1. 女は二度生まれる
ストーリーと言うより、小えんという娼妓をじわりじわりと掘り下げていく、そういう面白さがあった。退廃的・モラルの欠如・映像美の点で、前年に公開された伊映画「甘い生活」と似た味わいがあるように感じた。 [地上波(邦画)] 9点(2014-02-05 11:47:10) |
2. ハッピーフライト(2008)
《ネタバレ》 矢口史靖監督の作り込み感がたまらない。斎藤(綾瀬さん)には、過保護気味に育てられた前振りはあったもののちょっと、イラッ。タルト・タタンで挽回してほっとした。乗客としては戻されても“ハッピー”フライトなのか?(命が助かったからおk?)後味爽やかな良作。 [DVD(字幕)] 8点(2013-10-31 11:13:52) |
3. 妖獣都市
川尻監督のアニメーションを見ていると童心に帰ってしまう。久しぶりに見返したら、空港で出てくる魔界のモンスターが、「遊星からの物体X」の引用だったことに気付く。 [DVD(邦画)] 8点(2013-10-30 00:28:20) |
4. 獣兵衛忍風帖
畳みかける展開が堪らない。これだけ突き詰めたアクションだと、ドラマがいかに陳腐でも胸が熱くなる。 [DVD(邦画)] 8点(2013-10-30 00:17:08) |
5. 風の中の子供
子ども目線っていうのがいい。お父さんちょっと情けないけど、やっぱりお父さんなわけで・・・。 [地上波(字幕)] 7点(2012-02-16 11:01:48) |
6. 敗れざるもの
先日二回目の観賞。慎太郎脚本ということで、裕次郎のもつ暗さがよく生かされてました。子役時代の小倉一郎さんの演技も素晴らしい。一回目に見た時は泣きました。 [地上波(邦画)] 8点(2011-07-11 19:09:11) |
7. もののけ姫
小4の夏休み、地元の公民館で見たのが最初だった。今思えば、種種のドングリの木に覆われた山々の連なり、その緑の美しさに気付かされたのは、たぶんこの作品のお蔭だろう。あの日、映画が終わると僕は、誰よりも早く公民館を飛び出した。足を滑らせるほど熱くなったアスファルトの道を、「ヤックルになりたいな」なんてことを考えながら、家まで走って帰った。走るのは好きになったけど、ヤックルにはなれなかった。 [地上波(邦画)] 8点(2011-07-05 21:51:37) |
8. ウホッホ探険隊
なんとなく、じっくり見てしまった。根岸吉太郎と森田芳光という組み合わせの妙でしょうかね。落ち着いた時に見れてよかった。こちらの心持ち一つで映画はなんとでもなるから。 [地上波(邦画)] 8点(2011-07-05 21:24:55) |
9. 機動警察パトレイバー2 the Movie
これまでに比べて色調が抑えられ、後藤・南雲をメインに迎えた硬派な作画・演出が冴えている。半ば監督の代弁者となった後藤というキャラクターが際立つ。都合のよい展開が見られたストーリーはイマイチと感じた。 [地上波(字幕)] 9点(2011-06-30 18:58:34) |
10. 桜の代紋
桜の代紋っちゅうのは警察のシンボールマーク「旭日章」のことなんです。で、主人公(若山富三郎)はこのケーサツを「会社」と呼ぶ中年刑事で、長いこと街の裏の均衡を保ってきた。地元のやくざなんかと交友があるんです。そこへ大滝秀治率いる西神会(「にしじんかい」だったかな?)というでっかいヤクザが縄張りを奪おうと準備を進めているときに事件が起きる、ここでお話が始まるわけです。 ★感想★ 実録路線のやくざ映画のようなカラッとした雰囲気はなく、むしろそこに暮らし、自ら街の平穏を保ってきた刑事の土着感がこってり。それゆえに死に物狂いで自分の守ってきたものを取り返そうとする富三郎の背中には「狂気」と「悲哀」が色濃い。★出演陣の組み合わせも面白い。敵対するヤクザの頭が大滝秀治、その子分の一人に石橋蓮司(富三郎に徹底的に痛めつけられるシーンが面白い)、富三郎の同僚に小林昭二、部下に関口宏など配役も見どころ。★ [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-04-24 14:36:06) |
11. 子連れ狼 死に風に向う乳母車
スローモーション×加藤剛×殺陣=これやべぇ、ペキンパー越えたんじゃないのこれ。 [地上波(邦画)] 9点(2011-04-16 12:38:40) |
12. われ幻の魚を見たり
なぁんでそんなに魚ほしいのかわからない。映画見ただけではわからんような。 [地上波(字幕)] 5点(2011-04-16 12:31:41) |
13. KAMIKAZE TAXI
《ネタバレ》 曖昧になってゆく事実と裏腹に、これが真実だと思わせんばかりの映画やら本なんかには吐き気を覚える。しかし、この作品の軸となる出来事が史実なのか、フィクションなのか。ヒロポンの事をいっているのか?否か。 殺戮場面のドキドキと裏腹に、面白く作っていい題材なのか?困った映画ではある。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-02-10 15:18:08) |
14. その場所に女ありて
司葉子さんシャープですね。じっくり見られる映画。母は懐かしがっていました。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-02-10 14:19:42) |
15. 怪談(1964)
錚々たるメンバー・・・。 琵琶の音が頭から離れません。あんなに激しいものとは。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2009-12-24 22:55:08) |
16. 薔薇の葬列
ファッショナブル(?)な映像に酔い酔いでした。いろんな話が下敷きになってるみたいで・・・。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2009-12-24 22:46:17) |
17. 黒い画集 あるサラリーマンの証言
小林桂樹は裸の大将のイメージが強かったので、もてる中年には見えないのですが、好演でした。松本清張の計算されたストーリーがなんとも巧妙で、残酷でもあります。また、当時の東京界隈も垣間見ることができ、冒頭で出てきた渋谷の町並みは平成生まれの自分にとってはなかなか衝撃でした。今はないプラネタリウムの存在もそのシーンで確認できます。とはいえ風景以外の部分では変わらない、というかさらに都市化している今では、いくらでもありそうな小市民の悲劇なのです。しょうもないとも言えてしまうのですが・・・。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-04-29 19:47:22) |
18. 壬生義士伝
自分には大味に思えて、あまり楽しめませんでした。しかし佐藤浩市さんと中谷美紀さんの好演が印象に残りました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-12-17 18:23:07) |
19. 太陽を盗んだ男
もうなんかはちゃめちゃでおもしろかったです。でも原爆の恐怖というより、なんでもない人が方法さえ知っていれば原爆を作れてしまう。とか、無気力な現代人の恐怖、とでも言うのでしょうか、そういう形のない危機感があるように感じました。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2008-12-17 15:08:14) |
20. 天然コケッコー
原作未読ですが鑑賞しました。ほのぼの、爽やかでよかったです。主題歌になっているくるりの「言葉はさんかく こころは四角」も好きです。 [インターネット(字幕)] 7点(2008-12-17 13:07:18) |