1. 愛のむきだし
これは、宗教だエロだ暴力だって興味を引きやすい題材をごった煮にして、終盤にきて愛だ愛だってうるさく叫んでいる漫画。このエネルギーを普通の方向に注ぎ込めばそれなりに評価できるものができそうだけど、そこらへんは確信犯だろうから否定まではしません。満島ひかりと安藤サクラが毎度の事いい味出していて4時間もっているようなものですが、しかしそれはただ個人が良いだけの事。私にはこの作品を持ちあげるだけの要素を見つける事ができませんでした。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-12-16 18:18:04) |
2. ウルトラミラクルラブストーリー
こういうのは堅苦しく型にはめて観るべきではなく、こういうのはこういうのを観るそれこそ"脳"があると思いつつ、それでも訳の分かんないラストには唖然。主演の二人はあんな感じでいいんだろうし、ストーリーも全編にわたってあんな感じにしか出来ないんだろうけど、ラストのシーンは嫌悪感以外のナニモノでもなくそのまま"完"で置いてけぼり。何をどう感じればいいんだよ!とこっちこそ何かを投げつけたくなる作品です。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-12-09 22:51:34) |
3. ブラック・レイン
久々に観ましたがやはり全てがベタに見えてクサイのがいただけませんね。マイケル・ダグラスもアンディ・ガルシアも松田優作もそれからリドリー・スコットも幾つかの作品は好きですが、彼らの他の作品に比べて良いと思える要素が見当たりませんし、高倉健が出ていて締まっている訳でもありません。彼らだからイイという眼で観る事は私には出来ません。ただ若山富三郎の存在感や内田裕也のキャラクターや神山繁の確かさには僅かに見出せる部分がありましたね。時代の流れを思えば89年当時は色んな意味でこれで良かったんだろう...と仕方ない気もしないではありませんが、これはハリウッドが所謂豪華キャストで撮った突っ込みどころ満載の洋風Vシネマです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-11-19 17:59:17) |
4. 誰も守ってくれない
テーマを思いついた時のテンションだけで作ってしまった様に感じました。長く温めた企画と知ってもです。やりたい事を色々詰め込んじゃった感が否めず、結局何が言いたいのか分かりませんでした。社会の問題を取り上げたいのかエンターテインメントにしたいのか。「人間」を描きたいならどこかを選んでもっと掘り下げないと。物語を楽しませたいならもっとリアルに。中途半端で最後まで入り込めずエンディングとなりました。そしてこの作品に限らずですが、ネットネットって騒ぎ過ぎなんじゃないかと思います。どんなものにも問題はありますし。必要な時だけ便利に利用している人間の感想です。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-11-23 15:07:17) |
5. 愛の新世界
《ネタバレ》 片岡礼子きっかけで観たんですけど完全に鈴木砂羽にやられましたね。地味なイメージしか無かったんですけど彼女の自由奔放さにぐいぐい引っ張られました。アラーキーの挿絵のような写真も山崎ハコの古くさい歌も最初こそウザイ感じですがだんだんしっくりきます。SM嬢とホテトル嬢の役だけに当然きわどいシーン満載ですが、二人の潔く明るい自然な演技でさっぱり流せて青春映画として気持ちよく観終わる事が出来ました。これで鈴木砂羽という俳優が好きになりましたね。邦画の中でもかなり好きな作品です。 [ビデオ(邦画)] 9点(2010-07-29 13:40:35) |
6. AKIRA(1988)
原作にハマった人が、違う展開を楽しむのにはいいんじゃないかと思います。「難しくはないけどイマイチ」と思った人は是非原作を読んでみて下さい。ハリウッドで実写化するらしいですけどいつものごとくなんでしょうから完全に期待していません、というか止めてほしいな~。 [DVD(邦画)] 6点(2010-07-27 11:10:54) |
7. マン・オン・ザ・ムーン
《ネタバレ》 実話の作品化って、観る方の予備知識の有る無しでかなり左右される訳で難しいですね。知識が無くても素直に「そうだったんだ」ってどれだけ思えるかなんだろうなぁ。病気を周囲に話した後をもっと丁寧に描いたのも観てみたかったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-23 13:32:48) |