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Dream kerokeroさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 864
性別 男性
年齢 61歳
自己紹介 前情報を出来るだけ仕入れずに観ることを心掛けています。評価の基準は、その時々によって変わります。辛めだったり甘めだったりと。なので広い心で受け止めてやってください。

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1.  室町無頼 《ネタバレ》 
見終わって真っ先に思ったのは、こいつぁ昭和の頃によく作られたチャンバラ時代劇、ぽいな~でした。音楽然り、カット割り然り、極めつけは夕日を背に歩いてくる大泉洋たち然り。時代考証も一応はされてはいたみたいですが、もうそんなの関係ないくらいエンタメエンタメしまくりで、野暮なツッコミなんかいらぬお節介と思えてしまうほど、懐かしのチャンバラ時代劇を感じさせてくれました。で、最初に「ぽい」といったのは、あの頃の時代劇は勧善懲悪がほぼ主流だったけどこの映画は多少は勧善懲悪を本流としながらも、やや考えさせられる不変的な問いかけ要素も含んでいて、痛快なエンタメ映画にとどまっていなかったのと、それを象徴するかのような堤真一の存在が単純な憎たらしい悪役ではなかった点ですね。私利私欲ではなく揺るがない理念や信念を持って行動するタイプで、それでいて処世術で世渡りもするような、単純に善悪で割り切れるようなキャラではなかったです。まあ何となく中村主水みたいな、そんな感じでしょうか。  この映画の主演はもちろん大泉洋。彼のファンも大勢観に来るでしょう。がしかし、今回の大泉さん、あまり表情の変化がなく多彩な演技力をあまり感じられませんでした。主演とは言いつつもなんかそこまでぱっとしないんです。主人公ぽくないというか、困難や試練を苦労して乗り越えるようなこともなく、終始ひょうひょうとしているんです。だからどちらかといえば孤児の才蔵の方が主人公ぽくは感じられましたね。読んではいないけどもしかしたら原作小説は才蔵が主役なのかな?わからんけど。とにかくこの才蔵くんが努力して強く成長していく過程がまるで少年漫画のようで面白かったし、最後の大立ち回りも最高にイカしてました。ハッキリ言って大泉洋よりもめっちゃ強かったです(笑)   正直、もう少しコンパクトにまとめても良かったんじゃないかなとも。それと殺陣のシーンにもう少し迫力は欲しかったな。なので最初は及第点で5点くらいかな。て思いもしたんですが、チャンバラ時代劇がめっきり減って需要もあるのか分からぬこのご時世に、それでもこうやって作品として世に出してくれたことへの感謝と、作品から滲み出てくるチャンバラへの熱い愛をいやというほど感じ取れたのでプラス1点で6点にしました。あしからず。  追記:もしこれから鑑賞してみようかと思われているのなら、多少なりとも歴史を軽くかじっておくことをお勧めします。室町後期と応仁の乱あたりを中心に。私は知らない状態で鑑賞してしまったので知ってたらもう少し感じ方も違っていたかも...と後悔しちゃったので。はい。
[映画館(邦画)] 6点(2025-01-19 21:37:04)
2.  怪物(2023) 《ネタバレ》 
予告編だけの情報しかなかった時はもっと猟奇的な内容なのかと思ってました。実際に観てみたら全然違った。たしかにミステリーぽさはあるけれど、これはもう一つの純愛映画でしょう。同性愛に気付き始めてしまったまだ幼い男の子の純愛物語。私はそう捉えました。「怪物」ていうのは恐らくマイノリティを受け入れられない「偏見」への揶揄なのかな。または自分自身の中にある「嘘」に対するものかも。誰かにしか手に入らないものは幸せって言わない。誰にでも手に入るものを幸せって言う。この台詞こそが「怪物」に対しての宣戦布告なのでしょう。  物語は母親、教師、息子と、三人の視点によって進んでいきます。母親目線だった時は観客も「怪物」であるように仕掛けられて、教師目線でそこから少し距離を取れるようになり、最終的に息子の目線で全てが白日のもとにさらされて「怪物」から解放される。実に見事な編集です。  また一つとても良い映画に出会えました。ありがとうございました。  それとこれは余談ですが、安藤サクラさんの演技が個人的には一番、怪物、でした。ほんと、すごすぎです。
[インターネット(邦画)] 7点(2025-01-06 16:30:30)
3.  アナログ 《ネタバレ》 
可もなく不可もない、いかにも日本人が好きそうな感じに作られた映画ですね。それとタイトルである「アナログ」が、思っていたほどではなかった。単純に有名なヴァイオリニストである事から身を潜めたいがために携帯を持っていなかっただけで、二宮くんと真剣にお付き合いしていこうと思った矢先にはしっかりと携帯電話購入してたからね。不便な交際をどれだけ楽しく見せてくれるのか。そこが一つの魅力だと思っていたけど、多少のピュア感はあっても結局不便さの方が目立ってしまっていた。もうちょっと不便さの中にあるささやかな幸せみたいな事にこだわって欲しかったかな。   二宮くんは別に悪い役者さんだとは思わないけれど、そこまで感情を揺さぶられることがないのが歯痒いです。一生懸命さは伝わるんだけどね。  余談ですが、劇中内での波留さんのファッションがとても素敵でした。   以上。
[インターネット(邦画)] 5点(2025-01-05 22:41:24)
4.  Cloud クラウド 《ネタバレ》 
いくらなんでもアウトレイジな展開はちょ~っとないんじゃないんか。この作品を通して言いたいことも分かるし、エンタメ要素が大事なのも分かる。でもね~、じゃあ実際にこれを主人公のような転売ヤーが観たとして辞めるとは思えないんですよね、転売を。鼻で笑われちゃうんじゃないかな。ないないないって。そもそも命の危険にさらされているのにオークション品を取りに自宅に戻るってありえないし、尊敬してない先輩だろうと頭下げて命乞いくらいはするだろうし、あそこまで心が無さ過ぎるのもやりすぎじゃないかな。まあだからこそ怪しい組織に目を付けられたのかもしれないし、恋人の秋子が死んで初めて人間らしさを見せるあそこのシーンが活きてくるんでしょうね。まあ心が痛まないからあんな転売が出来るっちゃ出来るのかも。ただな~もうちょっとリアリティのある復讐劇の方がゾッとできたかも。銃撃戦って怖くないんですよね。現実味も感じにくいし。特に一般人がそれをしちゃうとなおさらです。  劇中内に現れる様々な「?」に対して明確な答えを提示しない不気味さだけは良かったかな。得体の知れない不気味さはこの監督の持ち味ですね。
[インターネット(邦画)] 5点(2025-01-05 10:16:26)
5.  PERFECT DAYS 《ネタバレ》 
特にこれといってドラマチックな展開があるわけでなく、ただただ淡々と進んでいく。毎日同じことの繰り返し。休みの日もほぼ同じ。そんな決まったルーティーンの中にたま~に予期せぬ出来事が舞い降りてくる。その時にチラッと現れる普段とは違う姿。「人間」ていう生き物をここまで的確に、かつリアルに描ききった演出にはただただ恐れ入りましたの一言です。多少の違いはあったとしても主人公平山は、ほぼごく普通に働いている人達の写鏡であり、わたしたちそのもの。何のために生きているのかふと疑問に思うこともあるかもしれないけれど、そんな哲学こそ日々の中に潜んでいて、それを心地良く感じながら共存していくことが完璧な日々、パーフェクトデイズなのかも...。  寡黙な作品ではあるけれど、その実、多くのことを語っている作品でもありますね。  主人公の職業をトイレ掃除に設定したのは恐らく、汚いものを綺麗にすることで心が浄化されていく...そんな意味合いがあったのかな。  ちょっと脱線しますがよくその会社が優良企業かどうかはトイレを見ればわかる、という話を耳にしたことがありますが、たしかにそうかもって思った。だってトイレって一番汚れる場所だし綺麗にしてもまた汚れる。だったらそこまで丁寧に掃除しなくても...ていう考えにもなるし、どうせ従業員しか使わないならそんなに気を使うこともない...てなってそこまで掃除しなくなる。つまり会社のために働いてくれている従業員の人たちに対するリスペクトの気持ちがそこまでない会社、てことになっちゃいますよね。気持ちよく働いてもらいたいっていう気がない。そんな会社を優良企業とは言えないですよね。  不特定多数の人たちの使う公衆トイレを綺麗にするのって、そう考えると縁の下の優良企業であって、自分自身を誇れる事の出来る仕事でもあるんじゃないかと。はい。  ただ一つだけ難点を言わせてもらえるならば、平山の担当する公衆トイレが最新式でめっちゃお洒落で綺麗な点かな。そこがなんか救われている気がしちゃって、誰もやりたがらない嫌な仕事に見えにくくなっちゃってるかも。まああれか、世界に日本のトイレの「美」を見せたかった狙いがあったのかもしれませんね。だから芸術性はアップしてますね確実に。リアルに汚いトイレを見せるよりは。  この映画を観て私自身の中の汚れも多少は綺麗になれた気がします。良い映画をありがとうごいました。
[インターネット(邦画)] 6点(2025-01-02 08:52:43)(良:1票)
6.  ルックバック 《ネタバレ》 
元の原作はネットで読んでたことがありました。でも最後どうなるかとかは明確に覚えてなかったです。元の原作漫画自体がとても良く出来ててめっちゃ感動した、てことは覚えていたので鑑賞前からすでに高評価は間違いなしだったけど、本当にそうだった。てか原作漫画読まずにこのアニメだけ観てたらもっと違った感動だったんだろうな~...まあでも本当に素晴らしい作品です。  とにかく主人公藤野の心境の変化が本当に素晴らしい。自分より絵の上手い京本の存在を知って努力し始める。しかし努力しても適わないと努力を諦める。しかしその京本から実は先生と崇められていたことを知りまた努力し始める。それも二人で...。この一連の流れが思春期の時期とリンクしてより一層そこに、青春。としての輝きを放つ。漫画制作という傍からはじみ~に見える世界なのにとてもキラキラと輝いて見える。二人の、二人だけの世界が本当に純粋で美しい。だからこそその京本が、離れ離れでも存在していた京本が、突然この世界から消えてしまう喪失感は、心を半分もぎ取られたみたいでいたたまれない。藤野が外の世界に連れ出した自分のせいだと責めるけど、そうしないと息をすることさえままならない。悲しすぎるけどそれでも京本が昔描いた4コマ漫画を読んで、漫画の魅力を、自分が漫画が好きだということを、二人で歩んできたあの大切な日々を、思い起こさせてくれる。言葉や台詞はなくとも表情だけで心境の変化を表現して見せてくれる演出には本当に脱帽です。素晴らしすぎます。  藤野が小学生の時に描く4コマ漫画が、いかにも小学生が描きそうな漫画すぎてその内容がもう優勝です(笑)
[インターネット(邦画)] 7点(2024-12-02 17:18:05)
7.  THE FIRST SLAM DUNK 《ネタバレ》 
原作漫画は当時リアタイで読んでました。読んだのは当時のその時だけ。なので最終的にどう終わったかまではハッキリと覚えていなかったです。ただなんとなく全国大会のトーナメント中のとある試合で全力出し切って、次の試合でボロ負けをした、というのは覚えてはいたんですが、それが漫画原作の方だったのか、アニメ版の方だったのか記憶が曖昧になってしまっていました。で、劇場版を観る前にテレビ版をアマプラで見返してみました。すると!アニメ版はその全国大会に行く前で終わっていたことに気付きました。なのでこのファーストはテレビアニメの続きであり、原作漫画の最後の試合が描かれるていうことなんだとわかりました。  と、ここまでが本編を観る前の下準備。得てきた情報も予告編のみ。さあいざ出陣!  ん?おや?あれ?始まってしばらくしてこの映画ってひょっとして主人公はリョータ?そうなの?て困惑。でもまあこういったアプローチの仕方も別に否定はしない。新しいものを見せてくれなら。でもね、やっぱり自分の中にある「スラムダンク」て花道なわけで、青春スポーツコメディなんですよ。新しいものへの期待はそりゃああったけど、父が死んで次に兄が死んでって、昭和のお涙頂戴かよ!てなってしまって、自分が好きな「スラムダンク」とはなんか違う場所にある要素がいきなりなだれ込んで来ちゃったからもう大困惑ですわ。まあでもこの映画って脚本も監督も原作者である井上雄彦さんがやられているから、こんな「スラムダンク」も描きたかったってことなんですね。原作漫画やアニメのあの感じのままやっても意味ないと、そういうことなのかな。  これを投稿する前に他の方のレビューには目を通していないので皆さんにどう評価されているかは分からないけれど、勝手に想像すると半々か、賛成・肯定派の方が7割くらい多いかな。わからんけど。では自分はどうだったのか?見終わってみて思ったのは確かに昭和のお涙頂戴ではあったかもしれないけれど、それでも原作者の井上先生が描きたかった、見せたかった新しい「スラムダンク」はたしかにそこにあったし、主人公であるリョータも今まで見てきたリョータと何ら変わらず、さらに奥深さが増した。結果これはこれでアリてなりました。ただ100%の完全肯定ではないですが。  アニメ版を見終わってからそんなに間を開けずに鑑賞したから、どうしても声優の違いには違和感を感じずにはいられませんでしたね。これは仕方ないです。それと花道のあの独特のおバカなノリを、超キレイなアニメで見せられちゃうのも変な感じではありました。  とにかくあっちこっち、モブまでもずっと動いているからすっげえアニメだな~て感心しまくり。こういうのこそまさに映画!て思えますね。  メインとなる山王戦。前半はそうでもなかったけれど後半に入ってからの山王の圧倒的な強さが目立ち出し、湘北大ピンチ!な展開はやっぱり引き込まれちゃいますよね。結果は知っていても湘北頑張れ!て自然と応援しちゃってました。やっぱピンチからの追い上げは胸熱です!  全編CGで声優も変わっててシリアスな部分もあったけど、それでもなんだかんだで「スラムダンク」の正式な完結(たぶんw)をこうやって観れたことには素直に感謝しかないですし、主人公を変えちゃうという斬新さもスピンオフとして捉えれば別に問題はない。あと対戦相手の山王の沢北が神社でのお願い事に対して「敗北」がそれだったことのあの演出はこの映画の中で1番好きなシーンでした。てへ。  蛇足:花道の悪友たちが応援席でペットボトルをドンドン叩くアレ。アレって原作でも山王戦の時はやってなかったのか?アレ好きなんですよね。それだけw
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2024-11-27 21:59:37)
8.  ミステリと言う勿れ 《ネタバレ》 
原作は未読でテレビは全話観ています。めっちゃ好きなので劇場版には少なからず不安はありました。だって劇場版にした途端急にお金をかけて無駄に派手にしたり、ウケ狙い的な要素を詰め込んで本来の持ち味を台無しにしたり、今まで多くのヒットしたドラマの失敗した劇場版を観てきたから...。でもその不安は見事に吹き飛ばされました。これは傑作です!実に面白かった!遺産相続争いのまま話が進んでいくのかと思いきや、途中から全く違う展開になっていくからまんまとしてやられちゃいましたね。そして主人公整くんの観察力のすごさが相変わらず冴え渡っていて、それが伏線回収されていくのは毎度のことながら(;`Д´)<お゙お゙!お゙お゙!てなっちゃいます。ただ今回の真犯人の彼はあの登場人物の中でとても分かりやすい立ち位置にいたから、薄々彼じゃないかっていうのはバレバレでそこまで、(;`Д´)<お゙お゙!お゙お゙!とまではならなかったけど。  あと最後の石のプレゼント。正直あれはヒロインのだけで良かったんじゃないかと。他の兄弟の分は端折っても問題なかったかなって。  汐路役の原菜乃華ちゃん。なかなか良かったです。内に秘めた闇を隠して大げさに芝居をする芝居が、なんともいえず物悲しさに包まれていて、哀愁もあり健気さもあり、ヒロイン汐路そのものでした。ほんと、素晴らしかったです。  自分の才能に気付いて夢を諦めた汐路に、気付いたってことはそれは上達するチャンスなんですって整くん言ってたけど、そういう自分も色々な夢、才能ないからって全部諦めちゃってたからあの台詞はものすごく刺さりました。もっと早く整くんに出会えてたら...(^_^;)  最後に我路くんの所に1枚の写真が届くけれど、汐路ちゃんがマフラーを巻いていたのがニクかったですね(*⌒―⌒*)  なかなか良くできた脚本で素晴らしかったんですが、どうしても映画的な感じがしなくて、撮影、編集、照明、音楽、どれもみなテレビ感拭えないので、7点に近い6点ということで。はい。   原作は読んでいないのでわからないけれど最終的には整くんと我路くんの、最終決戦!になるのかな?ドラマにせよ映画にせよ、映像化希望です。はい。非常に観たいです。お願いします。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2024-11-27 13:34:14)
9.  すずめの戸締まり 《ネタバレ》 
映画公開から約2年。やっと観れた~。その間この映画に関する情報は予告編のみ。なので細かい内容や設定は全く知らず出来る限り真っ新な状態で観れた。観る前に思っていたのは、あの髪の長い青年は扉の向こう側から来た別世界の人間なのかと。でもごく普通...いや違うけどこっち側の人間だったんですね。そんな彼、草太に淡い恋心を抱きはじめるヒロイン鈴芽の心の変化の表現が、この監督のセンスの良さなのか、嫌味のないごく自然な感じでそうなっていくのが本当にお見事で、相手がただイケメンだからとかそういった感情だけでないところも憎めないです。  人々の記憶から消え始めてる廃墟から、天変地異を引き起こす災いが出てくるていう設定はとても良いと思った。そういった場所って負のオーラが溜まりそうだし、色んな場所にありそうだから。ただ御茶ノ水のあそこだけはなんか違うよな気がした。あそこってなに?  震災で母を失った少女が成長し、今度は震災を止めるための手助けをする。なるほど、そういうことなんですね。  ダイジンが実は空いてしまった扉に鈴芽たちを誘導していた、ていうことらしんだけど、じゃあ東京にあった要石は誰がどかしたんだろう?ちょっとそういう細かな所わからなすぎる...。その東京の要石がサダイジンでいいのかな?で、そのサダイジンはなんで叔母のたまきにとり憑いたようになって本音をぶちまけさせたの?でも最終的にはなんか味方みたいになってるし、もうその辺の整理が全然追いつけませんでした。  旅の途中で出会った人たちに帰りにまた会ってお礼をするシーンは好きですね。粋です。  焼きうどんにポテサラは真似しそう。自分はカレーライスにポテサラはたまにやります。  あと見終わって思ったのはこの作品の聖地巡礼って、大変そう~でしたw
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2024-11-25 21:45:20)
10.  劇場版 SPY×FAMILY CODE: White 《ネタバレ》 
「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」みたく映画だからの特別感は特に感じられず、まあまあいいところ、テレビスペシャル版の様相を醸し出している。端的に言えばつまらないわけではないけどこれを、映画、としていいものかは甚だ疑問です。  とにかくお互い正体がバレずに素性を隠し通すのが本作の面白さであり売りであって、テレビシリーズではそれが非常に丁寧にコミカルに描かれていた、がしかし!いくらなんでもアーニャが軍に連れ去られたからって戦闘機に普通に乗る、医者、なんておかしいし、飛行中の軍用飛行船にやってきたただの公務員もおかしすぎる。百歩譲ってヨルさんは天然キャラだからそれくらいのことでは怪しいとは思わないにしても、頭脳明晰なロイドに至ってはあのヨルさんの行動をスルーするのは不自然すぎます。劇場版だからと、派手に豪勢に大盤振る舞いした見返りが、まさかの本質を見失ってしまう結果になろうとは...脚本の段階で気付かなかったのかな?  それと女スパイの「とばり」とヨルはテレビシリーズで面識があるのに、特にめっちゃ変装しているわけでもない「とばり」を知らいない人としているのにはやや疑問符が残りました。  あとヨルさんの正装であるあの殺し屋スタイルがOPのみというのはファンとしては寂しすぎます。てか相手がいかにも弱そうなターゲットを始末する描写は一時殺しに対して疑問を抱いたヨルさんを知ってしまった側として、痛々しく見えちゃいますね。最後にサイボーグみたいなやつと戦うけれど、取ってつけたような敵すぎてなんの感情も湧いてきませんでした。炎でやられるっていうのもなんかつまらなすぎました。  大好きな作品ですがやはり「映画」としての点数はこうなります。
[ブルーレイ(邦画)] 4点(2024-11-24 07:26:02)
11.  十一人の賊軍 《ネタバレ》 
日本の時代劇ものでド派手なアクション時代劇ってなんか久々な気がして、鑑賞前はかなり期待しちゃってました。でもここに出てくる十一人は全員が剣術使いや格闘のプロっていうわけではないので、実際に中心になって戦うのは半分くらい。なのでやや物足りなさは感じられた。それとほんの小さな閉鎖空間での少人数同士の戦いなので、スケールの小ささは否めませんでした。  ただそれでも次々と起こるトラブルの数々で、グイグイと引き込まれ飽きることなく最後まで観れました。  主人公の山田孝之が、終始どっちつかずな行動をするから主人公としての吸引力の弱さを感じてしまった。それでも最後の最後に仲間のために命を掛けるシーンだけはグッときた。ただな~...やっぱり遅すぎたかな~...。もうちょっと主人公と同調できてたらだいぶ評価も変わってたかも。良くも悪くも普通な人だから、状況次第でコロコロと態度が変わってしまうのはリアリティあってそれはそれでいいんですけどね。でもやっぱり主人公なんだからもうちょっと物語の中心でしっかりと立ち振舞ってはほしかったかも。正直他の登場人物たちの方がキャラ立ってたし、印象にも残りやすかったな。  この戦いそのものがただの時間稼ぎにしかすぎないから、なんかもうその時点で切なすぎる。実話を元にとのことだけど、どこまでがフィクションなのか気になる~。てかこれが実話ネタだっていうのは鑑賞後に知ったんだけどね。でも劇中にやたらといつどこでの説明がなされるから、ん?もしかして!とはなったけど。で、案の定だった。賊軍の中でおバカと女性だけが生き残るラストは、複雑化していく現代社会でも処世術のお手本的な意味合いも込められてるのかな。でも俺はあのおバカが最後に阿部サダヲをやっちゃうのかと思ってましたよ。でもやらなかったから生き残ったわけですもんね。  千原せいじはまだいい。女好きな坊主に見えるから。でもナダルは見えないんですよ。官軍の将に。イジられ芸人にしか見えない。  とにかく官軍との戦いだけでなく味方との戦いもあるから、緊張感は半端なくってヒリヒリとした空気感は映画館でしか味わえないものだった。  官軍と手を組むことが分かったのになぜその時点で敵として同盟軍は何もせず、首謀者の阿部サダヲの切腹だけで済ませようとしたのか、あそこだけどうしても理解が追いつけなかったです。はい。  藩士ではなく道場主の彼が最後に、自分が十一人目の賊軍だ!てなったけどなんか昔見た「宇宙からのメッセージ」を思い出しちゃった。てかその時点で賊軍て十人しかいなかったんだ~...のほうが強かった。正直そこまで人数あまり気にしてなかったしw  まあでも、なんだかんだで面白かったです。はい。
[映画館(邦画)] 6点(2024-11-01 21:23:31)
12.  ミッドナイトスワン 《ネタバレ》 
映画を観るといつも途中で寝てしまうという知り合いが、最後まで寝ずに観れて感動しまくったと言っていたので鑑賞することに。てかこの作品が数々の賞を受賞してたって後で知りました。そんなすごい映画だっとのか。知らなかった自分が恥ずかしい。  で、結論から言って観て良かった。人生長く生きていると、自分の周りから近しい距離で起きていることにしか段々目がいかなくなってくるけれでど、この映画を観て、改めて世界には様々な人たちが生きて暮らしているんだと思い知らされました。トランスジェンダーの人たちの気持ちなんてたぶん一生分からないと思うけれど、それでも男の自分からすると、女性よりも女性らしいな~て思えます。でもこれはあくまでも男性が求める理想の女性像でしかないので、そのへんはご勘弁を。  全体的に台詞が少ないのも良かった。必要以上に説明しないからより作品に没入できるし感情を揺さぶられる。  凪沙と一果が一緒になって踊るシーンは胸が熱くなる。ほんと名シーン。  「お母さん」て言われた後の草彅くんが可愛いすぎたし、料理を作って嫌いな野菜も食べさせてる姿はマジでお母さんに見えた。  一果役の服部樹咲ちゃん。新人とは思えないくらい本当に素晴らしかった。どことなく蒼井優さんぽく見えた。  今度ハニージンジャーソテーでも作ろうかな(*⌒―⌒*)  良い映画をありがとう。
[インターネット(邦画)] 7点(2024-10-21 17:12:02)
13.  ドロステのはてで僕ら 《ネタバレ》 
「リバー流れないでよ」を観て、その流れで鑑賞しました。あ!流れてきちゃったw たしかにこちらの方がSFぽさはあるし、練り込まれた脚本はすごいとは思うけど、「リバー」の方が登場人物たちの人間味の豊富さがあったし、風情もあって映画としては良かったかな。にしてもよくまあこんな話、思いついたもんですね。もう途中から何が何だかで「プリデスティネーション」以来の頭グッチャグチャ状態になっちゃいました。そしてほぼ長回しの撮影にはもう敬意しかありません。ほんとすごい。  ノストラダムスはめっちゃわかる~...私もどうせ1999年に人類は滅びるんだ!て思ってたから、結構自由奔放な生き方をしてきて、そのせいで安定とはかけ離れた今に至ってしまってるんで...(^_^;)  話的には一応ハッピーエンドみたいになっているけれど、ちょっと待って!あの5階の怖い人たち、あの人たちは記憶残ったままだよね?あのタイムリープに直に関わってないし、だとしたらだよ、マスターたち報復にあっちゃうんじゃないの?それだけが気がかりで、とてもハッピーエンドなんて気楽に思えませんでした。はい。  まあでも、人には観てみて、と勧められる映画ではありますね。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-10-14 17:10:32)
14.  リバー、流れないでよ 《ネタバレ》 
タイムループものは数々あれど、田舎の小さな旅館を中心に限られた中でのループていうのが面白い。そのループをみんなが共有し記憶も引きずっているのも良かった。故に何が起きるのか?を本当に自然な感じで見せてくれる。特に主役である中居のミコトとその想い人とのやり取りはなんていうかもう青春!で、微笑ましくなる。逃避行ごっこも楽しそうでなにより。  それにしても長回しや日にちを変えての撮影と、本当によくまあやったもんだと感心しちゃいました。  煮詰まった作家がどうせ時間が戻るならと1度死んでみるあのシーン、たしかにそういう発想をするていう発想はなかなかのアイデアだった。  最後に登場したタイムマシーンのデザインが秀逸すぎる~・・・(*⌒―⌒*)  舞台になった旅館、京都の貴船「ふじや」はいつか訪ねてみたいですね。もちろんお守り買って川にお願い事も・・・(o^^o)
[インターネット(邦画)] 6点(2024-10-10 18:15:47)(良:1票)
15.  ファミリア 《ネタバレ》 
簡単な物語の詳細だけを読んで鑑賞したけれど、異国文化の交流を描いたハートフルな映画だと思ってたら、半グレやテロ組織まで出てきて暴力が当たり前のような映画でビックリしちゃいました。  半グレのリーダーはブラジル人に妻と娘を殺されて全てのブラジル人を憎むようになったけど、役所広司演じる神谷誠治は、息子と嫁を身代金目当ての多国籍テロ組織の犯行の犠牲となって帰らぬ人となってしまったが、誰かを恨むことはなかった。この映画がたぶん伝えたいメッセージはこれなんではないかと思えた。でももし自分が誠司や半グレのリーダーだったら誰かを恨まないなんて出来るのか、ちょっと自信ないかな。こわ!(^_^;) ただ主人公の誠司があまりにも人が良すぎるのは、ちょっと人間味が薄れてしまってる気もする。  誠司が半グレを襲って白状させるシーン。なんか和製「96時間」か「ランボー」かてなっちゃいました(笑)その後も一人一人襲うのか!てなっちゃいました。いや流石にそれしちゃったら全く別物になっちゃいますよね。  主人公の誠司が焼き物職人である設定が今一つな気もした。  マルコスが半グレのリーダーを殺そうとするけど、なんでわざわざ仲間が大勢いる場所を選ぶのかわからないし、ナイフを出すのも早いし遠すぎる。あそこのシーンはちょっと幼稚すぎたし、見せ方としてはあまり上手くなかった。わざとらしすぎた。  他の方もおっしゃられる通り、たしかに差別問題を扱う上での半グレやテロは過剰な演出で別世界の出来事みたいで身近には感じにくいかも知れない。ただ私はリアリティ路線も好きだけどこういった見せ方もエンタメとしてはアリだと思うので、別にそこに関しては特にはないです。単に面白かったか、感動したか、何かを感じ取れたか、作り手の想いは受け取れたか、などで作品を評価するようにしています。まあ人それぞれですから、はい。  ハートフルな映画ではなかったけれど、まあ観て損をしたとは感じなかったのでこの点数です。
[インターネット(邦画)] 5点(2024-09-26 18:08:53)
16.  大名倒産 《ネタバレ》 
まあいわゆる頭空っぽで観るお気楽ポテチムービーですね。特にこれといったものはなかったのですが、飽きずに最後まで観れたので及第点です。はい。  てかこの映画の監督さんが「ロストケア」の監督さんと後で知ってビックリ!! 同じ監督さんで毛色の全く違う作品を続けて鑑賞してしまうとは...それに松山ケンイチさんも全く真逆な役を...いや~なにも知らずに観るのってこういった驚きに出会えるから面白いですね。でも知って観るのもそれはそれでまた楽しいけど。  浅田次郎さんの原作の方はどんな感じなんだろう...ここまでマンガマンガしてないとは思うけど、ちょっと気にはなりました。  神木くんと花ちゃんのコンビはとても良い!ビジュアル的にもお似合いだし、まるで呼吸するかのような掛け合いは夫婦漫才みたいで見ていてほのぼのできる。  漁師なのになんで刀持ってるんだろ~...それも息子まで!←勝手に想像しちゃうと裏設定で、仮にも大名家の御子息だから何かあるといけないので守るため、で、息子も有事の際に剣術や読み書きなど習い事もさせていた...ていうことなのか? 知らんけどw  キャンプやリサイクルやシェアハウスなど、現代とリンクさせているのほ面白かった。  以上。
[インターネット(邦画)] 5点(2024-09-24 06:04:23)
17.  ロストケア 《ネタバレ》 
とても重たい内容ですが、テンポが良いので思いのほかサクサクと観ることができた。また、光と影やカメラアングル、カット割りなどが映画的な工夫がされていたのも良かった。主演の松山ケンイチさんは言うことなしだったが、長澤まさみさんが、こんな演技できるんだ!という驚きと感動があった。ただの客寄せパンダのアイドル女優ではないんだと、失礼ながらに思わせてくれた。  現代社会における介護問題を取り扱ってはいるけれど、社会的な視点寄りではなくあくまでも主要人物たちだけでの視点で物語がまとめられているので、そこに自分自身を投影させやすく問題と向き合いやすくなっているのは、この映画が単に問題提起だけではなく一歩その先を見据えて作られたというこでしょう。  斯波(しば)が役所へ行って生活保護の申請をするシーン。あなた働けますよね。介護をしなければならないから働けなくなってしまった斯波に対してあまりにも辛辣すぎる。でも実際にこれが現実なんでしょうね。ただちょっとだけ疑問に思ったのは、もう食べれなくなって云々と当時の状況を赤裸々に語ったけれど、その後の生活は一体どうしたんだろうかと...身寄りはないし働いてないから借金もできないはず...些細なことなんですけどね、こういった現実性のある問題作だからこそ隅々まで徹底してほしいかな。  この映画における問題提起に対する答えは三者三様で、斯波のパターンもあり大友のパターンもあり、救われたという遺族もいれば人殺しと叫ぶ遺族もいる。また、新しい人生をスタートさせた遺族(坂井真紀さん)は、人はお互い迷惑をかけ合うものと言う。それぞれがそれぞれの人生があり価値観がある。ただ私はやっぱり斯波の他者への関与は違うと思うし列記とした殺人なので、そこだけは同意できない。もし自分がこの映画の中の悪戦苦闘する身内を介護する者だったとしても、他人である斯波に命の選択はさせたくないし、殺されたら怒りもします。そこだけはブレない自信はあります。  大友が父親を見殺しにしてしまった件が出てくるが、画面の中に大量の処方薬が出てくるだけで死因がなんだったのかがわからないし、そこまで重体な状態だったとしたら病院側の対応に疑問を感じてしまう。そして死にそうなほどの病状ならば娘である大友がそれを知らないのもおかしいし、知っていてそれを放っておくというのもあまりにもちょっと脚本的に無理があるようには思えてしまった。ラストで明かされる衝撃の事実としては少し狙いすぎた感も...。  色んな登場人物が出てくるがもっと印象的だったのは峯村リエさん演じる介護士の猪口。酒の席で身内による介護者の殺害話をしたり、取り調べでもっと話したいとアピールしたりと飄々としているように見えるが、その実後輩が取り乱したらしっかりと受け止めたり、介護者たちの限界を見極めたりと、しっかりと物事を捉えている。捉えているけれどそれを表には出さずにいるのは、それをしてしまうととてもではないが精神がもたないからかでは...と、一番この作品の中でうまく立ち回っていたなと思いました。猪口ののような器用さが介護には必要なのかもしれませんね。  良い映画でした。ありがとうございました。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-09-23 05:10:47)(良:1票)
18.  BLUE GIANT 《ネタバレ》 
評判が良くてもジャズに対して苦手意識があるからたぶん観ないだろうと思っていたけど、なぜか気が向いたので鑑賞することに。感想を述べる前にまず先に述べた、苦手意識、という私自身が「ジャズ」に対して抱いてきた想いを語らせてもらいます。なぜ苦手なのかと言いますと、どことなく敷居が高くておいそれとその世界に入って行きにくい、というのが本音です。敷居が高いというと他に「クラッシク」も挙げられるかと思いますが、まだクラッシクは日常生活に溶け込んでいますし、学校の授業などでも馴染みがある分多少なりとも入りやすさはあるかなと。ただ「ジャズ」は自らが率先して動かないとなかなか出会う機会は限られてくる。ゆえに「通」な人たちの場がジャズなんだと思っていました。生演奏の実態権はないけれど、CDや映画、CMなどで聴いたことはあるくらいで、それでもやっぱり良さは分からなかったし、たぶん自分とは相性が合わないジャンルだと思えた。そこから音楽にそこまでストイックでない私には、苦手、という固定概念が根付いてしまいました。  ではここから映画の感想を。まず悪くはなかった。たしかに良い映画だったとは思う。ただなんていうか目標であった「月」があまりにも早々と達成してしまうから、そこに至るまでの感動はちょっと薄味でした。交通事故にあって満身創痍で舞台に立つ姿も、いかにもな演出であまり泣けない。良かった点としては、着飾っていたピアノの彼が真意を突かれたことで剥き出しの演奏を開花させるシーンと、その彼が邪険にしたファンに謝ってサインを渡すシーン。素人同然のドラムの彼が、ずっと見守って成長を見届けてきたファンのおじさんと対面するシーン。人としての成長や温かく見守る優しさがとても心地よかったです。て、どっちも主人公のシーンじゃないんですけど。まあね、だって主人公くん、ハイスペックすぎるから、平凡な感動とは次元の違う場所にいるんですよね。感動はするけどそれは、ブルース・リーやマイケル・ジャクソンを初めて見た時のような、そんな感動...かな。ちょっと言いすぎかも。ただ人一倍努力はしているのは伝わりますし、熱量の半端なさも伝わってきました。ただ先にも述べたように私自身がジャズに対して苦手意識があるせいか、彼の演奏の凄さがよくわからず、ダイナミックなアニメーションの表現でなんとか追いつけていけているレベルなんです。これ、アニメじゃなくて実写だったらもっと置いてけぼりになってたかも...。  アニメ映画として非常に挑戦的で意欲的な作品であるし、ジャズに多少なりとも興味を抱かせるにはとっつきやすさもあって良いとは思う。 ただもう少し紆余曲折な展開があってもよかったかな。はい。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-09-09 16:38:50)
19.  もしも徳川家康が総理大臣になったら 《ネタバレ》 
原作は未読。  この映画を見終わって真っ先に思ったのは、時間が足りなすぎる!これだけ一癖も二癖もある偉人たちが現代で内閣を務めるんだから、各キャラのエピソードをもっと見てみたくなっちゃいます。そしてそれぞれの点が最終的には一つの線となって大大円を迎える...みたいな、そんな連続モノの方が話の幅も広がって、各キャラの魅力も掘り下げられたかも。  私はそこまで歴史に詳しくはないけど、徳川家康、という人物像は鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギスで詠われるような、忍耐強く攻めのイメージがあまりないので、この映画で主役のはずの家康が始まってしばらくその存在が薄いのはやっぱり仕方ないことなのかな~と、これまた見終わってそう思った。なのでどうしても信長や秀吉のようなイケイケな偉人の方が、エンタメ的には表立って目立つこととなる結果に。  ボクそんなに暴れてないのに暴れん坊ってなに?とか、ぜよはぜよ、とか、徳川滅ぼしたの彼です、とか、始まって最初の頃は笑える箇所もあって、これはひょっとしたら上質なコメディな予感かー!となったが、段々とシリアス路線へとシフト変更していき、結果的に最後は国民の皆さんもっと自分の国のことを思い政治(まつりごと)に興味関心を持ちましょう、と訴えかけるわけだけども、まあね、政治の世界を茶化したままで終わらせたら、家康、という存在は必要だったのか?てなるし、日本人特有のそこになんらかのメッセージやテーマを入れたくなる、ていうのもうなずけはする。  ただな~、たしかにそのテーマやメッセージは昨今言われ続けてきてたものだし、共感できる人たちもたくさんいるかも知れない。いるかもしれないけれどそれでもやっぱりもうちょっと変化球を見たかった自分もいる。ただやっぱりその変化球で見せるには時間が足りなすぎるのもまた事実。限られた時間の中で落としどころをつけるにはやっぱりあれが最良だったのかも...。  それとやっぱり、AI,じゃなくってご本人たちが現代に蘇って、ていうパターンの方で見てみたいのもある。。まあそれこそ時間がいくらあっても足りなくなっちゃうかもですけど(笑)
[映画館(邦画)] 5点(2024-07-28 22:48:46)
20.  あの頃。 《ネタバレ》 
元々がハロヲタだったので、そんな自分にどれだけ刺さってくれるのか、そんな期待をして鑑賞したのですが、なんていうかそこまでハロ!ていうわけでもなく、むしろよくこんな人たちのこんな素人丸出しのライブとかを見に来る人たちがいるもんだな~ていうのもあったし、無職なおじさんたちなのによくお金あるな~とか、なんか好き勝手やって生きていすぎて生活をやりくりしてヲタ活していた自分からすると、もう異様な世界でした。まあフィクションだしエンタメなんだしそこまでリアリティにこだわる必要はないかもしれないけど、何でもかんでも馬鹿やって喧嘩して最後は笑って済ませちゃうのはさすがに淡白すぎた感はある。  まあそれでも彼らの何をしでかすかわからないあやふやさを演じきった役者さんたちはお見事でした。良い演技でした。
[インターネット(邦画)] 5点(2024-07-18 21:41:33)
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