて感動を覚える。そこに愛があふれているようだ。 日本昔話のような内容ではあるが、そこで勝負した結果彼の才能が前面に出たと思う。 絵の細かいところは省いてあるが、筆の強弱で感情や動きが表現される。 これが効果的で、誰もが楽しめるアニメは絵を細かくすればいいとか、 色をたくさん使えばいいとか、そういうのとは程遠いところに答えがあるのかもしれない。 このアニメーションの美しさは「沢山のスタッフを使って豪勢に作ればいい」とかいう次元のものではない。 そして監督の作品に対する愛情が伝わる。「風立ちぬ」よりも。 「風立ちぬ」よりも「アニメで表現できることは何か」をよく考えられていると思う。 淡い色遣いの中に激しく感情揺さぶられたり儚かったりいろいろなものが込められてるが、あくまでもシンプルであるというのが良い。 シーンのいくつかのぶつ切り感はあったと思うが作品のクオリティに変わりはない。 しかしほんとに高畑勲監督と宮崎駿監督はライバルなんだろう、 宮崎駿「風立ちぬ」のタイトルに「の」が入ってないと思ったら、 高畑勲の「かぐや姫の物語」にはちゃんとタイトルに「の」を入れてきた。  最後の最後で高畑勲は宮崎駿を大きく超えてきたようだ。
[映画館(邦画)] 9点(2014-02-13 21:05:11)
12.  異人たちとの夏 《ネタバレ》 
お盆の時期に見るのに良い映画だなと思う。 初めて見たときは正直よく分かんなかった。 でも2回目に見たらけっこう面白かった。 家族の温かさが感動的に描かれていて、別れが近づくころには感涙してしまった。 ただ自分の母親が色っぽい女に見えてしまう気持ち悪さもあって、それがドキドキもするし、なんか微妙というか変な感じだった。 正直、ホラー映画みたいな部分が未だによく分からなかったけど、ただただ怖い場面だった。 たぶん”優しい幽霊”と”怖いお化け”の二つが怪談に含まれる二面性を表してるんだと思う。 あの世に「天国」と「地獄」があるように、異人たちにも「優しい存在」と「怖い存在」がいるのだろう。 異人たちとの交流を描くとき、そのどちらをも欠くことはできなかったのだと思う。 優しい幽霊も怖いお化けも(いろいろあったが)結局は主人公に「生きろ」といったメッセージを残す。 幽霊とは生きている人にとって怖いだけでなくそういうものかもしれない。 不思議な体験をしたような映画だった。 自分がこの映画を観ようとしていた時に憎ったらしい知人がネタばらしをした。 知ったかぶりはいいけど、映画のオチを真っ先に言う人ってどんな神経してんだって思う。 でもそんなオチを聞かなくなって物語の途中でだいたいの想像はついたと思う。 幻想映画に出てくる美女は大体が魔性の存在なのだ。 二人の美女がいればそのうちの一人は必ずそうだ。
[DVD(邦画)] 8点(2013-08-16 22:59:30)
13.  サマーウォーズ 《ネタバレ》 
”夏に見たいアニメ”というランキングで1位だったので、 そういやまだ見てないなと思って見てみることにした。 ・・・面白すぎる。 夏っぽい演出は控えめだけど、夏アニメに求めるもののだいたい全部がある。 ジブリアニメが題材にしそうな日常の温かみと、古くからある温もりも描かれているが、 それと同時にネット上のアバターを題材にした現代的な視点でも見事に描かれている。 このネット世界の仮想現実が立体的ですごい(この感じ攻殻機動隊を思い出す)。 そういったものがお婆ちゃんの人間的な温かみとか、大家族の人情とかと同時進行で語られてるところがなんかすごいなと思う。 登場人物だってすごい。 主役級の人が3人以上いる。 脇役だって沢山いるけどみんな性格がちゃんとあって生き生きしている。 そこから生まれてくる人情とか絆とかが凄い。 小さなことが大きなことに発展してく面白さ。それを伝えるテンポもかなりいい。 ある意味で展開のむちゃくちゃさもあって良い。 いろいろなものと絡めて物語が進み、古きものと新しきものとの融合、これはミクスチャー・アニメ。 たぶんこういうのを宮崎駿監督は出来ないんじゃないかと思う。それかやらない。 今や”面白さ”の点では細田守監督アニメは、ここ近年の宮崎駿監督アニメの上を行ってるかもしれない。 ヒロインだって可愛らしいし、恋愛の初心さとか透明感がアニメらしくて最高。 アニメでいう”聖地”が自分の家からけっこう近くて高校野球とか地元ネタですごく親しみを感じたアニメだった。 しかし!エンディング曲が糞。
[DVD(邦画)] 9点(2013-08-13 11:10:04)(良:2票)
14.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 
久々に宮崎駿らしいアニメだったと思う。 これを観ると”ハウル”や”ポニョ”は少しファンタジーに傾倒し過ぎていたと思う。 宮崎駿アニメは描写力があるのでファンタジーよりも日常を軸にして描いたほうが表情が生き生きとするかもしれない。 この作品を観ると、近年の彼の作品にあった停滞感は意味があってのことだったなのだと思った。 というのもこの作品は、彼の過去の作品の多くが生かされた力作だったからだ。 宮崎駿の作品というと「大人から子供までが楽しめる」という印象がある。 しかしこの”風立ちぬ”は子供向けな作品ではない。 実際に「面白かった」と言っている子供の声も聞いているので決して断定はできませんが、この作品は子供には難しいんじゃないかなと思う。 今までの彼の作品は少年少女の視点で描かれていたが、 本作では青年の視点で青春が描かれているからかもしれない。 男のロマンや男女の純愛とかいったものは子供向けに属するはずがない。 ところでこの作品では宮崎駿監督の飛行船好きがハンパなく表れている。 彼の作品には空を飛ぶものが多い。その点では”ラピュタ”が最も評価され”もののけ姫”は不評だった。 この”風立ちぬ”ではその点はしっかりしている。  途中でなんか”ハウル”を見ているときのようなダルい疲れを感じてしまった。 これは纏まりに欠けたところが中盤にあるからだと思ったが、 もしかしたら鑑賞者である僕の問題かもしれない。  ヒロインは二人いる。メインヒロインの菜穂子は美しかった。  この作品は宮崎駿の母に対する想いが最も強く出ていると感じる。 ゆえに宮崎駿アニメ史上最も感涙必至な作品だった。 松任谷由実の歌うテーマソングを聴くとまた泣けてくる。 既に述べられていると思うけど宮崎駿の作品のタイトルには「の」が必ず入るがこの作品にはそれがない。ちょっと残念。  宮崎駿のアニメはしばしば予言説がネット上で噂されるので、それも考えると真に迫った地震のシーンなどは少し怖く感じる。  宮崎駿は最後までライバル高畑勲を意識してたんじゃないかと思う。 というのも本作の結婚式での着物姿のヒロインは宮崎アニメにしては異様な場面で、高畑勲監督が制作中の「かぐや姫の物語」からのインスピレーションはあったんじゃないかと思う。 
[映画館(邦画)] 7点(2013-08-06 19:06:21)(良:1票)
15.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 《ネタバレ》 
拍手を送りたいくらいの傑作だった。 クレヨンしんちゃんの劇場版がふいに見たくなったので評価が高いものをレンタルしてみた。 クレしんの劇場版クオリティ高っ! TVアニメの劇場版によくある独特のつまらなさがほぼ皆無。 最近のテレビアニメのクレしんは見なくなってしまったけど、 たぶんアニメのクレしんの良さが生きているし、メッセージ性もある。 20世紀博の世界は僕の知らないノスタルジーな雰囲気だったけど、 それでもどことなく懐かしい気持ちがして、音楽がまた泣ける。 クレしんの劇場版の中では比較的大人向けな作品なのかも。 懐かしさのもつ魔性が見事に描かれる。 アニメクレしんを見なくなってしまった自分にとってもまたこのクレしん一家の姿は懐かしく、 懐かしさとは非常に居心地のいいものだなと思った。 いつまでも変わらぬままあり続ける姿と、年齢的に大人になった自分とで距離感があって、それが儚く感じるのかも。  また久々に「ダメダメのうた」を聴いたが、これがまた面白い名曲だった。 ひろしが自分を取り戻すまでの回想の場面がとても素敵だ。 タワーの階段を駆け上がるしんのすけの場面が名場面だ。 最後のは、しんちゃんの年齢からはとても発せられる言葉ではないとは思うが感動的だった。 しんちゃん映画としてのコメディあり、アクションあり、スリルあり、感動あり、紛れもない傑作だった。
[DVD(邦画)] 9点(2013-07-27 00:15:45)(良:1票)
16.  世界の中心で、愛をさけぶ 《ネタバレ》 
この作品を観て、 人間が生きていくうえで心に整理をつけていくことは大事なんだと思った。 当時はこの映画一色だったような気がする。それくらい当時は流行った。 とにかく有名な作品なので今更見てみることにした。 数年前に飲み会で先輩がこの作品を熱く語っていたことがこの頃ふと思い出されたことがキッカケだ。 これは多くの人に支持されるべき純愛映画だったと思う。 なかなか感動的だし切なさもある。 当時の記憶と幻想に浸りながら、テープレコーダー越しの彼女の声を聴きながら誰もいない校舎を徘徊する哀愁が何ともいえない。 それからとにかく長澤まさみが若い! 彼女は不思議な美女で、この頃はそうでもないが、美人なのに笑うとおばさん顔だ。 よって自分は長澤まさみがあまり好きではない。 島国?の淡い恋愛物語は儚くどこか懐かしい思いがして、正直なところ観ていてなんか羨ましさ半分、そして切なさ半分といった感じだった。 この島国の恋愛物語は青春映画としてかなりよかったと思う。 当時はこの作品に対してあまり印象が良くなかったのでスルーしていた。 恋人たちがまるで「自分たちが世界の中心である」とでもいうかのようなタイトルが嫌だったが実際はそうじゃなかった。 肉体としてここにあるよりも、心で結ばれることの純愛映画。 こういう映画は、もし自分が学生時代に恋人と映画館で見れば点数も跳ね上がるのですが、 自分はそういうんじゃないからダメだった。 ただ万人向けで万人受けする映画としては傑作なのかもしれない。
[DVD(邦画)] 6点(2013-07-20 21:22:55)
17.  ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT 《ネタバレ》 
ワイルドスピード3でも軽く見とっか。。 ん?なんか東京来た!何も知らなかったからこれビックリした。 ハリウッド映画からいきなり学ラン着て日本の高校へ。 そして日本の古い民家へ。このギャップは大きい。 しかし、あんな学食はない! ヤクザのお坊ちゃんだかなんだか知らないけど、なんだあの北京原人は! ムカつく。 妻夫木聡を始めとするこいつらみんなレースの時だけカッコつけやがって。 リア充気取ってんじゃねぇ! ・・・たぶんこの映画つくった人の誰かは頭文字Dを見ているんだと思う。 峠、ドリフト、高校、父親、、、共通するものがある。 昔スカパーでちょっとだけ観たイニシャルD。その時のエキサイトと似た感じは味わえたと思う。 観客に憎しみを売って後でスッキリさせるってのがこういった映画の典型だ。
[地上波(吹替)] 5点(2013-07-03 22:58:34)
18.  スピード・レーサー 《ネタバレ》 
スピードアクションを見たかったので見てみました。 アニメの映画化らしいんですが、アニメのほうを知らないので比較はできません。 ただ、カッコ良くしようとか変に気取らない感じが好感もてます。 気取らないけどそれで映像に面白みがないわけではなく、 逆にカッコよくなってます。 アニメの映画化ということで、アニメ文化の面白さを生かした演出、 CGの特色を生かした派手な映像などが非常に成功してます。 アニメの映画化はこうあってほしいものだと思います。 アニメの色味を生かしたためかカラフルで明るい感じです。 レーシングゲームやミニ四駆なんかを思い出すところもありました。 そういうオモチャやゲームの感覚は、たぶん子供が見ても楽しい映画だということだと思います。 子役とチンパンジーのコンビが非常におもろいです。 テジョがなんかウザかったです。 この映画は大企業の醜さがとてもあらわれてて憎ったらしいです。 いろんなものに呑みこまれないで個人の才能を発揮していく主人公がカッコいいです。 「変えられるもの」と「変えられないもの」との区別がちゃんとされてたし、 ちゃんと夢や感動を与えてくれたので良かったです。
[DVD(吹替)] 7点(2013-06-08 22:41:23)
19.  切腹 《ネタバレ》 
日本映画をあまり見ない自分であるが、 この『切腹』は本物の日本映画といわざるを得ない。 その本物であることを示す言葉を自分は持っていないが、 確かに見終えた後にそう感じた。 この映画にあるのは武士道であり、筋を通すということだ。 暗く淡々としているが内容は洗練されている。 サスペンスのような緊張感が素晴らしい。 仲代達矢の演技には夜叉が宿る。 切腹の持つ潔さは美であると思った。
[DVD(邦画)] 9点(2013-04-30 01:23:49)
20.  富江 tomie 《ネタバレ》 
なかなか面白かった。 たぶんコミックのほうがおもしろいんだろうけど。 昔ちょっと読んだことあるけど伊藤潤二の描く恐怖は独特だ。 映画化だとその独特の恐怖を100%は体感できない。 たぶん富江は、「男は美女によって狂う」っていうことのホラーなのかなと思った。 たぶんストーカーみたいに生霊っぽい恐怖だ。 怖いというよりも不気味で、形容しがたい魅力がある。 いや捉えどころがないというべきか。 変な電子音楽が癖になる。 ちなみにゴキブリが嫌いな人は見ないほうがいい。
[DVD(邦画)] 5点(2013-04-30 01:21:27)
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